校則に関する研究

僕の研究はざっくりいうと「校則」についてである。

昨今、ブラック校則といった感じで騒がれている。例えば頭髪で耳にかかる髪を禁止するといったことだ。(詳しくはググって欲しい。ほんとに変わったものがある。)

僕は学部時代、法学部に所属しており、法社会学を専攻していた。
卒論で校則について執筆し、修士課程も継続したいと考えた。

問題意識は2017年に起きた大阪府立の高校における女子生徒に対する頭髪指導であった。
元々地毛の明るい生徒に対して、校則の名の下で何度も黒に染めるように強要し、直るまで登校を禁止した。

この事件は裁判に発展し、現在も審議が続いている。

そこから校則の運用について疑問を持ち、正当な運用を目指して法的な視点から研究を行っている。

校則を法として扱うために必要なことは①内容の正当性②手続きの正当性の2つである。
①に関してはブラック校則と言われるものにみられるように社会的にみて不合理なものを認めない、社会的不合理とは何なのか、校則の存在理由から内容面の正当性を考える。②については現在校則は学校から与えられるものである。しかしこれを法的に評価すると民主主義の観点から法としては成立しない。校則の決め方について実際に学校で行われている実践を通して検討を行う。

この研究は1980年代に少し行われたが、それ以降の研究はほとんどない。つまり現代の教育現場においては未知の領域である。

だから意味がある。社会的に注目を浴びつつある問題(最近YouTubeでパンテーンが頭髪に関する校則のCMをだしましたね)である。

この研究について、随時Noteに書いていく。皆さんの様々な意見を頂戴したい。批判大歓迎です。(笑)

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