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【デッキ紹介:ALL FOR THUNDERS】イカレた虎を手懐ける方法【サンダースGX】

自己紹介

はじめまして、チームやぶれかぶれ所属のきひと申します。
普段はメンタリストKIHIと名乗りふざけた記事を書いています。
ポケモンカードが与える幸福度について
ポケカ心理学から考えるオーロット&ヨノワールの対策
ポケカ心理学から考えるリセットスタンプの最適なタイミング
ポケカ心理学をもとにサプライから考える人間的価値

目立った経歴はありませんが今回は

サンダースGXデッキ

について記事にさせていただきます。

ふざけてもない純粋なデッキ紹介になりますので、読み辛いかとは思いますがチラ裏程度に読んでいただければと思います。デッキ紹介はすべて無料で読めますのでお気軽に。

源流

時は遡りフルメタルウォール発売時期、私はサンダースGXに着目したあるデッキを考察しておりました。それがこちら

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チーム内では「ENDEAVOR」と呼んでおります。

サンダースGXを中核とし、ブルーの探索やデンジで各種必要パーツを集めUB起動のタイミングでワンパンを狙うデッキです。

トレリやジムバトルで使用しましたが「弱くもないが強くもない」というマッチングアプリでいうところの出会えるブスくらいのアーキタイプが完成してしまいました。

そして時は現代に戻ります。タッグオールスターズ発売を機にサンダースGXが大幅に強化されました。その理由となったカードがこちら。

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「サンダース」特性 スピードエール
このポケモンがいるかぎり、自分の場の「イーブイ」から進化する「ポケモンGX」が使うワザに必要なエネルギーは、それぞれ無色エネルギー1個ぶん少なくなる。

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「ブースター」特性 パワーエール
このポケモンがいるかぎり、自分の場の「イーブイ」から進化する「ポケモンGX」が使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは「+30」される。

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「シャワーズ」特性 バイタルエール
このポケモンがいるかぎり、自分の場の「イーブイ」から進化する「ポケモンGX」全員の最大HPは、それぞれ「60」大きくなる。

この3匹の子虎を並べることにより、サンダースGXはHP260雷1エネ140打点のイカレタ性能を手にすることができるのです。

この3匹の登場によりサンダースGXの性能を最大限に活かす、新たなENDEAVORが完成しました。

邂逅

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デッキ内の全てのカードが、サンダースGXが猛り狂うための血となり肉となる。そういった意味を込め、「ALL FOR THUNDERS」と人々は呼ぶことになります。(命名:パシャ)

各カードの採用理由について記載していきます。

サンダースGX 2枚
戦いの火蓋が切って落とされた瞬間から現れる進化ポケモン。アイシールド21でいうところの小早川セナ
書いてあることが全て強い。
エレキバレット30-30
ヘッドボルト110
という数字が絶妙でブースターやエレパ込みのヘッドボルト+エレキバレットでテテフが、バフ込みヘッドボルト2回で3神が、エレキバレット+バフ込みエレキバレットでマーイーカとカラマネロが2体、などダメージの割振り方が無限に存在する。
30-60-90-110-140-150-170-180-200-210-220…と1匹だけでここまで数字を刻めるポケモンはこと日本において存在しない。
ブースターとエレキパワーを駆使して無駄なくサイドを取り切るのがこのデッキの基本の動きになります。

サンダース
ブースター
シャワーズ 各種1枚
サイド落ちの心配をケアしてシャワーズのみ複数枚採用なども考えたが、相手によって立てたいブイズも違えば、サイドに落ちてもプランはあまり変わらないので増やすことはなく1枚の採用。
カードパワーとしては
シャワーズ>サンダース>ブースター
だと考えているが、相手によるのでその限りではない。
3種のうち唯一サンダースのみ攻撃することができ、バフ無しのケルディオの攻撃をダンベルで耐えながらエレキパワーで2パンや、フーパに対して攻撃することもできる。使う場面は少なくない。

イーブイ(エナジー進化) 4枚
サンダースGXが後1から殴れるのは幼い頃からの殺意のおかげ。他のイーブイの採用も考えたが(しっぽにとまれ、みちびく)、他のイーブイにできることは他のカードで代役が効くが、エナジー進化は代役が存在しないため迷わず4枚採用。

メタモン♢ 1枚
この枠はイーブイGXとの2択である。
どちらも長所と短所がはっきりしており、どちらを採用しても納得がいくが、「イーブイGXは無人発電所で進化できなくなる」という1点が採用を決める要因となった。正直どっちでもいい。総合的な勝率は変わらないと考えている。

ジラーチ 2枚
デッキによって存在価値が変わってくるが、このデッキにおいては「終盤のスタンプケア」のために採用した。もちろんジラーチスタートしたら口角が上がり声色も変わる。スタンプ前に2体立てたいので2枚で十分の枚数。

カプ・テテフGX 1枚
序盤に手札が振るわない場合にウツギorリーリエを持ってくる、または〆のグズマをアテンドする要員。試合を通して使わない場合もあるし、タンカで拾って2回使う場合もある。エナジードライブは基本的には使わないが候補の一つではある。スタートしたくないので1枚。

マーシャドー(やぶれかぶれ) 1枚
序盤にテテフを使わないのであれば使いたいカード。サンダースGXとブイズさえ立ってしまえば盤面はほとんど完成するので何もできないほどに事故ることはほぼない。しかしデッキの構築上「○○を拾いにいくために使う」と言った場面はほとんどない。デッキの中にいてもトラッシュにいてもデンジから引っ張ってこれるので出演回数は多い。水曜日のダウンタウンで言うところのたむらけんじ。

カプ・コケコ♢ 1枚
カプ・コケコGX 1枚
フィニッシャー兼 谷村新司
如何にしてカプサンダーGXを通すかで試合の展開が変わってくる。カプ・コケコGXをプレイする時は脳内でサライが流れている時。スタートしたら敗北と言っても過言ではないので1枚採用。切り札という言葉がしっくりくる。

グッズ
ハイパーボール 2枚
ネストボール 4枚
ポケモン通信 2枚
試合を通して使いたいネストが4、試合序盤に手札に来たサンダースGXを戻しながらイーブイを持ってくる通信2、試合後半に不要札を切りながらコケコGXを持ってくるためのハイボ2
通信を4にした構築も組んだのですが、その場合はエモンガが必要だったエモ

エレキパワー 4枚
最強のカードだが事故を誘発する恐ろしいカード
エレキパワーで勝ちを掴む試合は多いが、エレキパワーで事故って負ける試合も多く存在する。細かい使い方は後述。

まんたんのくすり 2枚
HPがバフされたサンダースGXならほとんどの攻撃を1発は耐えるので、デンジ1枚でなかったことにできるカード。エネがトラッシュされても再度1エネ起動ができるのでとにかく相性がいい。
しかし相手との噛み合い次第では使わない試合も存在するので序盤に切ることも多々ある。2パン相手に薬2回とスピードランGXで3回ターンをもらえると考え、非GXに絶対に勝ちたいので2枚の採用。エレキパワーと同じで初手に来ると腐るので、早めのパプロンというよりは痛くなったら直ぐセデスといったところ。

レスキュータンカ 2枚
3枚目のサンダースGX、ジラーチ
2枚目のブイズ
5枚目のイーブイ
といったように状況に応じて使い方は変わってくる。テテフやマーシャドーを拾って使うこともあるので無駄にはきれないカード。
タンカでデッキに戻しながらエナジー進化する動きがかなり多い。

あなぬけのヒモ 2枚
イカレタ虎を捕まえる縄として採用
いれかえではなくヒモなのはカラマネロ系統相手にこのカードとエレキバレットだけでイカが入れ食い状態になるから。
序盤にヒモ、エレキバレット、エレキパワーを絡めて進化デッキの60ラインをテンポ良く倒していけるのはサンダースGXでしかできない芸当である。

ムキムキダンベル 2枚
エスケープボード 2枚
ぼうけんのカバン 1枚
ダンベルはこだわりメットとの2択だが、フレアストライクを耐えれる点、非GXサンダースがケルディオGXのソニックエッジを耐えれるようになる点がダンベルの強さ。環境に150打点のタッグがあふれた場合のみメットの採用を考えても良い。
エスケープボードはジラーチに1回確実に付けれればいいので2枚の採用。
現物よりもカバンを優先しているのはデンジ1枚で2枚持ってこれる確定サーチ手段があるから。

リセットスタンプ 1枚
2枚採用してもいいがこれ以上初手で腐るカードを増やしたくない点と、デンジで確定サーチできる以上必ず打ちたい場面で打てるため最低枚数。ポケモン通信を使いやすくするためにスタンプをやぶれかぶれにした構築も試してみたが、やはりスピードラン+スタンプで返せる試合も多いため抜くことができなかった。

グレートキャッチャー 1枚
グズマの3枚目を入れ替えたイメージ。デンジが採用されている以上グズマより触りやすい。カウンターキャッチャーはサイドを先行していくデッキなので相性が悪かった。

サポート
デンジ 4枚
このデッキのプレイングマネージャーでアローラ出身
常に最前線に立ちながらイカレタ虎を調教している。試合を通して使うカードのためハイボのコストには決して切ってはいけない。
初手にリーリエとデンジがある場合どちらを使うか迷ってるうちはまだ三流。私はかなり迷う。

リーリエ 4枚
エレキパワーを抱え込む都合上手札リフレッシュより優先したいドローソース
エリカでもいいのだが、何度も言うように初手で腐るカードを極端に嫌うため現状は4枚採用。

グズマ 2枚
3枚投入していたがグレキャに変えたので2枚になった。あなぬけの紐を入れないのであれば3枚採用したい。
サンダースは前を倒さずに後ろにダメカンを乗せる動きも取れるので、引きずり出すと言うよりは後ろに下げる使い方をすることが多い。その場合はヒモでいいので2枚で十分足りる。
サイドレースの観点ではGXに対してはグズマ2+グレキャ1で6枚サイドを取り切ることができ、TAGは2回でいいので必要最低限の採用といったところ。

ウツギ博士のレクチャー 1枚
初手に手札に切れるカードがなく、イーブイの展開が望めない場合のみワンダータッチで持ってくる。
基本はある程度手札を消費できるのでワンダータッチするにもリーリエで良いのだが、進化デッキである以上必要な場面は少なくない。抜いてもいいカードではあるが安定感を増すために採用している。

シロナ 1枚
5枚目のリーリエ
かつ、2枚目のウツギ
ウツギがサイド落ちしている場合にワンダータッチで持ってくることがある。ウツギ2枚は腐ってしまうのでシロナで落ち着いた。5枚目のリーリエとしてならエリカでも良い。

スタジアム
サンダーマウンテン♢
このデッキにおいてはフィニッシュ盤面で使うと言うよりは後1で110点出すために使いたい。カプサンダーを走らせる状況では場にエネルギーが用意できていることが多く、無人発電所を割るために使うことがほとんど。
しかし他のスタジアムを採用していないため、悪や妖に対してはスタジアムを割るために取っておきたい。
他のスタジアムと共にスタジアムナビを採用することも案にはあるが、採用したいスタジアムが存在しないのがネックである。

雷エネルギー 6枚
最小限まで突き詰めた結果であり、これ以下では回らない。増やせるのであれば増やしたい。デンジと足して10枚なので、先2までに手札に1枚あれば動けないことはない。
現物6枚+センジンノマイ+サンダーマウンテンで系9回ヘッドボルトを使うことができるのでエネを割ってくるLOに対しては十分すぎる枚数

vs環境デッキ

環境デッキとの有利不利について記載いたします。

レシリザ
先行5割 後攻3割
え!?今の環境でレシリザに不利とるの!?と言われたらそこまでなのですが、サンダースの耐久だと3エネダブルブレイズで気絶してしまうこと。シャワーズを立ててもハチマキフレアストライクで260に届いてしまい、さらにダンベルをつけても6エネダブルブレイズで気絶してしまいます。
先行カキに対してカプサンダーGXで捲ることが唯一の勝ち筋なのでどれだけそれを通せるかの戦いになります。

M2M
先行6割 後攻4割
え!?今の環境でM2Mに勝てないの!?とまた煽り散らかされてしまうかもしれませんがレシリザに加えて各種リザードンGXをコピーされることで耐久できないため、基本的には不利です。
また、オルタージェネシスGXをかましてくるタイプのM2Mに対してはサンダースGXを無視してベンチを倒す動きで簡単にサイドを取られてしまいます。

上記2デッキに対しては
カプサンダーGXでTAGを
サンダースGXでテテフ/デデンネ+ジラーチ等
といった3-2-1のサイドプランでの勝利を目指すことになります。

ピカゼク
先行7割 後攻5割
ピカゼクを2パンできる点や、フルドライブでエネが加速されるのでカプサンダーGXが通りやすいため有利と考えています。
この対面ではシャワーズを立てるのを最優先し、エレキパワー2枚のフルドライブでサンダースGXが飛ばされないように立ち回る必要があります。

ズガアゴ
先行7割 後攻6割
ビーストリングを警戒しなければいけない対面ですが、エレキバレットをうまく使うことでサイドを同時取り。1-4-1のプランを取ることができます。
テテフにヘッドボルト140を乗せ、エレキパワーエレキバレットでベベノムやアーゴヨンを倒すプランです。
また、シャワーズを立てることでびっくりヘッドの要求枚数が6枚になるので有利に立ち回れます。

3神(ケルディオ/カメポチャ)
先行7割 後攻6割
オルタージェネシスGX後のアルティメットレイの最大打点が210なので、まんたんの薬を通すことができればそのまま殴り勝つことができます。
もし展開が遅れてしまった場合でもカプサンダーGXで捲ることができるので基本的には有利マッチです。
ケルディオGXで戦ってきた場合はダンベルをサンダースにつけて先に殴り始めることでエネルギー効率の良いこちらに分があります。

ギラマネロ系統
先行9割 後攻8.5割
先行で始まれば先2でマーイーカ1体、先3でマーイーカを2枚エレキバレットで倒すことができるので基本的には負けません。
後攻でもエレキパワーエレキバレットでサイドを先行でき、さらにギラティナとの殴り合いではまんたんの薬が活躍するのでサイドレースで負けることはありません。
注意しなければいけないのはウルトラネクロズマGXなのですが、300のサンダースを飛ばすためにビーストリングを使うのに対し、こちらはブースターとエレキパワー2枚や、カプサンダーGXでサイドをとってしまえばイカが育ってない以上追いつけなくなります。滅亡の光をケアするためにジラーチにまんたんの薬を使う場合もあります。シャワーズよりもブースターを優先したいマッチアップです。

他の環境デッキについて質問がありましたらTwitterにてご連絡いただければ、時間を見つけて回答致します。(@kihi_pkmn)

以上がサンダースGXデッキの紹介になります。


採用を見送ったカード

サンダー
レシリザやM2Mに対してサンダースGXで殴る前にサンダーで1パン入れておくことで1-2-2-2のサイドプランを取らせるようにするために採用を考えたが、ベンチを入れ替えてサンダーで殴るのが案外難しく採用を見送った。

しまめぐりのあかし
ダンベルをつけても耐久できない相手に対して耐久とは逆の考えで採用を考えた。雑にテテフに貼ることもできるので相性はかなり良いが、どうせいれるならそもそもの構築を耐久ではなくしまめぐりに寄せた方が強いと考え、構築が追いつかず耐久型で着地した。しまめぐりを採用する場合はサンダースGXの枚数や、イーブイGXの採用まで考えなければいけない。

おわりに

シティリーグに向けてこのデッキを煮詰めていくなかで参加した自主大会やジムバトルでは大きく勝ち越すことができました。参加者80人超えのポケカメモ杯では5-2で10位。オポネントで決勝トーナメントには上がれませんでしたが十分な結果が得られました。

あと1ヶ月ほどでレギュレーションが変わり、エナジー進化のイーブイはスタン落ちしてしまいます。デッキに悩んでいる方がもしいたら、1ヶ月遊ぶには十分楽しめるデッキだと思いますのでぜひ組んでみてください。

投げ銭形式にしておりますが、有料部分にシティーリーグでの結果を記載しておきます。ここまで読んでいただきありがとうございました。これからもチームやぶれかぶれをよろしくお願い致します。

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