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「これはやるしかないな」と相手に思ってもらうための言葉を手に入れる。

2019年6月15日(土)、強い雨にも負けない熱気のある、横浜みなとみらいのBUKATSUDOにて「言葉の企画」の第2回目が開催されました!

コピーライター阿部広太郎さんのもとにエネルギー溢れる参加者が集結し、はじまった講座「言葉の企画」では、「行動、企画、発信」の力を身につけるため全6回にわたって学んでいきます。

第1回目の様子はこちらのレポートに。

第2回目のテーマは「企画書に触れる」でした。

講義は、前回のおさらいからはじまりました。

1、「無意識を掘り起こしていくとは」

企画を考える時に自分の中で問いかけを持つことが非常に重要。まずはそれを考え始める。「そもそも」それは何なのか、という問いを持つこと。人間の意識出来る部分は一部分にしかすぎない。よく氷山の一角の話にもありますよね。海面下には大きな氷の塊がある。その奥底にある無意識の思いを「そもそも」「たとえば」「つまり」という接続詞を使って掘り起こしていく。

無意識を意識化していくことがプロである、と。

第1回目で受け取った熱量を思い出していくかのように、言葉の企画生たちも真剣な表情に変わっていきます。

2、すべての課題に対して意識してほしいところ。

課題には必ず意図が存在する。直接言い表されていない課題文や設問を読み取る。「何を言おうとしてるのか」「何を聞こうとしてるのか」を見つける姿勢が重要。

今回の課題は、とあるアーティストが話題になるためのプランニングするというものでした。

阿部さんはそれを「他己紹介を考えるのと一緒」と言います。

「どこに光を当て、どこを伝えたいか?」スポットの当て方が重要。相手にプレゼンした際に「こういう事を言って欲しかった!」「こういう企画を待ってたんです!」と思ってもらうことを目指したい。

前回の自己紹介の課題とは違い、他者の魅力を見つけ、光を当てて、正直な気持ちで相手に伝えることが重要であること。

どこにスポットを当てていくか、なかなか筆が進まず悩んだ企画生も。企画書にはもがいた軌跡が感じられ、1つひとつに満ちる熱意が見られます。

「この人には何かがあるんじゃないか?」という目線で見ていくと、なにか良い点が見つかる。相手が嫌いなら嫌いでいい。どうすれば好きになるのかを考えてみればいい。まずは、自分の正直な気持ちを見つめて言葉にすることが大切。

3、プレゼンで企画書のレベルを上げる。

その中でも多くの支持を多く集めた3名の企画書がスライドに投影され、一斉に視線が集まる中で、実際にプレゼンが行われました。

個人的な気持ちを見せたい!応援したい!支えたい!という熱意の企画書。

ターゲットを誰にするのかという事が非常に明確に捉えられた。そして、「そこに向かってやりましょう!」という熱意の企画書。

プレゼンをされる側の人がわくわくする様な企画を提案すること。プロセスが具体的で、どういう風にすれば成功するかのイメージがしやすい企画書。

3人の企画書に共通して見えたのは…

「これはやるしかないな」と思わせるような企画を伝えて、相手のやる気を後押しする。

今回の企画の考え方・進め方の大前提はー

「このアーティストは何者なのか?」

「時代は今、どういった流れなのか?」

「誰に見せるものなのか?」

そして「これを行うとこうなり、その次はこうなる。さらにその次…」と繋げていく。

企画を考える際には先々の視点を持ち、取り込めれば、おもしろくなる可能性が上がる事がわかりました。

4、講座の最後に。

現状足りてない点があるのであれば、もっとこうなる、こうできると、提案をしていく方が健全な提案です。

そのためにも、自分の正直な気持ちから目をそらさないこと。嘘をつかない。どこを目指していけばいいのかは、きっとあります。

そう阿部さんは伝えていきます。

今回の講座から「これはやるしかない!」と相手に思ってもらうための言葉の力を学びました。回を重ねるごとに、発見や気付き、なによりも熱意に包まれていきます。

企画生たちの中に芽生えていく手応え。次回、第3回目のテーマは「名付けの力」です。まだ世の中にはない、どんな言葉が誕生してくるのか?

次回のレポートもお楽しみに!

ライター・デザイン:ハロー・メイ
写真:小田周介

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▼阿部広太郎さんの書籍「待っていても、はじまらない」はこちら↓

▼糸井重里さんをお招きして開催した「企画メシ」の特別イベントのレポートはこちら↓

▼「言葉の企画生」たちがリアルな気づきを綴る「言葉の企画2019」マガジンはこちら↓

以上です、お読みいただきありがとうございました!

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