音楽を評価する言葉として「初期衝動」というものがある。「初期衝動溢れる」とかなんとか、タワレコのPOPや誰それがツイートしているライブの感想なんかで見かけたことがあるひとも多いのではないか。 私が好きなバンド音楽でも、度々プラスな評価として「初期衝動」という言葉が使われる。ふと思った。「初期衝動って、何?」なんとなく分かるけど、別な日本語で、バンド音楽を知らない人にもニュアンスを正しく伝えるにはどう表現すればいい?そんなわけで、今日のこの移動時間を使って「初期衝動」の正体を考
※只今酔った勢いで久し振りに筆を取っており、ここから先の文章についてはあまり根拠も脈絡もありません 近頃「エモい」が一般化していることが気になる。2010年頃にはすっかりサブカルクソ野郎をしていた私としては、この言葉をナチュラルに万人が使っていることに驚く。わたしもまあこの単語を多用するタイプのサブカルではあったが、一応「エモい以外の単語では言い表せない感情」という場合に使う最終手段のような言葉として認識している。 今は平成最後の夏である。この「平成最後の夏」もよく使われ
最近ではめっきり聞かなくなりましたが、現代の女子大生などの容姿の特徴を表す言葉として「量産型女子」というものがあります。髪色や髪型、メイク、ファッション(言動を含む場合も有り) などがまるで大量生産されたクローンかのように類似している様を指した言葉で、多くの場合批判的な意味合いで使われます。 今回はこの「量産型女子」について、現代の他の「普通」を目指すファッションや、かつての女子大学生のファッションと比較することでその特色、現代性をゆるゆると探って行ってみたいと
松岡茉優主演映画『勝手にふるえてろ』を観てきました。映画の存在自体は知っていたのですが「ラブコメ」と聞いて正直観る気が起きず、特にチェックしていない作品でした。ちょっと苦手なんですよ、邦画のラブコメ。 そんなわたしがこの映画を観る気になったきっかけは、映画好きの知人からのオススメでした。先日「そうして私たちはプールに金魚を、」という映画をレビューサイトで絶賛したところ、その知人から「それが好きなら『勝手にふるえてろ』を観て欲しい」と連絡がきました。「きっと気に入るから、なか
1月2日、昨年からずっと気になっていた展覧会「北斎とジャポニズム」を見に、上野の国立西洋美術館へ足を運びました。北斎の絵と西洋の画家たちの作品を並べて展示する形式で、北斎の与えた影響だけでなく、日本画と西洋画の特徴の違いや融合の面白さを感じられて、「新年早々良いものを見たな」とるんるんで帰宅しました。 ただ良かったと思っただけならnoteを書こうとは思わなかったかもしれないのですが。今回私が書きたいと思ったのは、以前見かけたあるTweetを思い出す出来事が鑑賞中にあったから
彼此約半年程、ヨガ教室に通っています。 何故通い始めたのかと聞かれるとハッキリとした理由もなく、でも身体を動かすことが大嫌いな私がきちんと半年間通い続けているのには何かしらのワケがあるんだろうと、ぼんやり感じていました。 私の取っているクラスはリラクゼーション中心のものなので、一般的に想像するヨガよりも動きはやや少なく、難しいポーズを取ることよりも、呼吸に乗せて身体を動かすことに集中する内容になっています。 何故ヨガを好きなのか自分でもよく分からないまま通っている教室で昨