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自分のペースで

というと

ゆっくり

を待ってあげて。
という印象が強いけど、

さささささっ

と素早く済ます。
も、その人のペースです。

なぜか

丁寧に。

の前には

ゆっくり丁寧に。

とゆっくりがつくことが多いけど

さっさとやったって
丁寧にできるから。

例えば呼吸法のように
「ゆっくり」が重要な場合は
ゆっくりが大事だけど

「丁寧」が大事な場合は
そのまんま
「丁寧」が大事なんだよ。

子育ての中で
「丁寧」=「完璧な状態にする」

と捉えるのはNG。

丁寧に。というのは
その事柄やモノ、はたまた人に対して
「大事にする」という気持ちと同様。

出来栄えや成果ではなく
「大事にできているか?」を見てあげてほしいです。

子どもにとって
この「大事にできているか?」は
楽しいか。喜んでいるか。
興味をもっているか。などの気持ちと
重なります。

だから逆にいえば
興味もない、楽しくもないことに対して
「丁寧に!」なんて言って
一見、見栄え(出来栄え)の良いものができても
それは、人やモノを大事にする気持ちを
育んでいるとは言えない。
オトナを喜ばせる術を習得してるだけだ。

手先の器用さ
要領よく順序立てて事を運ぶ力
やり遂げる力

それらは、短期間に育まれるものではなく
日々の様々な「丁寧」を積み重ねて
いくことが大切。

「丁寧」の意味を
ちょっと考えてみてもらえたらと
思います。

2021.9.23
待ちよみ絵本講師 内田早苗

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