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ヒャッ 真夏のビジネス怪談

とてつもない酷暑だが、
みんな体調は大丈夫だろうか。

熱中症になってしまったら起業準備どころではない。
どうかくれぐれも体調には気をつけて過ごしてほしい。

さて、今回はタイトルにある通り、
この暑さの中ですこしだけヒヤッとする
ザ・『真夏のビジネス怪談』をお届けしたい。

もちろん、怪談といっても、一般にいう怖い話ではない。

起業やビジネスに関する、先輩起業家たちが体験した、
ヒヤッとする様なトラブル事例を2つ再編してみたんだ。

どちらも1分程度で読めてしまう内容だから、
今後の起業やビジネスのご参考に、是非読んでみてほしい。

※そして、最後の≪おまけ≫ではマモルが実際に体験した、本当に怖かったお話もご紹介している。
よかったらそちらも読んでみてほしい。。

真夏のビジネス怪談 その①「恐怖!~完全ぼったくりのコンサルタント」

地方都市で飲食店を経営する先輩起業家の話だ。

創業時、紹介を受けたコンサルタントの方に
銀行からの資金調達サポートを持ちかけられて、
「成功報酬は調達額の20パーセントです」※と言われました。

相場を知らず、「高いけど、そういうものかな」と思ってましたが、
正式な契約前に知人の経営者とたまたまランチをする機会があり
気になって聞いたところ「高すぎる!すぐ断れ!」と怒られ、
あわててその場から電話して断ったことがありました。

あとで自分で調べてみると、
銀行からの資金調達支援の報酬相場は、調達額の数パーセント。
知らなかったとは言え、とんでもないぼったくりに遭うところでした。

事前にきちんと調べず、人任せにした自分が悪いのですが、
相手は国家資格をお持ちの士業の先生で、HPもきちんとしていました。
そんな立派な方が、法外な手数料を請求するようなことがあるのだと、
背筋が寒くなる思いでした。

たとえ面倒に感じても、お金のことはきちんと自分で調べる、
ダブルチェック、トリプルチェックをするのが鉄則ですね。

飲食店経営A氏

マモル注:銀行からの資金調達支援の報酬相場は調達額の数%だが、
補助金や助成金等の申請・手続支援等は、支援の内容によって異なり、
5-15%がおおよその報酬相場となっている。

真夏のビジネス怪談 その②「震撼!~お金を払わないまま逆ギレする取引先」

遠方の中小企業から発注を受け、50万円分の商品を納品しました。
前払い分の25万円はすぐに振り込まれましたが、残り25万円が振込まれない。

納品後いつまで経っても振込まれず、仕方がないので督促の電話を掛けました。相手方は、はじめこそ謝罪して「すぐに振込みます!」と言っていたのですが、何度か電話を掛ける内に電話口で激昂して逆ギレするようになり、しまいには

「半分払ったんだからいいだろ!」
「あまりしつこいと着信拒否にするぞ!」

とこちらが怒鳴られる始末でした。

もちろん、納品した製品には何ら異常はありません。
訴訟を考えましたが、25万円のために訴訟する労力を考えるとバカバカしくなり結局、泣き寝入りです。

いま思えば相手は確信犯でした。新しい遠方の取引先から引き合いを受けた時にはHP等をきちんと調査することが大切ですが、この時は繁忙期で手が回りませんでした。

これから起業する方に私の失敗談が、少しでもお役に立てばうれしいです。

小売業経営者B氏


・・恐縮ながら「ビジネス怪談」としてご紹介させて頂いたが、
こうした失敗談もまた値千金の貴重なアドバイスだよな。

起業のご相談については、最寄りの公的支援機関窓口であれば
何度でも無料だ。オレたち中小機構でも、以下の窓口を運営している。

【ご参考】よろず支援拠点
https://yorozu.smrj.go.jp/base/

事業計画やお金のことなど、もし必要性を感じたら、
創業前にこうした窓口で不明点を確認しながら準備を進めていくのも手だ。

≪おまけ≫


・・オレは怖い話が苦手だが、
もうずいぶん長くこの業界にいるため、事業者の方から以下のようなご相談を受けたこともある。

・深夜残業していると、オフィスのドアが勝手に開くことがある
・誰もいないオフィスビルのお手洗いからときどき声が聞こえる

いずれも実話だ。
こ、これはきっと空調が原因だ、そうに決まってる!
そう思ったオレたちは、ビルの管理会社の方に相談した。
しかし、結果は
「念のため調査しましたが、空調等に異常はありません」
とのことだった。。(ブルブル)

みんなの起業、応援しているぜ!

おわり。