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【第22回】「からだが喜ぶ心地良さ」につながる素材について。

紀北町のガーシーこと、地域おこし協力隊の東谷です。
自己紹介インタビュー記事はこちらから

前回の第21回から約1ヶ月が経ってしまいました。。。10月はあっという間に終わってしまいました。その間に季節も秋めいて寒くなってきたと思ったら、この三連休は夏日になるなど、とても暖かい日が続きました。着る服の選択がとても難しかったです。

さて前回は、衣食住の「住」について、快適な「住」のためには、やはり素材からかなぁと、そして、「住」の素材にも関心を持ちましょうというお話しをしました。

今回は「住」の素材について、具体的にどんな素材が「からだが喜ぶ心地良さ」につながるかをお話をしたいと思います。語りだすと長いので、要点だけを少しだけ。。。

前回、皆さんに考えてみてくださいと言いましたが、さて、皆さん、何だと思いますか?少し建築に関心のある方はご存知と思いますが、一般的に言われていることと、私の主観も入れてその素材を選びますね。

簡単に言ってしまうと、自然素材です。

自然素材って何?ですよね。自然の素材、つまりは加工しない素材そのものということです。木、石、土、草などがそれにあたります。自然に存在するものすべてがよいとは限りませんが、住宅においては昔から使っている素材が良いと思います。

昔から日本家屋で使われている自然素材と言えば、神社仏閣や古民家を想像するとわかりやすいでしょうか。柱や梁、床や天井、壁など様々なところに使われている木、白い壁の漆喰(しっくい)壁の中は土や竹、土間といえば土、草の屋根のわら葺き、玄関の床や壁、浴室などで使われている石などが自然素材と言われる素材です。

木でも接着剤などを使ってできた集成材やハギ材、MDFや合板などは、木の持つ素材の良さが半減またはほとんどありません。なので、できれば使いたくない素材になります。

漆喰も同じく、純粋な漆喰は今、意外と少ないです。混ぜ物(接着剤など固めるためのものなど)が入っている場合があるので、ホームセンターなどで購入する時は、成分表を確認してくださいね。混ぜ物があると、本来の漆喰の良さがなくなってしまいますので。特に室内で使う漆喰は純粋なものを使いたいものです。

近代化が進み、技術が進歩していくと、様々な発明や発見が出てきます。すべて自然環境によいものであったり、人にやさしいものであったりすれば良いと思うのですが、現実をみるとそうでもありません。結局は自分にかえってくると思うのですが、企業が利益優先、効率優先などでつくられるものも少なくありません。

その点、昔から使われているものは、自然な素材が多く、人に与える悪影響はあまりないものがほとんどです。先人の知恵ではありませんが、先人たちが取捨選択をして残ってきた素材なので。そう考えるとこの100年を考えても地球や人の歴史からすると、ほんのわずかの時間でしかありません。発明されたものの検証すらまともに出来ていないが現状です。

建築業界も同じです。
ここではあまり多くを語りませんが、生活や暮らしを豊かにするはずの家(住宅)が病気になってしまう家になるなんて、そこに住む人は想像もしていないと思います。適切な知識を得て、適切な予算で計画をして、空き家を利活用したり、新築で家を建てたりしたいものです。

自然素材については、空き家利活用で時々出てくると思います。またその際に触れていきたいと思います。

今日はここまで。
最後にタイトル画像、きれいでしょ?加工、編集は一切していないんです。風がなく穏やかな日の銚子川河口付近の写真です。撮影してみて私もびっくりしました。こんな感じで水中も撮れるんや!と。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、空き家対策の第一歩につながるか!?のような話?をしたいと思います。


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