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【我が家レポート】型にとらわれない料理

こんにちは。
きーちです。

前日に冷凍餃子を調理しようと思ったら、4歳の娘が「餃子作りたかった」といったので、今日は餃子です。

商店街の製麺屋で餃子の皮を仕入れ、その他の食材をスーパーで買い、全てをこねこねしてから、餃子包みのスタートです。

「あのね、今日はね、普通の餃子は5個までで、あとは小さくてかわいいのを作ってね。」

相変わらず自分の思うようにやりたい娘は、最初にそう宣言しました。

そして、40枚の皮は、餃子のネタを迎えるべく、1枚ずつはがされて娘と私のまえに置かれました。

小さくてかわいい。

娘のニーズはその2つ。
いかにしてそれを満たすものを作るか。
そして、いかにしてそれを満たさずも娘が喜ぶものを作るか。

娘が出した課題と対峙する私が、そこにはいました。

ネタは少なめに。
皮は折りたたむ。

娘が以前作って喜んでいたものは脳内にインプット済みです。

如何にそれじゃないもので娘に認めてもらうか。

時折手を止めて思案する私に、娘は言いました。

「こうやって、1枚にネタをのっけて、もう1枚をこうやって乗っけるのはどう?」

私はすかさず答えました。

「それ、おもしろいね!ちょっとお父さんもやってみるわ!」

娘の提案を再現して1つ。
そして、それを半分だけずらした変形バージョンを1つ。

「どうこれ?」

私のその問いに対して、娘は答えました。

「いいね。いい感じだね!」

よし!
心の中でそう思うも、そこで終わっては今回のミッションは未達成です。

いかにして、娘が発想しない餃子を作るか。

そう思い、ネタを皮の中央において、周りからすぼめてシュウマイのような形にしました。

「これどう?」

私の問いに、娘は答えました。

「シュウマイみたいだね。おもしろいね!」

よし、上々だ。

さらなる形として、円形の皮を両方の人差し指と親指でつまんで、上下左右に皮の余白を出し、上から見ると○の上に×が見えるような形にしました。

これはいける。

私は心の中でそう確信しました。
ただ、その気持ちを顔に出さず、クールな表情で娘に聞きました。

「こんな感じはどうかな?」

「これ、おもしろいね!」

この瞬間、きょうの餃子づくりは成功したものと同然になりました。

40枚の餃子の皮が、5個のいわゆる普通の餃子と、20個の小さくて可愛い餃子と、12個のトリッキーでユニークな餃子が。

それらの餃子を餃子焼き係の妻に渡し、焼いてもらうときに娘の眠気の限界により機嫌を損ねながら寝入ってしまいましたので、結局娘は焼けた餃子を食べていません。

今日の餃子作りは楽しかったのだろうか。

楽しい記憶として残っているといいな。

餃子作りって意外と性格が出ます。
私は、同じ型をひたすら無心で作るのが好きです。
ゆえに、今回の指令は難題に近かったのですが、そのプロセスは結構楽しめて、娘も楽しそうだったので、何とかミッションクリアだったと思います。

料理において、思いつきを形にする機会ってあまりないので、私個人的にはこういう餃子作りはまたやりたいなと思いました。

今日の成果はこんな感じです。

焼きあがると、包むときにこだわったディテールは意外とわからないという残念な事実を目の当たりにしたことも、あわせて報告しておきます。

今日は娘と2人で型破りな餃子をたくさん作った話を書きました。

それではまた。
きーち

妻・娘・息子と4人でディズニーランドに行く軍資金にします。 その折は、我が家レポートで報告いたします。 よろしくお願いいたします!