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違う、違う、本物はそこじゃない

イエスは答えられた。「この水を飲む人はみな、また渇きます。しかし、わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。」

ヨハネの福音書4:13~14

「なんだか満たされないなぁ」と思ったことはありませんか?

とりあえず、好きなことをしてみたり、美味しいものを食べたり、のんびりしたりすると、一瞬心が元気になってリフレッシュできた感じがします。

でも時間が経つと、いつの間にかまたやってくる、あの「満たされない」思い

私の海外生活がどんなにすさんでいたかは、こちら▼を読んでいただけるとお分かりいただけると思いますが、私もずーっと「何をやっても満たされない」を経験したことがあります。

▼kikiがどれほど荒んでいたか覗いてみよう!

・・・そんなこんなで、とてもじゃないけども、なんとかしたくて、まずは手っ取り早くアルコールに逃げました。

とにかく辛い現状を忘れたくて、仕事の帰り道、スーパーに寄って、アルコール度数の高いものを選び、帰宅途中の公園で飲むのです。

暫くは思考能力が低下して現実逃避できますが、酔いが覚めたらまた現実と向き合わなければいけません。

次に私がとった方法は、日本へ国際電話を掛けて、誰かに話を聞いてもらうことでした。

わざわざ国際電話を掛けるのです(!)

私の両親は当時ガラケーしか持っていなかったので、実家に掛ければ通常の通話料金が掛かります。

それでも、状況を分かっている人に話を聞いてもらいたくて、よく電話をしていました。

でも、そんなことを繰り返しても、なんだか虚しさだけが残るのです。

今日の聖句も、同じく「満たされない女性」に向けてイエス・キリストが語られたことばでした。

ざっくりとこの女性の人物像を説明すると・・・

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

これまでに5回の結婚と離婚を繰り返していた過去があり、現在同居中の男性とは婚姻関係にはありません。
彼女は井戸へ水汲みに来た時に、その場にいたイエス様と出会います。
そして、その会話の途中で今日の聖句が語られます。

(全体のストーリーは『ヨハネの福音書4:1~26』をお読みください!)

一言で言うと、この女性の望みは「本物が欲しい!」ということ。

当時の社会事情を考えると、もしかしたら離婚は元夫から言い渡されたのかもしれない。

でも、再婚をするたびに、彼女は期待したはずです。
「今度こそ、本物の幸せを手に入れたい!」と。

汲んでも汲んでも、いつか尽きてしまうこの井戸の水のようではなく、しっかりとした土台を築きたいと。

わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。

イエス様は、そんな彼女の本当の願いを見抜いて、このことばを語ってくださったのです。

本物の解決策の元へ行けば、満たされるために何度も繰り返す必要はありません。
そして、取っ替え引っ替え、いろいろと試す必要はないのです。

それは、喜びの泉が心から湧き出るからです。
湧き出るのであれば、あれこれと手を出す必要はないですね。

私も聖書を読み、イエス・キリストと出会い、内側から変えられました。
それは、一夜にして起きたのではなく、漢方薬のように徐々に徐々に心の体質改善がなされていったのです。

今でももちろん「しんどい」「なんだか満たされない」と感じることはあります。
でも過去と違うのは、どこに行ったらこの飢え渇きが満たされるのか分かっているということです。

「なんだか満たされない」と感じているとしたら、もしかしたら根本的に助けを求める対象が違うのかもしれません。
そしてそれは、「そっちじゃないよ」と招いてくださっている神様を知るタイミングなのかもしれませんよ。

★The thumbnail image by Maxime Bouffard on Unsplash.






数年前まで無神論者だった私は、聖書とイエス・キリストと出会い、人生が180度変えられました。
少しでも多くの方に聖書を身近に感じていただければ、という思いで、このシリーズではおもに私自身の経験や聖句を発信しています。
よろしければ、また覗いてみてください。



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