【ルクソールと現金枯渇問題】

ルクソールというのはエジプトの半分よりちょっと下にある都市の名前である。その名を知らなくとも、かの有名なツタンカーメンの墓が発掘された場所といえばピンと来る方も多いだろう。もしかしたらこの激烈僻地エジプトにもう二度と来ないかもしれない、と思った自分は、何が何でもツタンカーメンの墓を見に行きたかった。

しかし地球の歩き方platを見ると、入場料の他にツタンカーメンの墓は別途2500E£(約15,000円)と書いてある。高!
しかしそれでも行く気満々だった自分は、この土地のクレカ普及率の低さ等を考慮し現金を下ろしにいこうとした。しかし海外ATMからお金が出てこない。今までこんなことはなかった。今回持っていったカードのうち新生銀行のキャッシュカード、三井住友VISAカードはいずれも使用出来ない。失意のまま部屋に戻り原因を探っていると、

①新生銀行の海外ATMでの出金サービスは昨年終了している。
②三井住友VISAカードのキャッシングサービスに自分は登録していなかった。
の2つが発覚。は〜〜〜〜まじかよ!死ぬ!隣の部屋の日本人(バルコニーから存在を確認した)に現金を借りにいかねばならないのか!と思いつつも、

①楽天カードのキャッシング機能で現地ATMから現金がおろせる。
②ネットで見たらツタンカーメンの墓は250E£。
この2つの新情報を手に入れたため、更に色々調べていくと

①自分の持っている楽天カードはキャッシング機能付のものである。
②2018.11現在、ツタンカーメンの墓は250E£(1,500円)。
というのが最も確からしい情報という気がしてきた。②が本当ならありがたいが、地球の歩き方は重大すぎる誤植を犯したことになる。いつも旅行に行くときは必携だっただけにショックだった。

兎にも角にも、もしツタンカーメンの墓に行きたければツアーガイドにその旨を伝えてくれ、と言われたので、翌日(この時点で現金は引き出していなかった)聞いてみると、やはり250E£(1,500円)とのことだった。ジーザス!

というわけでお財布的に安心しながらツアーへ参加し、無事ツタンカーメンのミイラも拝むことができた。感無量。

ちなみにガイドさんが「あなた26歳なの?16歳くらいに見えるわ!」
と言ってくれたことがここ3ヶ月くらいで1番嬉しかった。

ドタバタした後は飛行機でカイロへ。
カイロ空港のATMで楽天カードを入れてみたら現金が出てきた!楽天カード最高(なぜか上限金額が引きあがらない上にコールセンターにも繋がらないが)!!!持って行って良かった!!!
カイロはアスワン、ルクソールと違って大都会すぎて驚く。ハイウェイ、世界チェーンの飲食店やホテル、高層ビルなどを見るにつけここがエジプトの首都だなあと思わせてくれる。激疲れではあるものの、旅もいよいよ終盤。味噌汁超飲みたい。

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