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「まんだらけ禁書房のガサ入れ理由」が絞られたかもしれない──わいせつDVD店摘発の報道からの考察

ぼくが積極的に周知喚起に取り組んでいる問題の一つが「中野ブロードウェイ四階炎上騒動」改め、「まんだらけ禁書房ガサ入れ騒動」です。

Spank!というアパレルショップのツイートから始まったこの一件は、2021/09/23現在、
「まんだらけ禁書房(以下、禁書房)に家宅捜索が入り「警察の指導により一時休店」となった」
状態で落ち着いています。

なお、警察は民事不介入ということで、Spank!との近隣トラブルは直接的な関係はないというのが(一般の人の)見解です。

ガサ入れの詳しい状況などはこちらから。

時系列はこちらからどうぞ。


そんな「禁書房ガサ入れ騒動」とはまた少し別の場所で、新たな動きがありました。


「都内のわいせつDVD店がゼロに 警視庁が2店を摘発」

こんな報道がテレビ局や新聞各社のネットニュースサイトから発せられたのです。
この見出しだけを見ると意味が分からないと思うので、リンクをまずは読んでいただきたいです。

今回は毎日新聞のニュースサイトから、適度に引用しながらいろいろと考察していきます。

一応個人の考察であることを念頭に置いて読んでください(ココ大事)


「わいせつDVD店がゼロに」?禁書房との関係は?

警視庁保安課は22日、わいせつDVDを販売目的で所持したとして、2店の責任者ら6人をわいせつ電磁的記録記録媒体有償頒布目的所持などの容疑で逮捕したと発表した。今回の摘発によって、同課が把握する東京都内のわいせつDVD店はゼロになったという。

(毎日新聞のネット記事より引用)

ここから推察できることは、
「禁書房、わいせつDVD店ではなかった説」
なんですが…。
まあそうだよなと。だって擁護派曰く「古本屋」なんでしょう?(お気持ち)

まあここは置いといて、問題はその先です。

(中略)
逮捕容疑は9月19日、新宿区の西新宿や歌舞伎町にある2店舗や倉庫で、無修正のわいせつDVDを所持したなどとしている。保安課は、わいせつDVD約2万1000枚を押収した。

(毎日新聞のネット記事より引用)

注目したいのは
「新宿区の〜」と、「無修正の」
というふたつの単語。

この文から推察できるのは、

「警察が問題視して逮捕に踏み切ったのはあくまで「無修正」のアダルトコンテンツだったこと」、
「中野区について記事が触れていない為、おそらく禁書房はこの中にないこと(つまり、無修正は取り扱っていないこと)」

この2つです。

ひとつづつ深堀りしていきましょう。


警察が問題視して「即逮捕」に踏み切ったのはあくまで「無修正」のアダルトコンテンツだったこと

これはまあ記事を見れば大体わかるんですが…。
この時逮捕された方が取り扱っていたのは「無修正」のアダルトコンテンツのようです。

ぼくも別に法律自信ネキではないので、あくまで個人的に調べた感じですが…。
この時の罪状はおそらく「刑法175条(わいせつ物頒布等の罪)」の違反ではないかと思われます。

つまり、即逮捕されなかった禁書房は、これに違反はしていなかったのだと推測できます。

ちなみに、同じ理由で「児童ポルノ禁止法」違反でもないと推測できます。
児童ポルノ禁止法だと単純所持もアウトなので、同じように即逮捕からの大ニュースになっていたのではないでしょうか。上場企業だしね、まんだらけ。

中野区について記事が触れていない為、おそらく禁書房はこの中にないこと(つまり、無修正は取り扱っていないこと)

1つ目にもかかってきますが、この記事では
「新宿区の西新宿や歌舞伎町にある2店舗や倉庫で」
との記述があるため、中野区にある中野ブロードウェイ、及び禁書房は対象外であることが読み取れます。

つまり、「ガサ入れはしたけど無修正のものは見つからなかったため、わいせつ物頒布等の罪にはあたらなかった」ということが推察されます。

しかし、禁書房が「警察の指導を受けた」と公表していたり、目撃情報によると「ダンボールに商品を詰めて押収していた」という話もあるため、
「確実に合法だった」
というのも今の状態ではうなずけないというところです(お気持ち)。

このわいせつDVD店と、禁書房のガサ入れはまた別件の可能性

ここについても念の為触れておきます。
どうやら、このニュースで取り上げられたわいせつDVD店は、「9月19日にわいせつなDVDを販売目的で所持していたこと」によって摘発されたようです。

しかし、禁書房のガサ入れは「9月14日」に行われています。

逮捕理由なども含め、このわいせつDVD店の摘発と禁書房のガサ入れはまた別の話である可能性が高いです。
(どうやらアダルト自体の規制が激しくなっているとの話もあるので、それとはなにか関係があるかもしれませんが…ぼくは規制やアダルトに詳しいわけじゃないのでそのへんは各自でお願いします、色々と。)

結論

このツイートを見てからぼくもこの件を色々調べたのですが、このツイートはだいたいは正しくて少し間違いがあるのではないかな、と考えます。

禁書房がこの逮捕とは関係ないことは間違いないと思っていい…はずです。(一応、ニュースが間違いという可能性もなくはないので、ここでは念の為「はず」に留めておきます。)

で、刑法の件も大方正しいと思います。これは刑法175条や児ポ案件ではないような気がします。

ただ、
「通報フェミの中に嘘通報があって捜索されたが無実のパターン」
はさすがにうなずけないです。
通報関連は言いたいことはまあわかるんですが、
完全に禁書房が無実なら、商品の押収や警察の指導による一時休店(陳列を含む改装)はありえないでしょう。まず。

だからフェミ非フェミの問題じゃないんだってほんと…。そっからまず離れようよ…。


前記事を書いた際に、
「指導を受けたのなら刑法175条か、児ポか、風営法か」
と書いたと思いますが、これでひとつに絞れましたね。

禁書房は風営法違反だった可能性が高い

これがぼくの中での結論です。

前の記事でも触れましたが、風営法に関する指摘はこの方だけでなくTwitterにいくつも上がっています。
まあつまり、これが本当だと仮定すると、少なくとも

「禁書房の外装や表から見た陳列は法に違反していない」

という擁護はできなくなりそうです。
また、最悪の展開を想像すると、

「同フロアには病院があるので、中野ブロードウェイ四階は風営法で言う「禁止区域」にあたり営業許可が降りない(または、まんだらけが上場企業なので許可が降りない)」

という論調が正しいパターンすらありえます。

繰り返しますが
「少なくとも刑法175条違反ではなく、風営法違反の可能性がある」
「公式の声明通り、警察から指導は受けているため完全に合法ではない可能性が高い」
がこの記事を書いた時点での結論です。

おわりに

こんな形で「風営法違反系の論調」の補強がされるとは思いませんでした。
しかし、まだ公式からなんのアナウンスもないため、決めつけるのもどうかとは思います。それはそう。
ただまあ…言わずともわかるというレベルまでになってしまった感は否めないですね…。

これからも何かしら動きがあれば記事を書く予定です。
今は辛抱の時期と考えて、耐えつつ静観していきます。
おわり!!!!!強制閉店!!!!!!

Spank!のオンラインショップはこちらです。


蛇足

報道されてすぐこのニュースは見ていたのですが、記事制作に(比較的)時間かかってるのは、目の手術をしたためです。
今も目の炎症がまだ収まっていないためたまに目の前が見えなくなります(汚いですが目ヤニのせいです)。
ワクチン2回目も控え、これからしばらくこういう弱った状況(笑)が続きますが、ご容赦ください。

てか、1回目ワクチン打った時にこの騒動を記事にしはじめた覚えがあるので、もう4週間経つんですね。早い。

4週間でもここまで落ち着くとなると風化が早そうですが、風化させないことがぼくのような立場のやることだと思うので地道にやっていきます。


念の為スクショ

ネットニュースは消えることもあるので魚拓を取ろうと思ったんですが魚拓ブロックされてるようなので、スクショを置いておきます。念の為。

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