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DMGPアドバンス使用 黒緑アビス振り返り|空論's GATE


はじめに


 DMGP2024-1stアドバンスにて使用した黒緑アビスに関する振り返りのnoteです。戦績は3人シェアで6-3、6-3、5-3と奮いませんでした。自身の思考の言語化と記録のために記載しています。

デッキ基盤選択

 今回のDMGPは調整グループ全体での調整時間が確保できなかったため、各々で調整し、調整内容をシェア、意見を反映する、といった方式を採りました。
 ただでさえ時間を確保できない状況、しかもアドバンスの環境なんてほとんど分からない、そんな地点からのスタートでした。
 そこで、オリジナルで強い①黒緑アビス②赤青マジック③巨大天門の3つを候補としました。

①黒緑アビス
・最速3ターンのザビミラヴォルグルートがある。
・テレスコロックルートがあり秘匿デッキ耐性がある。
・ヤバーダンロウによって盤面に触りやすくなった。

②赤青マジック
・3デッキの中でも3ターン目に走ることができるため、コンボターンの優位性がある。
・想定していない受けデッキに対して正しい進行をとれるかが難しい

③巨大天門
・潤沢なリソース確保手段があるため事故りにくい上にカードパワーが高く雑多耐性が高い。
・前に構築を寄せる手段がほぼ無いため、自分と同速や足の早いアンフェアデッキに不利が付く。特に、GPではアンフェアデッキが多そうで、かつ秘匿コンボデッキに対する耐性があるか不安がある。

これらが調整開始前の各デッキに対する簡易評価でした。そのためGPに最も条件が適していると考える黒緑アビスを調整対象としました。

黒緑アビスの課題整理

 調整方針を決める必要があると考え、黒緑アビスの課題を洗うため、ひとまず赤青マジックと巨大天門とぶつけまくることを始めました。特に巨大天門は組みやすくなったことでGPでの使用者も多いと想定していました。
 
 対天門を続けていき、課題を見つけました。黒緑アビスは3ターンコンボを有するデッキですが、基本は4ターンコンボです。3ターンの場合はフェアリーギフトか、「力が欲しいか?」のメクレイドの2択になります。ギフトを引いていない限り、メクレイドの確率ゲーになるので、安定した3ターンとは言い難いと考えました。そうなると、こちらが後手をとった場合、対天門の先行4ターンムーヴを一度受ける必要が生まれます。ゲンムに繋がると敗けです。
 通常、そこをマーダンロウのハンデスで時間を稼ぐのですが、巨大設計図&ギャラクシーチャージャーによって手札に入るカード次第では、マーダン1枚では先行4ターンムーヴを止められないことが発生しました。そのため対天門の後手を捲ることを課題としました。

 課題をクリアするカードとして、全国で採用されたカードとしてはキャディビートルが挙げられます。緑も確保でき、マジックの先手にも間に合うのでかなり環境適性の高いカードだと感じていました。
 しかし、キャディビートルを採用する上で枠が無いという課題が発生しました。この枠が無いという課題は、今振り返るとデスロードを全抜きすることでクリアできたのですが…

 この時点では、1~2枠程度しか開けることができず、その枠でキャディビートルを採用しても、素引きしか手段の無いキャディビートルを最大枚数採用できないのであれば、候補にはならないと判断しました。

霊淵 ゴツンマ=ダンマ

 結論から言うと、今回のGPでは霊淵ゴツンマ=ダンマで上記課題をクリアすることとしました。ゴツンマ=ダンマによって4ターン同速対面の後手を捲ることができ、且つ少ない枚数の採用であっても「力が欲しいか?」でも触れることができるため、5マナ帯へ確実に到達することができると考えました。

実際の構築


緑がかなり不安定で、色バランスとして満足のいく結果ではなかったですが、ゴツンマ=ダンマを引いたゲームはブースト無しでも4マナ帯へ到達できると考えたため、良しとしました。

振り返り

 元々はフェアリーライフ×2、マーダンロウ×3でしたが、調整メンバーの意見により現在の構築としました。
 対面調整をオリジナルにも存在するアーキタイプを中心に行った結果、デスロードの価値を重くみてしまい、調整でも使用頻度が決して高い訳では無かったのですが、不採用に踏み切れませんでした。実際のGP本番でも、ドラグナーやゴスペルなど、デスロードを使わなかった対面が多く、マナに埋めることしかしなかったので、もし戻れるなら全抜きしてよかったと思います。これは、アドバンス特有のアーキタイプについて知識が不足していた点が重く響いてしまったな、と振り返ります。


振り返りを込みで構築し直すと、上記のようになるかもしれません。実際、ガラムタをブーストにすることでブースト10枚を達成できますが、我々の調整グループでは、ヤバーダンロウからガラムタを投げてドギラゴンXにして3点入れることで、ザビミラが絡まなくとも早期決着できる点、緑を含む点を重要視していたため、ガラムタを続投しています。ザビミラを3枚にすると、ミラーでマーダンからザビミラを奪われ逆にリーサルを組まれる可能性があるため、枚数は押さえた方がいいと判断しました。

まとめ

 予選最終戦で、先行1ターンラッキーダーツが原因で負けたので、かなり悔しい結果となります。そもそも7-2したところで上がれていたか怪しいですが。キャディを採用していれば途中の赤黒ジャガイスト対面はもう少しやりようがあったかもしれません。
 構築をひとまず完成させた時点ではリストに納得していたので、とても悔しい思いでいっぱいでしたが、実際に振り返ってみると情けない点が多いなと感じています。勉強、知識不足がカード採用の取捨選択に大きく響いたと実感します。
 拙い文章ですが読んでくださった方はありがとうございました。そして調整グループのジモンディ、つよしかには最大の感謝を。超CSでリベンジできるよう頑張ります。

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