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催物 中尊寺金色堂展&旧岩崎邸庭園 最寄り駅:JR線 上野

ちょっと前に東京国立博物館で開催されている建立900年 特別展「中尊寺金色堂」に行って来ました。

筆者が行ったのは平日だったのですが、凄い人でした。
展示会場自体はワンフロアで狭かったせいもあるかと思います。
平日にこれなら土日はどうなるんだろう…?入れないんじゃないかな…

帰りに物販所が混んでいて買えなかったら嫌なので展覧会場に入る前に図録購入。

個々の展示物の撮影可・不可を確認する余裕が無かったので最後のミニチュア金色堂のみ撮影。
梁がこんな複雑な事になってるんですね。
瓦屋根が重いからかな?

例によって、仏像の継ぎ目を散々探して見当たらないから、凄い!シームレスフィギュアなんだ!?紐と布の間なんてどうやって掘ったの!?彫刻刀 入らなくない!?とか、娯楽もあんまりなくて、辛うじて屋内で生活していた人が大半なんじゃないかって時代に布にこの躍動感与えて彫りたいと思って、そしてやりとげちゃった人が 存在していたの凄い事だなとか、頭の悪い感想を脳内で垂れ流し、本人的には大変楽しく展覧会を後にしました。

娯楽の価値は「自分の頭にどれだけ刺激を与える事ができるか」であると思っているので、生涯この調子で生きていく所存です。
展覧会に行くのも散歩して色々見るのも全て自分の頭をノックするため。
頭のいいフリも予備知識も解説マンもクソクラエです。

不忍池へ行くと、水面が見えないほど葦に覆われていました。

びっくりしました。
不忍池…?…池?池じゃなくなってない?
これはこう言うものなの…?

不忍池のアイデンティティを勝手に心配しつつ(大きなお世話)、不忍池を抜け、洋館好きにも関わらず、なんとなく今まで訪れていなかった旧岩崎邸庭園へ。

昔の建物を訪れた時によく感じるのが、和洋館共通で今と違うサイズ感と言うかスケール感の小ささ。
自分の家とかよりずっとずっと立派で広いだろってのはそうなんですが、ワンサイズ小さい人類の国に来たような感じがするんです。
広いし豪華で立派だけど、造りに対してなにか狭さを感じる。
団地サイズ建築?感覚的にもう一回り広くあるべきでは?みたいな。
昔の人は小さかったそうですし、重機も発達してなくて宅地の造成も建築も今より大変だっただろうし、そう言うものなのかな?

そして、これも昔のお屋敷を訪ねた時に思うのですが、スケール感は小さくてもやはり元お金持ちの豪邸、全体には広いし吹き抜けも多く、縦にも空間が広がる造りになっていて、装飾や家具に凹凸が多く…

ぶっちゃけ、掃除大変そう。ホコリ溜まりそう。
掃除の事考えて造られてなさそう。
(場所によっては実際にたまったホコリを目にする事も…)

湿度の高い気候でホコリが溜まる→カビ生える→建材傷むのシャレにならない保全大変コンボ。

後、寒そう。
暖房入れても空間細く仕切られてないから暖房効率悪いだろうな。
断熱とかもされてなさそう。
ここ(旧岩崎邸)暖炉が部屋毎に作られてるみたいだけど、当時はどんだけ薪使ってたんだろう。

洋館やアンティークの美しさ優雅さには憧れますが、そう言うエッセンスを取り込んだ現代建築の中で暮らすのが良いと思いました。
実も蓋も情緒も根性も無い感想ですが、現代建築バンザイ。
建築技術の進歩素晴らしい。
(せっかく素敵なお屋敷を見に行ったのに感想がこれ。)

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