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他の人はどうしてますか?

「☆☆さん、どうしますか?」
と聞かれたら。

‥‥‥‥‥‥‥‥

例えば、幼稚園の担任の先生が
結婚することを知った。
保護者でささやかながらお祝いをしよう!
皆がわらわらと何かしらを渡すと
先生、かえって気を使ってしまうだろうし
「気持ちだから受け取るだけ受け取ってください」
と、皆でまとめて渡すのがいいよね。
それじゃ、この考えに賛同してくれる人から
300円ずつ集めて花束を渡そう!
そう決めて、取りまとめしてくれるママ。

さて
あなたのところにも上記の内容の
話がきて

「お気持ちなので、全員ではないんですが、ご賛同いただけるなら私が集金しています。
⭐︎⭐︎さん、どうされますか?」

‥‥‥‥‥‥‥‥
市の広報に
「キッズ農業体験募集!」と載っていた。
子どもに「畑で野菜育てるの楽しそう!どう?やってみたい?」と聞いたら
「やりたい!!虫もいる?ぼくトマト育てたい!水やりしたい!」と子どもも乗り気。
パパに聞いたら
「子どもに土を触らせたり、野菜が育つ様子を見せるのはいい体験だし家族で参加してみようか。」とこちらも乗り気。
その日、
近所の公園に遊びに行ったら、同じ募集記事を
見ていたママが
「あれ、楽しそう!」と話題にしていた。
近くにいたママたちも
「へー!面白そうだねぇ」と興味ありげ。

「☆☆くんママ!こういうの好きそう!
 参加するの?」
○○ちゃんママが聞いてきた。

‥‥‥‥

こういう例に挙げた場面は
多々あるでしょう。

そのときに
1番に頭をよぎるのが

「皆んなはどうしてるんだろう?」

という人、多いんじゃないでしょうか。

「うちは参加するよ。○○ちゃんちは?」
「うちはまだ検討中。○○ちゃんちは?」

会話として○○ちゃんちの
考えを質問するならいい。

ありがちなのは
よそがどうするか?が決定の理由になるパターン。

後者の会話のあとに○○ちゃんママが
「畑もいいなーって思ったけど、海でやってるキッズサーフィン体験に同じ曜日が重なるから、そっちに行くの!□□ちゃんも△△ちゃんも♢♢くんも申込したって!」

こう聞いたら、
すごく興味があった農業体験をやめて
「友達みんな参加するなら、うちもサーフィン申込しよ!」
となる。

‥‥‥‥‥‥‥
先生へのお祝いだってそう。
取りまとめしているママに
「皆さんもされてるんですよね?」

聞いて決めるの?
先生に自分がどうしたいかではなくて?

‥‥‥‥‥‥‥

他の人がどうしてるかで
自分や自分の家族の
大切な時間やお金をどう使うかを
決めてしまってる人はいませんか?

「時間」と書きましたが
時間イコール
まぎれもない、命の一部。

自分の命なのですから
「自分」を生きましょう。

「自分」を生きるには
自分で選ぶ、自分で決める。

2021.8.24
待ちよみ絵本講師
内田早苗


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