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ことばの日をつくろうプロジェクト、始動!

はじめまして。「言葉の企画」の企画生、しんみはるなです。

「言葉の企画」は電通のコピーライター、阿部広太郎さんが5年前に立ち上げた「企画でメシを食っていく」という講座のスピンオフとして、今年からスタート。

「言葉」の力を活かして、
自分の道を、自分でつくるための、講座をみんなでつくろう。

そんな阿部さんの熱い思いに共感し、集まった仲間はなんと71人!
第一回目の講義が行われたのは、5月18日(土)。


第一回目の講義では、「講義内でできる一生忘れられない経験を企画する」という課題に取り組みました。

持ち寄った企画をもとにグループワークと投票を行い、
人気だった企画を実際に講義内でやってみよう!という流れです。

投票の結果、選ばれた優秀作は「ことばの日をつくろう」

企画者は、立山紫野さん。

立山さんは産業保健師という、会社の従業員の健康づくりをサポートする仕事をしながら、言葉の企画に参加しています。

仕事でもプライベートでも、相手に「何だかいい一日だったな」と思ってもらえるように、目の前の相手に全力で関わる!

が、彼女のモットー。

そんな彼女のアイデアで生まれた「ことばの日をつくろう」

わたしたち、言葉の企画生がはじめて出会った5月18日を、
「ことば(5+10+8)の日」として記念日にしよう!という企画です。

企画書をみた時点で、惹かれた企画だった。

という声が、ものすごーく多かった。
(わたしも、あまりの衝撃に、開講前に連絡をしました…!)

71人が言葉の学びに集まる日に、「ことば=5+10+8」のゴロ合わせになっていることに気づいたアイデアがよかったし、運命を感じた。
叶えられたときを想像したら、ワクワクした。「わたし、記念日作ったことある!」って言える人になれるって、おもしろい。
夢物語でなく、ちゃんと調べあげられていて、具体的なステップまで落とし込まれていた。これならできる!と誰もが想像できるところまでまとまっていた。
「一生忘れられない」を、
毎年やってくる「記念日」として昇華させることによって、
情緒的なだけでなく制度的にも「忘れなく」させている点が強いと思った。
記念日を「自分たちで作る」という発想力と、
作って終わりではなく、これから始まっていくんだという
広がりを感じられる企画に感動した。

紹介しきれないくらい、たくさんの意見が集まっていて。
誰がみても、納得できる企画であったことがよくわかります。


「企画とは、情熱を伝染させるためのアイテム」

と話す立山さんの情熱は、企画書をとおして、しっかりとみんなに伝わっていました。

(立山さんの「言葉の企画」や「ことばの日をつくろう」への想いをもっと詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。)

あまりにも人気だった「ことばの日をつくろう」をほんとうに実現したい!という企画生たちの想いで、課外活動として動き始めることに。

題して、

「ことばの日をつくろうプロジェクト」



このプロジェクト、
みなさんに見守っていただきながら実現させていきたい!ということで、
月に1度ほど、noteで活動報告をしていきます。

お付き合い、どうぞよろしくお願いします!

前置きが長くなりましたが、ここからは、5月27日(月)に行われた第一回ミーティングについてのレポートです!


【目次】
・ことばの日をつくろうプロジェクト、始動!
・ポジション決め
・コンセプトアイデアをだしてみる


ことばの日をつくろうプロジェクト、始動!

ジリジリと夏のように暑い日だった、5月27日(月)
はじめてのミーティングを行いました。

月曜の夜にも関わらず、20名の企画生が集合。

みんな、企画する気マンマン。

まずは「ことばの日をつくろうプロジェクト」について、
立山さんの想いを聞きます。

ただ申請書をだすだけなら、ひとりでだってすぐできる。
だけど、それじゃ意味がない。
71人で「一生忘れられない経験」にしたい。
みんなで作り上げていく過程が、
笑ってた記憶で溢れるような企画になればいいな。
みんなが「楽しかった!」と思ってくれることが、わたしのゴール。

立山さんの情熱に、開始早々、惹き込まれていきます…!

(どうしても参加したい!と、兵庫からスマホ越しに参加した子も!)

(お菓子を食べながら、終始なごやかに、ミーティングは進みます。)


「ことばの日」をネットで検索すると、たくさんのページがヒットします。

ですが、実際に記念日として登録されているか?を確認したところ、
5月18日に「ことばの日」という記念日は、登録がありませんでした。
( 日本記念日教会 ホームページより)

その情報にたどり着いたとき、

5月18日に言葉がすきで集まったわたしたちが
「ことばの日」をつくらなくてどうするの!!!

と、立山さんは思ったそうです。

その気持ちを共有し、みんなで認識を一致させた上で、
プロジェクトは進んでいきます。


ポジションを決める

スムーズにプロジェクトを進めるため、ポジションを決めることに。

リーダー立山さんを中心に、
事務係調査係、広報係など、振り分けていきます。

「それぞれの強みを活かしたり、逆に、苦手なことに挑戦もいいね。」と話しつつ、「わたし、これ得意だよ!」「おれ、それ挑戦してみたい!」とみんな前のめり!

なかには欲張って、たくさんやろうとする子もいて(笑)
「じゃあ手伝うよ!」と手を差し伸べあう文化が生まれていました。

今後は、ポジションごとに、役割を担っていきます。

なにごとも「楽しみながら」が、ことばの日チームのルール。

「無理はしない!」「助けてほしいときは手を上げる!」
とみんなで約束しあいました。


コンセプトアイデアをだしてみる

いよいよ本題。コンセプトアイデア出し。

ここでいうコンセプトとは、
「記念日の目的、由来」にあたる部分です。

コンセプトをしっかり決めることが、
記念日申請にとって、いちばん大事なのです!
(コンセプトがあいまいだと、受理されないらしい…)

ということで、立山さん考案の「楽しみながら、でも、やった感がでる!」
ワークショップ形式で、コンセプトアイデア出しを行っていきます。
(参考:コンセプトメイキング 変化の時代の発想法

【ワークショップの流れ】
①現状を考える、未来をイメージする
②グループ化する
③コンセプトを考える
④コンセプトに投票する


①現状を考える、未来をイメージする

まず、「ことばの日」がない現状のイメージと、
「ことばの日がある」未来のイメージを、書き出していきます。

たとえば、「母の日がある→ふだんは言えないありがとうを言える」
と詳細に言語化していくのです。

この作業を、「ことばの日」で行っていきます。

現状イメージは、青いポストイット。
未来イメージは、黄色いポストイット。

それぞれ3分の制限時間をもうけて、ひとり最低3案以上、
イメージを書き出していきます。

「やばーい!」「書ける気しない!」とザワザワしていますが(笑)

さっそく。

タイマーを3分にセットして、よーい、スタート!!!

開始早々、「むずい!」「書けない!」というつぶやきがアチコチで漏れています。

多少の弱音を吐きつつも、みんなで真剣に考えます!

残り30秒!の合図に、

「さいごのさいごまで粘ろう!」

と背中を押し合い、それぞれ筆をとめることなく、タイムアップ。

アイデアの種たちを、壁に貼りつけていきます。


「がんばれー!」「書くぞー!」と声をかけあったおかげか、
なんと!ぜんぶで100以上のアイデアがでました!

(数えてみたら、青は64案、黄色は82案。すごい!)


②グループ化する

つぎは、集まったイメージをカテゴリ別にわけていきます。

「これはなんだろうな〜?」と相談しながら、ピンクのふせんでグループわけ。

SNS、言語、社会、見える化、自分を変える、コミュニケーション…。

12個のカテゴリにわけることができました。

(頭つかったから、お菓子で休憩♡)


③コンセプトを考える

集まったイメージをもとに、コンセプトアイデアをだしていきます。
(ここでいうところのコンセプトは、記念日の目的、由来にあたります。)

コンセプトとなると、
ただイメージを書き出すのとはちがい、グッとハードルがあがる。

みんな「なにを書けばいいんだろう?」と戸惑っていると、

「よりこういう社会になってほしい。という素直な想いを、書き出していこう」近藤雄介さん。

ふだんからプランナーとして活躍する彼のひとことで、
みんなのスイッチが、ふたたびオンに。

コンセプト出しも制限時間をもうけ、集中して行います。

みんな白い紙をもって、

よーい、スタート!!!

カテゴリ分けしたイメージをヒントに、コンセプトを考えます。

「アイデアはみんなのもの。いいものはどんどん使っていこう!」の掛け声で、つぎつぎに新しいアイデアが生まれていく。

最終的に、60個のアイデアが集まりました!

(どのアイデアもいいね〜と、みんなで目を通す。この時点で、室内の冷房がきかないくらい、熱気で部屋が暑かった。みんな汗だく。人間の気持ちってすごい…。)

アイデアがでそろったところで、

阿部さんがきてくれました!!!

「うわあ、あついねー!」とニコニコしながら、アイデアをながめる阿部さん。

阿部さんの登場にさらにテンションが高まったところで、
ついにラストスパートです!!!


④コンセプトに投票する

集まった60個のアイデアに、投票を行います。

持ち点は、ひとり6点。

1位には3点、2位には2点、3位には1点。

お気に入りのアイデアに、赤いシールでしるしをつけていきます。

(この結果は、次回のアイデア出しの参考資料になります。)

投票の結果、人気だった2案を紹介しますね。

自分が大事にしたい言葉を決める日。「今年のマイワード」(16票)

エイプリルフールの逆。本当のことを言う日。「メイフール」(17票)

わずか一票差…!
どちらも特別感を感じられるアイデアです。


「今年のマイワード」「メイフール」を筆頭に、集まった60個のアイデアたち。次回のミーティングで、どう活きてくるのでしょうか。

乞うご期待ください。

みんなで拍手して、たたえあい、
3時間にわたる熱気たっぷりのミーティングは終了。

(記念すべき第一回目のミーティングメンバーです!)

このあと、阿部さんの「飲みに行かないの?」の後押しで、
みんなで打ち上げへ。

月曜日から、真剣に考えて、お酒を飲んで、たくさん笑った。

「これからもがんばっていこう!」という気持ちが強まる、
いいスタートダッシュがきれました。

手探りしながら走りはじめた、ことばの日をつくろうプロジェクト。

「ひとりじゃできないことも、みんなでやれば、なんとかなる!」

そうやって笑いあうみんなと一緒なら、きっと、できる。

プロジェクトの最終日は、
講座の最終日である、10月5日(土)を目標に。

記念日認定証(認定がおりると、許可証が発行されるそうです)をもって、卒業の日に、みんなで記念撮影をすること。そして、カンパイすること。

「かならず、その未来は待っている。」

メンバー全員が、そう信じてやまないのです。

これから半年間、楽しみながら、駆け抜けていきます!

どうぞ、今後とも応援よろしくお願いします!!


阿部さんと、言葉の企画生たちの活動の様子が、
こちらのマガジンでみることができます。よければのぞいてみてください!


【レポート後記】

立山さんと、企画生たちの熱い想いからはじまった「ことばの日をつくろう」プロジェクト。手探りでひとつのものを作っていく時間を通じて、みんなのいいところを、たくさん知れました。

立山さんが「みんなが楽しかった!と思ってくれることが、わたしのゴール」と言っていたけど、みんなで意見を出しあって、汗だくになって話し合った5月27日は、まちがいなく楽しかった。

これからあと何度か、楽しいを積み重ねるあいだに、わたしたちの関係はどう変わっていくんだろう。

まだまだおたがい知らないことばかりだけど、半年かけて、プロジェクトをとおして、ほんとうの仲間になっていくのだと思う。

駅にむかう帰り道、「こんなに楽しい月曜日ないよ!!!」と口々に伝え合うみんなの笑顔をみて、「言葉の企画の一員になれてうれしいなあ」と、すこし涙ぐんでしまうのでした。

そして、このレポートを作成している深夜。
メンバーからLINEが届く。

「大丈夫?無理しないでね。」
「手伝えることあったら言ってね!」

ねぎらいのことばが、何通も届く。

みんな、まだ出会って10日しか経っていないのに。
やさしすぎる。

おことばに甘えて記事をみてもらうと、
送られてくるたくさんのアドバイス。

はじめてのレポート執筆に戸惑いながら書き進める中、
仲間のサポートがあったおかげで、無事に書き終えることができました。

さいごにクレジット表記があるけど、
ほんとうは、もっともっと、名前を載せたい人がいる。

みんなで作った、初回レポートなんです。

たくさんの人に支えられて、執筆したこと。

これもまた、わたしにとって「一生忘れられない経験」になるのでしょう。

「言葉の企画」に通って、ほんとうに、よかった。

とても長くなってしまったけど、
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。




ライター しんみはるな
編集 坪田拓郎 立山紫野
写真 中矢奏美


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