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【家庭・社会・学び】とっさのリアクションが相手の心を傷つける

こんにちは。
きーちです。

自分の想定と違うことをされたとき、とっさに反応してしまうことってありますよね。


4歳の娘が絵の具を使っていました。
保育園では何度かやったことがありましたが、家では初めての絵の具でした。

気を付けるべきことをいろいろ聞いた後、夕食も食べず、風呂も入らずにもくもくと3時間絵の具に没頭していました。

それがすべて終わり、片付けの時にそれは発生しました。

水で洗った後に台所の手拭きタオルで筆を拭き、水色がタオルについてしまったのです。

私はとっさに「あー!」と言ってしまいました。

娘はすぐに顔が強張って固まり、泣き出して「漏れちゃいそう…。」とつぶやきました。

すぐにトイレに連れていき、漏らすことはありませんでした。

トイレに座っている娘は、大粒の涙を流していました。

私はすぐにわかりました。

私のリアクションが娘の心を傷つけたことを。

娘の言い分はおそらくこうです。

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筆をきれいに洗って、水が床に落ちないようにタオルで拭いた。
それなのに、お父さんは私がやったことを悪いことをしたような反応をした。
やっちゃいけないことだと聞いていないのに。
どうして怒るの?
私は知ってたら絶対にやらないのに。
なんで教えてくれてないのに、そのことで怒るの?

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私は娘に伝えました。

「ごめんね。お父さんの反応が嫌だったんだよね。
 あと、やってはだめだと知らなかったのに、それをやって怒られたのが納得いかなかったんだよね。」

それを聞いて、涙を拭きながら娘はコクッとうなずきました。


大人もそうですが、理不尽なことで怒られるのは本当に嫌なものです。
『知らないでやってしまって怒られる』というのは、その最たるものです。

そして、それは新しい環境に入った人によく起こります。
学校や職場で、こういう人いませんでしたか。

「なんでそんなことするの?そんなことも知らないの?」

新しい人はそんなことは知りません。

「いや、そんなこと知らないし。」

そう思って嫌な気持ちなるのは当然です。

自分たちが運用しているルールと異なることをすると、どうしてもとっさに反応しがちです。

でも、その反応が、新しい人を傷つけます。

以心伝心で済ませてしまいがちな日本人の特性も影響しているのかもしれませんが、言葉にしないと伝わりません。

自分が率いる立場であればあるほど、知らない人に対する想定外発生時の反応には気をつけたいものです。

ちなみに、娘には台所のタオルで絵の具を使った筆を拭かないでほしいことを伝えたらしっかり理解してくれました。

ルールを守ってほしければ、しっかりと相手が理解できるようにルールを伝える。

社会でも、家庭でも気をつけたいものです。

今日は、私のリアクションで泣いてしまった娘から感じた、とっさのリアクションの影響力や恐ろしさについて書きました。

それではまた。
きーち

妻・娘・息子と4人でディズニーランドに行く軍資金にします。 その折は、我が家レポートで報告いたします。 よろしくお願いいたします!