こんなことは出来ないだろうリアリティーのない話だが、私は偽りの戸籍の住民票を作るだけなら偽の免許証が1枚あれば出来るのではないかと思っている。
　いや、正確にはいくつかの物が必要で免許証1枚で、なんてことは出来ないが前の市からの偽の転居届とハンコなどは必要だろう。賞状を作るような会社に頼めばそれくらいなら簡単に作ってくれる、今はそういうものくらいなら簡単にネットで頼めるし発信元を暗号化できるサービスを通せば受け取り場所を他人の家にして置き配してもらえば偽の転居届完成である。
　偽の免許証はプラスチックカードの会社があるからそこを使って同じようなことをする。
　就職なんかは偽の免許証で偽のアイデンティティでできるだろう。マイナンバーが生まれる前だったら。
　マイナンバーは日本を変えた。個人にも国にも得のあるシステムだが、影でしか生きれない者達からは生きる方法を奪った。
　マイナンバーを潰すために必要な人員として赤子が生まれた届けを出す役所の人間、もしくは自分のナンバーとアイデンティティを売ってくれる人間が必要である。
　偽の戸籍があったら何ができるか、正直特段何を出来るわけでもなかったりする。しかし、偽の戸籍が作れれば私が私でない別の誰かとして生きることも可能なのではないかと夢を描いている。
　自分は恵まれているし前科は交通違反くらい、父親とは仲が悪いがいざとなったらどこかしらの誰かの婿養子になってしまえば家とは切れる、私は私のアイデンティティにジャラジャラと付属する過去の学校の交友関係やその他の交友関係を全てちぎってしまいたい、言っていることは人間関係リセット症候群の人と同じだ。リセットしてしまいたい、何が変わるわけでもないが彼らが嫌いだという思いが私に今のアイデンティティを引き剥がそうとしているのだ。