バリバリの体育会選手の私が、大学3回生の夏にスポーツ系ベンチャーに入社を決めた話
大学3回生の8月。
Link Sports への入社が決まった。
現役で体育会に所属している人間が、まだ就活も本格化していないこの時期にスポーツ系のベンチャーから内定をいただくという、なんとも稀すぎる展開となった。
前回のnoteでは、私のスポーツへの想いや、これまでやってきたこと、そして私がLink Sportsのスポーツデジタルマーケティング部部長のレオナさんと出会い、Link Sportsでインターンを始めるまでのことを書いている。興味があれば、ぜひ。
今回は、私がインターンを始めて、入社を決意するまでのことを、思いのまま、書くことにする。
これを読んだ人が、「自分がやりたいことを迷わずやろう」と少しでも思ってくれたら、嬉しい限りだ。
新卒でスポーツ業界へ?!
スポーツ業界で働きたいと考えていた私は2通りの選択肢を考えた。
就職を考える上で、ここが一番大きな壁だった。
①だと、いわゆる社会人としての基礎的な体力やスキルをつけたのちに、ある程度実績を出してから、自分がやりたいことをできる会社に自分を売り込むことができる。スポーツ業界で活躍する多くの人たちのように。
②だと、自分がやりたいことをできる会社が、そもそも自分みたいな新卒を採用してくれるのかがわからない。それに、たとえ採用してもらえたとしても、自分の思うようなことをやらせてもらえる可能性は低い。。
これまで自分が関わってきた先輩や社会人の方に話を聞いてみても、①を選ぶ方がいいだろうと誰もが口を揃えて言った。実際に私も、その一員になりかけた。
でも、様々な企業のサマーインターンの面接を受ける中で、一般に就活と呼ばれている行動が嫌気をさしていった。自分が完全に共感していない企業に、どうして時間を割いて話に行って、その企業が欲しがる答えを言いにいく必要があるのか、と。自分が成長する場を手に入れるためとはいえ。
「やっぱり、最初から自分がやりたいことにチャレンジしたい。」
そこで、もう一度考えた。
「自分がスポーツ業界に入って、実現したいことは何か?」
それを実現できる場所は、実は一番身近にあった。
いざ、スポーツ界へ
私が実現したいことは、「女性アスリートを、かっこよく、世の中に発信する」ことだ。それぞれのスポーツを通じて、彼女たちが持つストーリーや社会に届けたいメッセージを、最高にかっこよく発信して、女子スポーツを「イケてる」ものにしていきたい。
まずは私自身がやってきた女子サッカーを盛り上げて、1人でも多くの人と、女子スポーツの楽しさを共有するために。
これについても、以前noteに書いている。
スポーツが大好きで、それぞれが思うスポーツの楽しさを広めようとしている人たちと、一緒に働きたい。その上、自分がやりたいことができる環境だとしたら、チャレンジするしかない。
大学2回生の秋からインターンを始め、レオナさんとスポーツ業界に関することを話す機会が増えた。レオナさんが運営するスポーツビジネスに特化したゼミである「レオナゼミ」を通じて、様々な立場でスポーツに関わる方たちと出会った。スポーツ業界が、私にとって今までよりも身近な存在となっていった。
インターンの活動の中でも、女性向けフィットネスメディア「B&」(「LIA(レイア)」が前身)での活動が、私の中ではかなり大きい。立ち上げの際に、本メディアの編集長である小田さんと話していくうちに、「かっこいい女性アスリート像を発信したい」という想いが次第に強くなっていった。
そして、自分の中での「かっこいい女性アスリート像を発信したい」という想いと、ずっと持ってきた「女子サッカーを盛り上げたい」という想いとが繋がった。
「日本初の女子サッカー専門メディアを作って、女子サッカー選手をかっこよく発信していきたい。」
そんなことを考えていたら、レオナさんたちから、「一緒に働かないか?」と言っていただいた。
自分がLink Sportsに入るメリットは何だろうか?私がこの会社に提供できる価値って何なのか?
正直、すごく迷った。ただ1つ言えるのは、ここで働いたら、絶対にワクワクする。
東京で、小泉さんとレオナさんと最終面談をした。「この会社なら、できる。ぜひ、うちでやらないか?」社長の小泉さんの言葉を受けて、決心した。
スポーツ界に新卒でチャレンジすることが決まった瞬間だった。
想いだけで成し遂げられるほど、この世の中、特にスポーツ界は甘くない。
それは、大学生活で色々活動してきた中でも痛感してきた。
でも、想いがなかったら何も始まらないじゃないか、とも思う。
一度きりの人生で、やっぱり私は自分がやりたいことをして生きていたい。大手企業の研修を受けて、「それなりに」こなして、「それなりの」お金をもらって、「それなりに」生きていくのは絶対に嫌だ。
たった数年間だったとしても。
だって、高校の入学式でもらったキットカットに、こう書くくらいだ。
この頃はただの夢だったけど、いろいろインターン含めて経験したり、自分がやりたいことを話していくうちに、具体的なビジョンになってきた。
スキルがない?
そもそも私はスキルをつけるための勉強みたいなものが好きじゃない。やりながら、試行錯誤して、悩んで、時には嫌になるくらい考える体験のほうが価値があると思っているし、何よりワクワクする。
とはいえ、ビジネス思考や人脈は間違いなく必要不可欠。だから、残りのインターン生活で少しずつでもステップアップできるように、これからも努力していきたい。
スポーツ業界は「門戸が狭い」「新卒は厳しい」「女性が少ない」とよく言われる。だから挑戦する人は少ない。成功するかしないかは、やってみないとわからない。もしかしたら、トライしてみれば自分次第で成功できるものかもしれない。新卒で、女性でもある私が、スポーツビジネスの最前線で戦っていけることを、示して見せたい。
スポーツ業界で忘れてはいけないのは、徹底的なビジネス思考だ。
「スポーツ」という良さげな響きに囚われて、自分の夢物語を語ることに酔っている愚か者の1人ではないことを、結果で証明してみせる。
そして、幼い頃からずっと見てきた、実業家である祖父と父を超えてみせる、とも思っていたり(笑)。
今後、やっていきたいこと。
とりあえず、あと1年半の大学生が残っている。大学生としては、引き続き、2つの活動を軸にしてやっていこうと思っている。
1つは、体育会でタッチフットボール日本一6連覇を目指すチームの幹部であり選手である立場から、自分自身がその楽しさを追求していきたい。
もう1つは、Link Sportsのインターンを通じて、発信する側としてスポーツの楽しさを広めていきたい。
胸を張ってどちらも楽しいと言えるし、2つある方がうまく切り替えられる。たまに、彼氏に忙しさを理解してもらえなくて結局別れる、なんてこともあるが。(笑)
入社してやりたいことは、2つある。
この2つの軸の延長戦上にあるのが、「女子サッカー専門メディアを作る」ことで、ゆくゆくは作っていきたいと思っている。
女子サッカー選手が、「憧れ」となるようなカッコいい存在である世界を、メディアから作りたい。
どんなメディアにしたいのか、詳しく書くと長いので、また今後。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
最後に、私をLink Sportsに受け入れてくださった全ての方々、応援してくださっている方々には感謝しかありません。
ありがとうございます!
そして、今後ともよろしくお願いします!!
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