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一歩踏み出した先に見えた景色

今日、人生初の録画インタビューを受けた。

「今、何ができる?」というテーマで、経験談を語る。

もうドキドキモノ。最初はグダグダで3回ぐらい撮りなおした。ブレないように自然に話すってけっこう難しい。

インタビューを受けたと言っても、わたしは有名でも何か成し遂げた訳でもない。ただ、あるコミュニティの主催者が「〇〇できる人~?」と探していた時に、「できることがあれば手伝いますよ。」と手を挙げたことが発端。そこから、積極的にかかわることになった。

今は、コミュニティが円滑に運営できるように事務的な補佐をしている。細かい作業や手続きに関すること、共有カレンダーを作ることが楽しい。人の活動のサポートが楽しい。オンラインで作業できるから、家から出なくてもいい。

まさに、「今できること」だった。



初noteにも書いたけど、ずっと自分探しをしていた。

仕事を辞めてオーストラリアに移住してから10年以上、「何かしたい。でも、何ができる?」という問いの答えを探していた。悩んで悩んで、頭がパンクしそうなぐらい悩んだ。

前の職種には戻りたくなくて、キャリア転換したかった。だから、面白そうなことを勉強したり、資格を取ってみたり、気になるワークショップに出たり。。。ずっと何かしら動いてはいた。

でも、「それでどうするの?」という疑問に答えが見つからなかった。

今年に入って、少し育児に余裕が出てきた。そこで、「さあ、今から自分のやりたいことができるよ」という時間が目の前に現れた。嬉しい反面、うろたえてしまった。

何から始めていいのか分からない。。。
あんなに時間とお金を使って学んだのに。
使えるものが何もない。。。
今までなんだったんだ。。。

と、頭をガーンと殴られたような気がした。不安と焦りでいっぱいになった。

それから、自信を喪失。やる気も一気に無くなった。無気力感がしばらく続いた。

その頃、知り合いがあることのできる人材を探していた。それは、前に学んだことがあるから、できないわけじゃない。やってみたい気もする。でも、

きっと私よりもっとできる人がいるに違いない。
ブランクがあるから、できます!って大声で言えない。

勇気が出なくて、手があげれなかった。迷っている間に、ほかの人がそのポジションに就いた。

「できるって言えばよかったのに。あなたはこういう人だよって見せるんだよ。これができるんだよって表に出すんだよ。」

ある人から、そうアドバイスされた。後悔した。

だから今回は、勇気を出してみた。「やります!」って言ってみた。やってみたら、楽しかった。

すると、別の人から「手伝ってほしい」と声をかけてもらえた。前の仕事を辞めて10年以上経って初めて、また社会に貢献できると実感した瞬間。

単純にうれしかった。
わたしにも出来ることがあった!

探していた時は、ぜんぜん見つからなかったのに、ふとしたキッカケで答えが見つかる。縁が広がり、人生が動き出す。

前と今では、何が違うのだろう。インタビューで聞かれた。

前は、考えていただけでやらなかったんです。
今回は一歩前に出たことが、次へと繋がっていったんだと思います。

そう、答えが口から自然に出てきた。

ロックダウンになって、今までと生活が一変して、不安要素がたくさん出てくる。それでも「何かしたい」という想いの火は小さく燃えていたみたい。時間に追われるストレスが無くなって、心の余裕ができていた。

だから、行動してみた。

ひとつ前に進むと、他のこともまた前進する。だから、この日も一歩が出せた。スモールステップでいい。

自信がなくて、勇気が出ないかもしれない。
こんな時に、前向きになれないかもしれない。
今は休む時期の人もいるだろう。(私も10年冬眠した。笑)

でも、もしちょっとでも「今、自分に何ができる?」と問いかけているのなら、少しばかりのエールを送りたい。そうやって探し続けていた過去の自分にも。

一歩前に足を出してみようよ。

疲れたら休み休みでいいからさ。
自分の心地いい状態で、
ストレスなくできることをやってみようよ。

もしかしたら、新しい景色に出会えるかもよ。

noteというコミュニティの雰囲気がとても心地よく、安心安全の場所だなあって思います。サポートいただいた優しさの種は、noteの街で循環していきますね。