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Spank!、中野ブロードウェイのなんなのさ〜Spank!の立場と、本来の中野ブロードウェイ〜

はじめに

Spank!の炎上は未だ収まりません。
そこで、少しでもSpank!の実際の様子と、本来の中野ブロードウェイのなりたちを見ていただくためにこの記事を書きました。
一応できるだけソースのあるものをチョイスしていますが、一部ぼくの経験談などが入ります。
もしよろしければ、スクロールしてください。













現状、Spank!に子連れは来るのか?
結論、一応来てます。

まずはまあ、Spank!のブログやショップを見てもらえればいいかと思うんですが、
意外と「ママ」向けの商品を出しているんですよね。

正直、ただファンシーショップとするのは間違いだと思うんです。
正しくは、「色んな層がファンシーな服とファッション小物を買い求めるアパレルショップ」かなぁ。もっと適切な表現があるかもしれないですが、とりあえず自分の語彙ではこんなもんです。
まんだらけ擁護するしないとか、ファンシー好き嫌い関係なく、共通認識を少なくとも「未成年メインターゲットのファンシーショップ」(例をあげるとキディランドやサンリオギフトゲートみたいなやつ)からは戻して欲しいと思ってます。
なんとなく、勘違いしてる人が多いように思ってしまいます(どちら側も)

ただ、品ぞろえとしては、
ベビーの写真を入れるアルバムだったり、子供とペアルックするための服だったり、子育てに役立つような大きさのバッグだったり。
新生児から幼稚園児くらいまでのお世話アイテムと服を用意してます、みたいな感じに近いかな。

ゆかいなピエロやカラフルニット衿がかわいい❣️



上段2着がMサイズ、下段はkids〜XSサイズです🌟



お子様、小柄な方、タイトに着たい方はXSサイズをどうぞ⌒✩
(公式ブログより引用・以下、ソースは画像をタップするとリンクが発動してジャンプできます。)







おっきくてたくさん物が入ります♡

お子さん連れのママさんにも良いかも?!(^。^)

(公式ブログより引用)






これらの商品は、
#大人なのに女児服着てる  タグにポートレートをアップする人が着るものとは趣旨が違っていると考えていて、

 「ママになっても可愛らしい服が着たい」という趣旨のために、スタッフさんが考えて作り上げた、

言わば、
「自分の機嫌は自分で取る」
「自分のカワイイを大切にする」

という趣旨のアイテム(つまり、ママさんのための戦闘服や魔法少女のステッキ)だと、私は思うのですねぇ。(はいはいお気持ちお気持ち)


これらのママさん向け商品は、値段がお高めに設定されていますが、ハンドメイドであることや、材料にこだわりがあるため高いというのが事実かと思われます。
ヴィンテージ(デッドストック)のプリント布を仕入れてわざわざ使って作ってるんで、コレクショングッズや個人制作のものを探しに来る中野ブロードウェイユーザーの皆様なら、多少、ヴィンテージの価値とものづくりに対する姿勢について理解できると思います。

そして、Spank!のAmebaブログ内で「お子様」「お子さん」などの単語を検索すると、お客様スナップとして親子連れの写真が出てきます。

最後は

お客様snap🎉💞

お子さん二人がお母さんハンドメイドのズボンを着ててとってもラブリーでした❣💓

お母さんもすっごく可愛くてお話するのが楽しくて、いつも色々教えてもらってます🌸

(っ´♡`c) サンキューです✨

お写真撮らせていただきありがとうございました❣

(公式ブログより)







もちろん、禁書房ができる前ですから、「なんや」も写っています。
これは「なんやと共存していた」ことの裏付けにもなる様な気がするんですよね。
シャッターが空いてたらどうなのかと言えばソースがないんですが。

写真を見る限り幼稚園〜小学校低学年くらいと察せられるお子さんの顔を隠す配慮をしているのも、子育てしてる形ならではな気がします。
お客様スナップに子供の例すくね!って思われたかもしれませんが、最近のママさんって、ネットの怖さを理解しているので(爆)、自分や子供の身バレを考えて、撮らない(断る)のではないかなぁ。これはあくまで推測なので、そこは陰謀論とでも思ってくれ。
まぁ、だとしたらよくできた親御さんだ、と個人的には思うのです。(お気持ち)

また、音楽のかかるパーティー(多分DJとバンドやアイドルのLIVEだったはず)を行う際も、親子で参加OKとされています。
会場は東高円寺U.F.O. Club。ちょっと会場のGoogleレビュー写真見ましたが、普段の演者はなかなかアングラっぽい人のLIVEが多そうで、いわゆるサブカルチックでサイケな内装でした。初見的には「クセスゴ!」ってな感じです。

お子様連れやご家族でも是非お越しくださいませ🎉

✴️フロア内禁煙🚭

(外廊下に喫煙スペースあり)

✴️中学生以下はチケット代無料(要1ドリンク注文)

✴️未就学児 完全無料


⚠️小さいお子さんはスピーカーの大きい音で耳にダメージを受けるので、必ず防音イヤーマフ(1500〜2000円くらい)をご持参ください


(公式ブログより引用)

子供を参加させる際の注意点を書いた文章からも、子供を守りつつ、いつも育児を頑張ってるママさんに楽しんでもらうということを念頭に置いた開催であると慮られます。

以上の点から、十分に(自分の、他人の、関係なく)子供への愛情をもっていて、さらにネットの危険性もある程度理解していることは感じられるかなぁ、と考えています。

つまり、そういう目線で見ると、発端のツイートも「常連さんの子供、そして自分の子供への愛」を重んじ、苦慮した末の発言だったとも捉えられるわけです。

現状、Spank!に未成年(18歳未満)女性は来るのか
結論、来ます。が…

まずはまぁ、ぼくがなんの年齢確認もされず中野ブロードウェイに入れたので、中野ブロードウェイの年齢制限的にはたぶんOKなんでしょう。ていうかそもそも中野ブロードウェイ、周りも上も人住んでるし…。四階に小児歯科あるし…。
子育て世代が中野ブロードウェイに「絶対」いないとは言いきれないよねって。(誤解されると思うけど、多いとも言ってないよ。)

で、Spank!で買い物するかと言われたら、当時未成年の私はしていました。
ぼくは行きたかったところに行けたらノートにノベルティ等を貼り付け記録するくせがあり、それを見る限り17歳の時から行った記録があるので、間違いないです。

で、あんな高いのに何買うの?って思った人もいると思います。
その人は、ネットショップかSNSを見た可能性があるのかなと考えています。
ネットショップもちょくちょく覗いてますが、ネットショップには基本高いものしか置いてないように感じてます。送る手間とかネットにアップする手間を考えると、単価が安いものは難しいからかなと。
同様に、SNSも手間がかかると思うのです。

ぼくが17歳の時に初めてSpank!に行って買ったものも覚えてます。
幾何学模様のモチーフの、メンフィス柄っぽいブローチ。
値段は1000円するかしないか。
さすがに正確な値段までは覚えてないけど、多分500円前後で合ってると思う。
買えたことがうれしすぎて、店員さんが話してくれた内容も覚えてるくらいだった。
まあ、「現代の平均的な小学生〜高校生」ならおこづかいで買える値段の商品も実店舗には存在するんですよね。(でも、小遣いだけだと多少無理があるかなぁ。しかし僕が想定してる商品だとそこまで高いものでもないので、Spank!に連れていく親御さんならねだれば買ってくれそうな気もする。明確なソースがなくてごめんね。)



ちなみに、でことらんども同じ感じで、ヴィンテージやハンドメイドの商品と、手に取りやすい価格のデッドストックが多いと思います。
Spank!が閉まってる今、取り扱ってるものやその値段が近いのは多分でことらんどなので、検証に中野ブロードウェイに行く方は参考程度に少し見てみてもいいかもしれないです。全く同じではないので悪しからず。

あと、子連れって、単に「乳幼児や幼稚園児」連れではなくて、「子供を連れて出かけること」を指す単語なので、小学生や中学生が着いてきていたっておかしくない、とは思うんですよね。(これは可能性の話。)

また、中学生、高校生になるとファッションに興味を持ち色んな雑誌を読む人が増えると思うんですが、(ぼくが若い時になっちゃいますが)「Zipper」「KERA!」にも載っているので、その辺のファッションに救われた人はファンシーの道へ進むため、中野ブロードウェイを訪れることもあるのですよね。
あとは結構原宿系ネットメディアなんかに取り上げられてることもあるので、そこからの新規客はいると思う。
ただ、この辺の(だいたい)10代後半になってくると、「中野ブロードウェイのラインナップ(オタク系カルチャー)にある程度耐性のある人」が選別されていっているのはぼくは否定しないです。ぼくもそうなので。
アダルトやグロなどの18禁耐性があるかどうかはマジで個人によるので、そこはぼくもわからん。ごめん。
念の為、あくまで「一例として」10代後半の自分を挙げるけど、テクノブレイクの壁で面食らうくらいの免疫力です。今はもう少しマシ。
もちろんアダルト系好きな人もいるだろうし、性的にショッキングな出来事(内容問わず)があってトラウマという人もいるだろうから、Spank!利用者が全てこう、みたいなことは言えない。

長くなったのでまとめると、
「乳幼児連れのママさん」
「ママさんが連れてきた小学生〜中学生」
「ファッションに憧れを持った10代後半」
加えて「ファンシー文化大好きな大人(数に差はあれど、男性女性は問わない)」が主な客層と概ね分析できるかなぁと。いうまとめ方になってしまいます。

そもそも中野ブロードウェイはまんだらけの天下、禁書房こそがふさわしい!

それは…どうでしょうか?
絶対!!とはちょっとぼくは言えないなぁと。

よく、Twitterでまんだらけ擁護する方が使う言葉のひとつに「中野ブロードウェイはもともとサブカルの魔窟だからお前が帰れ」論を唱える方がいますね。

そもそもと言ってそれを突きつめてしまうと、「まんだらけ」は規模はどうあれ「参入してきた1テナント」であることは間違いなくて…

こちらの映像をまずはご覧ください。

中野ブロードウェイという「建物」が建設されるまでのことと、建設されてからどういう使い方がされているか、ということが記された、
中野ブロードウェイ建設当初の記録映画です。

ガチのサブカル好きならちゃんと見れると思いますが、ながなが30分弱を見るのはダルいし忙しいって方に三行お送りすると、

・中野ブロードウェイは元々「マンションとその中に住む人のための商店街」だった
・建設当初はまんだらけはない。(1966年のことだしね)
・当時の商店街部分の内容は、生活必需品の売り場やコインランドリー、病院など。

なんか、ちょっと形のつくりが特殊なだけの普通のマンションじゃね?

そうなんです。ここは最初ただの商店街(とマンション)なんです。
まあプールとか屋上庭園(公園の方が近いか?)とかミニ動物園がある時点でめちゃくちゃ高級でおハイソな感じしますが…。
昔は、その当時から有名だったジュリー(沢田研二)、サリー(岸部一徳)、志村けんなんかも住んでたすごいマンションだったらしいです。(ぼくも調べてて知ってへぇーとなりました。GSにわかだけど、ジュリーとサリーが同じビルに住んでるとか、なかなかにエモくない?(お気持ち表明)。)

つまり言いたいのはですね、あくまで、そもそも…を突き詰めていくと、

「エログロサブカルチャーごった煮まんだらけ領の魔窟」

と中野ブロードウェイを表現するのはあまりにもちょっと可哀想じゃね?という気がしちゃうんですよ(笑)。

いるかどうかはソースがないんで知らないですが、当時からそのマンションや近隣に住んでいる方がいるのであれば、「相当下品になったことだなぁ(爆)。」と考えられている方もいそうっちゃいそう。

あと、まんだらけはあくまで中途参入したテナントだと思うので、まんだらけの城というのもなんか少し違う気がするんですよね。もちろん発言力はあると思いますよ、あんなに店舗あるし。
けど中野ブロードウェイってまんだらけ自社ビルではなくないか、みたいな…。
どうやらそれぞれの権利者が持ってる場所を分譲又貸しみたいな感じみたいなので、商店区画も…。

また、中野ブロードウェイ公式は、子供を受け入れる姿勢があります。
夏休みになれば「ファミリーの絵コンクール」なんて子供向け催しもするし、子供も大好きな駄菓子屋や洋菓子の店だって出店してます。
ちょっと前なら(ヴィンテージでない)おもちゃ屋さんもありましたね。

そうなってくると、ですよ。

近隣の方のイメージ、
中野ブロードウェイという「建物の出自」、
中野ブロードウェイの土地や区画を所有している方の心象、
中野ブロードウェイの「近隣含む児童の受け入れ姿勢」…

全て慮ったうえで、
ポルノを隠さない「禁書房」と、
子供のために声を上げた「Spank!」

…いったい、どっちが、何に、不釣り合いなんでしょうかねぇ。
これは意見別れると思うんですよ。
だって、そもそもそれぞれの意見の主語がまるで違うんだもの。

もう一度、クールダウンして考えようよ。
お茶でも飲んでさ。(๑´•ω•)っ🍵ドゾー

おわりに

正直、本当にエログロナンセンスとアニメ漫画ばかりがサブカルチャーだと言われているのを見て、さすがにちょっと疲弊してきました。
個人の話になってあれですが、ぼく、けさほんとに蕁麻疹出たんですよ(笑)。
病院行ったら「ワクチン副反応だねぇ、君イライラしてたでしょ」って皮膚科で言われましたよ。こんな生き様を笑って。
今回の件で言うと、こういう建築のこととかものづくりについて記録してある「記録映画」も立派なサブカルチャーになりえる要素があると考えているので、
サブカルチャーのヲタクなら、是非とも
YouTubeで「記録映画」で調べるか、
ニコニコで「貴重映像」タグを漁ってみて欲しい。(お気持ち表明)(お前が昭和好きなだけだろ)(アルミニウムの誕生ばかり見るな)

しかし、ここまで禁書房をけちょんけちょんに言っているけど、
実はぼくは、禁書房には「オープン前」、つまり、
Twitterで告知が出た時から、「次行く時は必ずここも見よう」と決めていたくらい禁書房を楽しみにしてたんだ
というわけで、次の記事は「ぼくが禁書房を全否定しない理由」をざっくり書くからまた見てね!!
え?訴訟対策ぅ???
…おわり!!!強制閉店!!!!(ここ、笑いどころよ。)

Spank!のネットショップ。
なにかもしもピンと来たら、少し覗いて見て欲しい。




おまけのサブカル北枕〜タイトルの意図〜

このタイトルは、とある作品のパロディです。
さて、なんのパロディでしょうか?

ポク、ポク、ポク、ちーん。

答えは、「映画ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ」でした。

サブカル博識の皆様からのツッコミが聞こえますねぇ。
「それ自体パロディじゃねーか!」って。

たしかそれは、
「ダウン・タウン・ブギウギバンド」の、「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」のキメに来るセリフですよね。

「あんた、あの子のなんなのさ?」
もちろん、それが元ネタと知った上でやってます。

きっとまんだらけ擁護側からしたら
「あんた(spank!)、あの子(中野ブロードウェイ)のなんなのさ?」
って言いたいんでしょうね。

しかし、「ぼく、桃太郎のなんなのさ」では、主語が「ぼく」という一人称単数にされてるわけです。

最初は港の〜を意識しようかと思いましたが、Spank!否定側にも読んで理解して欲しいというのがこの記事の趣旨なので、

「ぼく(Spank!)、中野ブロードウェイのなんなのさ」

とすることによって、
Spank!(とそのファン)が振り返ったものを、まとめるという本記事の方向性に沿ったタイトルにすることができたわけです。(と、言ってみる。)

映画の内容も、幼少期に見たので中身があやふやですが、過去に行って謎を解く話だったはずなので、
結末は違えど、この記事で記録映画によりタイムトラベルを行って、(個人的に)謎は解けたわけで。
その意味を込めて「ぼく桃太郎のなんなのさ」をえらんだわけです。

え?意味不明の深夜ノリだって…?
あんた、あたしのなんなのさ…。

おわり!!!強制閉店!!!!!

サポート頂いた分は、手数料を除き現在「Spank!」のネットショップに全額使う予定です。