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知っていると役に立つ? 田舎へ来てくださる皆さんへ。

「ひいいい。さむい!!!」
我ながらこの季節に、馬鹿げたセリフを吐いたものだ。

下の記事の続きではないが、幼馴染を誘い、少年期の疑似体験をしてきた。


今日のアイキャッチ画像の私の背中の日焼けがアレな感じなのは、優しさで無視して欲しい。先日、別の水着でハッスルした名残だ。すごくダサいのはわかってる。


この場所は地元でも少し山の中に入らないとたどり着けない。水温も非常に冷たい。いや、ここだけではない。

「そういえば。」
はた、と思い当たる。何年か前の11月、SUPをするため、湘南の海に入った時のことを思い出した。
私は当時ひと口だって、食べ物をまともに食べられなかったのだが、この日は朝からおにぎりを1つまるごと食べられた。
理由は簡単。食べないと体温が下がって冗談では済まされない事態になるから。

自然というのは、美しいように見せかけて、上手に遊ばせてもらわねば、実はすごく怖い。
山国娘・山国育ち・山国物語な我々が、川遊びの時に気をつけていることを、僭越ながら書いてみようかと思う(パチスロをプレイされる方はぜひ“山”を“南”に変えてみて)。

この夏、帰省などで川へ入る予定のある方は、参考にしてみて欲しい。

胃に何か入れる

まず、先にも述べたように何か胃に入れてから行くこと。
ダイエット中とか、水着になるから胃がぽっこり気になる…、などの気持ちはめちゃくちゃ分かる。気になるなら、小さいおにぎり1つでも良いから食べて行って欲しい。
何も食べずに行くと、ほんとに体温が下がって上がらない。足がつったり水中で疲れやすくなったりする率も高い気がする(自己比)。

ちなみに頼まれてもいないが、これが今日の我々のおひる。と、おやつ。


寒いと感じたらあがる

寒いと感じてもあがらない大人はいないと思うのでさらりと書くが、無理せずあがる。
大人は無理しなくても子どもは、楽しい状態にいると“寒い”など感じないので、大人や年長者が気をつけていなければならない。時間を決めてあがる。
そして日向に出て、自分を天日干しする。
子どもの頃はよく、アスファルトに寝転んだものだ。
今日は石がゴロゴロしているロケーションだったので火を焚いて体を温めた。

靴を履く

今日のアイキャッチでは、ちゃんと靴を履いているがヤドカリのとき。これは悪い見本。
このときは、映えを意識して写真を撮る直前に靴を脱いだ。
川の中の石は大抵が、流れに揉まれて丸くなっているが、中には切り出しのような、尖った石も落ちている。
また非常に滑りやすい。滑ったとき、人間は反射的に踏ん張る。そうすると、サックリ足を切ったり、石にひっかけて爪が剥がれたりする。これは非常に痛い。泣きたくなるくらい痛い。

サンダルでも同じ。私はサンダルの中で足が遊んで、サンダル自体で爪を剥がしたことがある。

水位が急に変わったら、しのごの言わず逃げる(下がっても)

これは水位が上がっても、下がっても、だ。
上流で雨が降って、水位が上がって逃げる人は多いと思う。毎年、中洲に取り残されたというニュースは見るけども。

では、水位が下がって逃げる人はどのくらいいるだろうか?
これはよく雨上がりの後に、祖父に言われたことだ。「川の水が減ったら高台へ逃げろ」と。我が集落は山間にあり、谷になっているので、これは鉄則だ。そして雨上がりの増水時以外でも、起こらないとは言い切れない。

要はこういう現象が起きる。
倒木など理由は様々だが、上流で水が堰き止められると、水位は急にスーッと引く。
水位が下がったら下がった分、危ない。
次に何が起きるかというと、ダムのように堰き止められた水が、一気に流出する。土石流になるのだ。
この現象をこの辺りでは「鉄砲水」と呼ぶ。
人の足でも、チーターでも、車でも逃げることはできない。
なるべく素早く、高台へ逃げる。自分の位置まで水が来ないことを祈りながら。

雷が聞こえたらあがる

子どもの頃は「雷が近くなってきたから上がろうぜ」などと言っていたのだが、近年の雨の降りかたを加味すると、それでは甘い。

遠くで鳴っていたはずの雷が、もう真上に来て土砂降りの雨を降らせることなんて、日常茶飯事。
ましてや、上流方向で雷が鳴っていたら速攻で川からあがるべきだ。
増水した濁流の恐ろしさは、言い知れない。

ゴミ持って帰れまじで。危ないから

最低限のマナーとかそういう次元の話ではない。単純に危ない。
「生ゴミだし、自然に還るっしょー。」
とか言って放って行くやつや、地面に埋めて行くやつが私の地元にも現れる。
偏見かもしれないけれど、実は割と田舎のナンバーの車の方が多い。

これ、熊の食事のあと。

山に来るということは、山の動物にも近づくということ。

「人間の去った後は、美味しいお土産置いてってくれる。うぇーい。」
と覚えた野生動物が、次にすることは
「あ、人間きた!お土産あるかな?わくわく」
と言って、人間に寄ってくることだ。

これは罪ない地元の老人や子どもを危険に晒すことにつながるし、罪ない野生動物の射殺につながる。
ちなみに埋めても無駄だ。彼ら掘り返すのは得意だから。



自然とは美しいものであるし、遊ぶと楽しいし、近年皆が大好きなインスタ映えもする。

今日のnoteには「当たり前のこと」しか書いていない。

だけど、“遊びに夢中になるとつい”  “自分ひとりくらい” となってしまうのが人間のサガだと思う。
お互い楽しく、次に来たときも安全に過ごせるように。
また、子どもと楽しい思い出のはずが、最悪の思い出になってしまわないように。

ぜひとも気をつけて、この夏の大型連休を楽しんでいただきたい。


エンジョイ*田舎あそび。



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きぃみ

1988年長野県の山間集落の生まれ。20代で摂食障害を経験しました。思い立ったが吉日的な行動をとることが稀にあります。遊びをせんとや生まれけむ。そんな三十路女のよもやま話です。
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