【タイ】ひまわり列車に乗ってみた【2023年1月】
※この記事の内容は、2023年1月22日時点です
こんばんは。
日本には本帰国してきたのですが、性懲りも無くまた旅行でタイに来ておりまして、
今回はタイ国鉄のひまわり列車・ダム列車という特別列車に乗ってみました。
0. 準備編
この列車はパーサックチョンラシットダムという場所に行く特別列車で、
11月から1月の土日に1日1往復のみの運行です。サラブリ県とロッブリー県に跨る巨大なダムを見に行くことができます。
ここのダムです
観光特別列車という扱いで、途中のダムにかかる橋で撮影タイムがあったり、ダム横の駅では数時間の休憩時間があり、近隣のひまわり畑を見に行ったりすることができるみたいです。
これを何かのTweetで見て軽い気持ちで予約サイトに向かったのでした。
予約サイトはタイ国鉄公式ページ
の下にある特別リンク。この左のやつです。
が、どうも1ヶ月先までの予約しか取れないようで、試しにちょうど1ヶ月先の日程を選択してみるとFullで取れなさそう。これはやばい臭いがする。
調べるとめちゃくちゃ予約が取れない、とのブログ記事がいくつか。仕方ないので再度狙っていた日の1ヶ月前に再度チェックすることに。まぁ旅行だしその土日どちらかで取れなければ今年は諦めよう。。
そして12月のクリスマス前、なんとか無事に1月22日のBookingができたのでした。
風情を重視でクーラーなしの3等車。窓側。330B。安い。よしよし。
席を選ぶときに予約済みの席の性別が見られるます。恐らく僧侶の横に女性が座らないようにする仕様だと思う。
のですが、なんか女性が多いな。タイ人のおばちゃんに囲まれるかもしれん。
⇨実際そうなりました笑
多分ラスト1席だったので(見方がよくわからなかったが少なくとも自分の車両には1席しか残ってなかった)、複数人で行きたい人はもっと本気が必要と思います。2人ずつのボックス席なので、1人だと余りやすいのかも。
予約にはタイ国鉄の予約用アカウントがいるので先に作っておいた方がよきです。自分は前のがあったのでそれで。クレカ払いと現地払いが可能ですが、後者は数日以内に駅で払わなきゃいけなさそうなので日本にいる勢はクレカ一択ですね。
チケットはQRコードのついた紙がメールで来るので印刷して持っていきました。
こんなメールが来ます
後述しますがQRコードは使わず車掌さんがハサミを入れるので紙の方が無難です。まぁ画面でも許してくれそうだけど。タイだから。
そんなこんなで、朝6時にフアランポーン駅発の1日旅の準備ができました。
1. 向かいます
当日は何とか5時に起きてGrabでフアランポーン駅に向かいます。暗い。
とりあえず横のセブンで水とパンを買っておく。
駅に着いた。6時発の上から2つ目のやつです。
ホームにはもう客車がいて座れるようになってます。めっちゃ車両長いやん。18両くらいあり、前から寝台席のやつが前8両ぐらい、食堂車があってクーラーなし車両が4−5両、クーラーあり普通車両が3両くらいという感じ。自分は12号車でした。
席に座っていると続々とタイ人が乗ってきます。
なにやらツアーのお揃いTシャツを着た大集団も。多い。。
何度か席を聞かれるのもタイ語だけだし、タイ人以外はほぼいなさそうだなあと思って見ていると、
日本人の方がすぐお近くに!お母様2人とその娘さんたち3人の計5人。駐在の帯同で来られているそうです。いいなあ。
タイ人は席を話し合ってどんどん交換しています。あっちの連れと席を換わってくれないか?ええでーみたいな感じですね。
2.発車。ダムへ向かいます。
7割くらい埋まったかな?というところでゆっくりと発車。
途中バンスー駅でかなり乗ってきて、私の周りにもおばちゃんたちが座られました。
そういえば長距離列車は全てバンスー駅発車に変わっていくという記事を見ました。フアランポーン駅風情があって好きなのですが。
MRTでバンスー駅まで行って乗り換えするのは少し面倒になりますね。
段々と空が明るくなるのを見ながらドンムアン、ランシットと進みます。
おばちゃんには早速話しかけられ、名前から職業から住んでるところから家族構成から、写真が好きなの?日本は寒いわよね!今私の叔父が行ってるわ!などと質問攻めに。おばちゃんはどこも同じや。
おばちゃん達はおばちゃんの兄弟とその嫁や旦那と娘の5−6人で来ているとのこと。
席予約するの大変だったわよ!仕事休んで駅まで行ったわ!あなたよく取れたわね!
なるほど。タイ人も取るの大変な人気列車だったのですね。
質問攻めの後は、バナナをもらったりみかんをもらったり。アナウンスを訳してくれたりします。ありがたい。
そうこうしているうちに車掌さんが回ってきて切符にハサミを入れてくれます。QRコードあるけど使ってない。笑 また、観光列車らしく、時刻表とアクティビティの説明の紙をスタッフさんが配ってくれます。英語もあったよ。
スタッフさんが回って各車両でくじ引き大会をしたり(全車両やってるのでめっちゃ大変や)、色々と盛り上がっています。
アナウンスは全てタイ語。全然わかりません。笑
アユタヤ、サラブリと進み少しずつダムが近づきます。世界の車窓から。
これはアユタヤのOTOP(地産地消プロジェクトの民芸品)のお菓子。薄いパンにサトウキビを挟んで食べる模様。美味しかった。
ダムこんな感じ。もう水平線になってますけど!広すぎない?
ダムにかかる橋の上で停車。ここで25分写真タイムとのこと。
皆さん我先にと電車から降りて写真を撮っております。
確かにすごい絵だ。
人が多くて先頭まで行くのが大変です。12両分前まで行って写真を撮り慌てて戻ります。ちょっと走った。笑
25分経ち、列車は再度発車。すぐ近くの駅に停車します。
地元の屋台が並んでおりここでお買い物タイムとのこと。
混んでる空間の買い物はめちゃ苦手なので、カオニャオ(餅米)、ガイヤーン(焼き鳥)、ゆで卵を買ってそそくさと列車に戻ります。
3. ダム駅で休憩時間
駅でのお買い物タイムが終わると、列車は折り返してダム駅へ。
ここで4時間くらいの休憩タイム。
ローカルなお店が少し並んでいる他は何もない駅です。
駅でのアクティビティーは大きく2つで、
・バンでひまわり畑やカフェを回ってくれる(70B)
・トラムでダム周辺を回ってくれる(30B)
どちらも1時間くらいの模様。
とりあえず皆さんバンのチケット列に並んでいたので、自分はトラムの方に。
簡単な地図を元に歩いていくとトラムのチケット売り場が。
15分ごとに発車するみたいですね。
チケットを買って待っているとトラクターに引かれた2両の客車が来ました。かわいい。
ぞろぞろと乗って出発。
ダムの堰の上を通過してくれて確かに景色が良きです。
向こう岸の白い大仏のところまで行ってちょっと休憩し、折り返し。
合計1時間弱かな。
こういう大仏はこの国では全土にあるんやな。笑
次、バンのチケットを買いに行きます。
初めに買っていた人たちは全員いなくなり1人でバンに乗ります。笑
最初はカフェとひまわり畑。
ひまわりは時期が違っても咲いてる姿を見せられるように、畑を分けて生育時期を調整している模様。全部枯れてたら確かに残念やもんな。
暑いので基本下を向いてます。笑
それ以外も花やら動物の餌やりやら色々と。
とにかく暑いのでバナナスムージーを片手に次のバンに。(どのバンに乗っても良いみたい)
次は湖の横のレストラン。
特に食欲はないので食事はせず、少し写真を撮ります。
鳥が飼われてた模様。
駅に戻ります。
駅から歩いてダムを見に行ったり、お土産を見たり。
ほのぼのとした田舎です。
車で遊びに来る人もいるみたいです。
駅にはこの列車以外にも1日数本は列車が通るみたいで、ローカル線も通ってました。
4.バンコクに帰ります
しばらくすると帰りの列車が戻ってきて乗り込みます。
いやはや暑いですねー
帰りも同じ席ですがおばちゃんたちは爆睡。笑
段々と夕闇が近づき、美しい夕焼けが見えます。PM2.5の季節なので空がめちゃくちゃ赤く焼けます笑
少しずつ人は降りていき、景色は都会になっていきます。
フアランポーン駅まで帰ってきました。すっかり夜。
おばちゃんたちと日本人のご家族にお礼を言って帰ります。
総じて楽しかった!
朝から晩まで1日使っちゃいますが、あまり乗れない列車だと思うのでなかなか貴重かと。
皆さまも機会があればぜひ!