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新規ナムペンが21ケミ語っていい?      ⑥テギ編

「珍しい組み合わせ」と言われた2人

ユンギとテテのテギといえば「爺と孫」。って検索すると、必ずでてくるケミ。テテが強引にからんでいって、ユンギが嫌そうな表情をわざと(!)しながら、なされるままになる。アレです。
 
だけど、当初、テギは同じ大邱出身にもかかわらす、ボンボヤ2で「斬新な組み合わせ」と呼ばれているんですよね。なんでだろう。
 
「よくテヒョンの面倒をみている」と言っていたルームメイトのナムや、「コントロールV」と言われたジンに比べると、ユンギとテテの接点は少なかったのかもしれません。ボンボヤ2では、「最も意見が一致しないメンバー」とお互いに言い合ってました。
 
確かに、昔のバラエティ番組の動画を見ていると、立ち振る舞いは対照的です。テテは、愛嬌たっぷりで、誰とも距離感が近いし、先輩たちにすぐ可愛がられそう。おもしろ発言もするし、オチもちゃんとつけるし、盛り上げもしてくれる。一方、ユンギはおとなしい。人見知りを発動させているし、ムチャブリをされるのは苦手そうだし、照れている。正直、少し居心地が悪そうに見えました。
 
これは完全推測の昔話ですけど、デビュー前後の初期の頃は、ユンギにとって、テテは一番「自分には遠い」人物と映っていたのかなと。誰でも友達になってしまうテテ。人見知りで、「友達が多いほうじゃない」と言い切るユンギ。とにかく理知的でロジカルなユンギ。ロジカルなんて眼中にない超エモーショナルなテテ。
・・・・真逆です。もし同級生で同じクラスなら、最初は友達じゃなかったかも。
 
だけどなぁ、そんな違いなんて、お互いを想う気持ちが飛び越えてしまうんだよなぁ。
 

ユンギの優しさは惚れる。危険


 ユンギほど、「慈愛」の満ちた人はいないと私は思っていて、周囲をとてもよく見ていて、そっと助けてくれる。スープで、辛いキムチが苦手なテテに「食べられない人もいるよ」とサラっという。他のメンバーも全員優しいけど、その気遣いが驚くほど「さり気ない」のです。
 
例えば、ラリョラep124で、スタッフが言ったことを自分で提案したみたいに演技しようとしたとき、「演技の見本をみせてよ、テヒョン」ってみんなに言われる。だけど、テテはなんだか恥ずかしかったのか困っていたら、ユンギが自分の演技をぶっこむんですよ。で、みんな爆笑して、その流れは終わるんですけど。その時、「ユンギ、テテに助け船だしたな」って、私思ったんです。なに、それ、かっこいい。私の早合点かもしれないんですけど、きっとこんなこといっぱいあるんだと思う。
しかも、最近はその「慈愛」度が加速しているような気がするんですよね。
 
印象的な変化があります。
ボンボヤ2で、夕食の予算を賭けて卓球ラリー挑戦を持ちかけられ、テテはやりたそうにしていたけれど、ユンギは「これはやればやるほど損するから、やらない」ってストップさせるんですよ。リアリストだから。で、テテは諦めるんです。
 
ところがタリョラep113の「タルバンスクール」編(テギ神回)では、リンボーダンス?をテテがまだやりたそうにしてたシーン。最初は「勝敗に関係ないから、やらない」って言ってたユンギが、どうしても諦めきれないテテに「じゃあ、もう! やろう!」って根負けするじゃないですか。ああ、もう。ユンギ、テッテの言いなりじゃーん。
 
なんだか、この変化にキュンとしませんか?
 
強引にハグしたり、腕を組ませたり、ベッタベタのテテに、いっつも渋い顔しているけど、あれ、絶対「疑似ツン」でしょ。ツンデレじゃなくて、「疑似ツン、デレデレ」でしょ。そして、それを全アミが知ってるという、幸せの構図よ。
 

テテだからこそ、ユンギの懐にどーん


 
自分からはハグの輪になかなかいかないユンギだから、常に距離感バグっているテテの存在は、とってもうれしいものだと思う。Vラに乱入して、「愛しているって言わないと帰らないぞ」って、テテしかできない言動だと思いませんか?
この前のパパ餅の横断歩道パフォのスタンバイで肩組んでみんなが一列になっているときに、テテがぐっとユンギを「こっち!」みたいに寄せるシーンもかわいかったなぁ。
(あと、対ユンギに対して、テテはマイブームがあるのか、昔の動画をみてると「い~ってして」って無理やり笑顔をさせるシーンが何度もでてくる。今は、「ユンギマリーミー」っすね)
 
こんなふうに、テテ特有の素直さがユンギの壁を溶かし、ユンギの慈愛がテテのナイーブさを包み込む。性格が違うふたりからこそ、そんな化学反応を起こしてくれる、すごく不思議で愛おしいケミです。
 
そして、テテはユンギのラップが大好き。タリョラep56でユンギに向けて「来世で石に生まれたがっているけれど心配しないで。僕がいつでもそれを身に付けて、あなたと美しいところにたくさん行くよ」と詩を詠んだテテ。
2018年のフェスタで明らかにされた、多分とても辛かった時にテテにメッセージを送って、最後に「サランハンダ(愛してる)」と結んだユンギの話。
 
ねえ、泣いていい?
 
少し横道にそれます。
テテは、自意識とか、承認欲求とか、損得勘定とか、大人になったら否応がなく身についてしまうそアレコレと無縁な人にみえます。だから、「こんなふうにしたら、こう思われるんじゃないか」なんて計算なんてしない。常に生々しい感情をそのまま吐露する。そのために、ネガティブな感情が出てしまうこともあり、それをマイナスに捉えてしまう人がいるかもしれないけど、私は逆に、「テテの言葉には本当に嘘がないんだなぁ」と感動します。だってアイドルってどれだけ嘘が付けるかが、「ビジネス愛嬌が基本」って思ってたんだから。それを、軽々超えてくるんだもん。だからテテの「大好きだよ、楽しいよ、うれしいよ」って感情に、私はいつも心を動かされるのです。
 
きっとそんなテテの存在に、何事も深く考えるユンギやナムは、とっても助けられているんじゃないかなって思っています(って、毎回ナムを出す私)。
 
 

「違うから」こそ「壊れない」7人

個性がまったく違う7人。それは、スープで「最初は全然合わないと思ってたけどね」「DNAレベルで合わない」ってユンギが言ってたほど。だけど、高い目標に向かって、途方もなく長くて濃い時間を過ごしてきた7人。その想いを共有するのは自分たちだけなら、「性格が違う」なんて、むしろ「強み」だよなぁ。役割も性格も違うからこそ、誰が欠けては成り立たない。とても「多面体で壊れない」グループになったんじゃないかなと思うのです。
そして「違い」を最も感じるのは、テギの2人です。こんな振り幅広いグループ、そりゃ愛すよ。
 
 あと、テギの「地元の兄貴と弟分」みたいな雰囲気も好きなんですよ。
例えばタリョラで「愛嬌やったら肉プレゼント」の時に「テヒョン行け」っとノールックで肉焼きながら、テテに指示するユンギとか。ライブパフォ中に、サスペンダーが外れたユンギがテテにこれまたノールックで手招きして直させるところとか。なんかテテが従順に従っているところも含め、たまらん。
 
 

音楽の話をする2人に歳月を感じて

 
そして、デビュー時のバブリックイメージでは真逆に見えたふたりが、BEのビハインドで、音楽の話を静かにしていたのは印象的でした。
テテの自作曲「Gray&Blue」の歌詞「大丈夫って言わないで。大丈夫じゃないから」というワンフレーズは、ユンギからのものだったと知り、なんだか胸が温かくなったのです。これはもちろん、音楽を聴く人すべての人へのメッセージだけれど、アミに会えず、気持ちが沈みがちだったにちがいないテテへ、ユンギからの慈愛のメッセージに、勝手に解釈してていいですか?
 
きっと、これからの彼らは大変な局面になることもたくさんあると思う。私たち異国にいる新規アミなんて、なんにもできない。でも、7人がお互いをずっと見守って支えているんだなって、そう思えるだけで私たちはうれしい。そんな様子を彼らはずっと見せてくれているもの。自分たちだけで笑える話を、ちゃんとアミにも共有してくれる。最高だよ。
ねえ、テテ、多分、もうユンギマリーミーは正直、もう飽きてるんじゃない? 次のユンギの鉄板ネタは何? また待ってるよ。

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