見出し画像

三十路の防水写ルンです*夏のカメラロール

「お正月を写そう♪」
というCMを覚えておられるだろうか?
今は亡き樹木希林が出ていた写ルンですのCMだ。「みかん撮ってー」の。

あの頃はまだ1日になぞ店は開かず、元日は日がな1日テレビを見ているしかなかった。実に正月らしい。あれぞ正月。

さて、近年のフォトジェニックブームで、再び「写ルンです」の名を聞くようになって久しい。その写ルンの水中撮影OKの商品が出ていると聞いて、購入してみた。その名も「New Waterproof」。通称、防水写ルンです。価格はおよそ1500円ほど。

そんな訳で、先日の川遊びに防水写ルンですも同行する運びに。記事下にリンクを載せておくので、よかったらそちらの記事もよろしくお願いしたい。

まず、レンズを覗き込んで驚く。
携帯のカメラ(おそらく広角レンズ)に慣れすぎて、全然写したいものが入らない。
近年すっかりiPhoneが快適で、デジカメも含め「カメラ」というものを使っていなかったので、ここは戸惑う場面だった。

そして、やはり光量には注意したいところ。写りが格段に違う。
現像から戻ってみれば「そうそう!暗いところ上手く写らなかった!そういえば」となるが、そんなことすっかり忘れて日々過ごしているので、次回使用の際には是非念頭においておきたい。

せっかく防水写ルンですなので、水中も撮影してみたが、あえなく光量不足。しかもフィルムが上手くまけていない。

私が中高生の時分、写ルンですは修学旅行やなにかの折に、1班につき1つ持たされる非常にポピュラーな記録ツールだった。
なので今の携帯と似たノリで割と自撮りをしていたのだけれど、今思うと写ルンですの自撮りの恐ろしさたるや。
当然片手になるし、手ブレ補正もない。極論をいうと、本当に自分が写っているかもわからない(端っこの人は特に見切れている場合が多い)。
さらに失敗写真を、現像から上がれば先生が真っ先に確認する……。

もう一度言う。自分の半目写真を、先生が先に確認する。そして、あまつさえそれが廊下にハリツケの刑に処されるのだ。焼き増しの注文をとるから。

そんな心配も今の時代の写ルンですには不要のようだ。現像なしでCDにデータが焼けるらしい。すごい。写りが悪い友達には教えず(もちろん優しさ)、共有できるし各アプリで加工もできるということだ。

それでいて、インスタントカメラが再度注目を浴びることになった「エモい」写真が撮影できる。


わたしの技術ではこんなものしか撮れなかったのだが、使い方次第でこんな素敵な写真だって撮れちゃう。
(この夏、全力でオススメしたい。水中でフィルム撮影ができちゃう「水中写ルンです」

やるな、写ルンです。すごいぞ、写ルンです。


冒頭に述べた、広角レンズにはない難しさは逆を返せば面白さ。本当に自分が撮りたいものは何なのか。

光量の問題は、その1枚のために撮影時の環境を考える、丁寧な写真につながる。

そしてCDに焼いてもらえば、いつまでもフィルム保管するストレスもない。

なにより私たちが、窮屈な制服と共に歩んできた青春期を彷彿とさせる、懐かしいテイストの写真が良い。


現状若者に人気の「写ルンです」。

これは私のような、インスタントカメラを懐かしく思う世代ほど、その魅力を見直さねばならないと言えよう。




しかし残念ながら、防水写ルンですは、この冬で出荷停止になるらしい……。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

最後までご覧頂きありがとうございます。 あなたが、これを読んでちょっとだけ、懐かしい気持ちやあったかい気持ちになってくれたら嬉しいです。 精進致します。

ありがとうございます!あなたにとって今日が良い日になりますように!
10

きぃみ

1988年長野県の山間集落の生まれ。20代で摂食障害を経験しました。思い立ったが吉日的な行動をとることが稀にあります。手帳ずき。遊びをせんとや生まれけむ。そんな三十路女のよもやま話です。

カメラロール

私のiPhoneの中の写真たち
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。