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チームの為に



11月2日



AGF鈴鹿陸上競技場



膝を抱えたままグランドに倒れ込んだ








あの日から気付けば5ヵ月が経った


外から観るピッチは言葉の通り青かった



走ることも


ボールを蹴ることも


魅了することも


今までは当たり前だった日常が

ある日を境に当たり前ではなくなった



今シーズンは外から試合を観ることが続いている今、試合の中で選手達に『 迷い 』が垣間見えることがある


それは自分にしか見えていないモノなのかもしれないが、その『 迷い 』がいずれ彼らの自信を損失させる要因となることを知っている



みんなを助けたい

先頭に立ち指標となりたい


それができない


悔しくて、歯痒くて、どうしようもないくらいフラストレーションが溜まる


自分はココで一体何をしているんだ

そう自分に問う回数が日に日に増えていく




まだまだ制限のあるリハビリの中で、できる範囲で限界を超えていく


それが今自分にできる最大限の『 チームの為に 』である


プレーするには程遠い己の身体を悲観し過ぎず、しっかりと理解すること



早く復帰してね


海斗がおらんと面白くないわ


海斗のプレーを早く観たい


試合会場へ行くと沢山の人が自分に声を掛けてくれる

知らない人や会ったこともない人までも


プレーしないで感じる沢山の人達の期待が孤独なリハビリへの原動力に繋がる



自分が闘うべき相手は自らの妥協心


このくらいでいいだろう


その言葉を頭から排除し


これ以上ない


今の自分の限界を超えるトレーニングを愚直に、ひたむきに、ひたすらに


自分の帰りを沢山の人が待ってくれている


妥協を許すな

ひたすら孤独と闘え


俺ならできる


今までもそうしてきた


東福岡高校では280人の部員の中の11人に選ばれ、全国優勝を2度も経験しドイツに行けばブンデスリーガ1部のオファーをもらった



多くの人の期待よりも自らが己に一番期待しろ


辛くても、苦しくても、やり続けろ



ピッチに立ってるみんなは必死に闘ってる


ピッチに立っていない自分はそれ以上に頑張らないと


『 チームの為に 』


再びピッチに立ち

多くの人達を魅了する

その日まで






p.s

JURIANA

お前らならきっと大丈夫

自分を信じて、仲間を助けろ

下を向いてる暇なんてないぞ

考えて、実行し、修正する

今までがどうだったかなんて関係ない

お前達がこれから未来へどうしたいかだ

俺もお前らに負けないように頑張るから

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