衝撃的なニュースが飛び込んできた。
「るろうに剣心」の作者である、和月先生が書類送検。
見出しを見たとき、
「あ～、取材で入っちゃいけないところに
入ったパターンかな…軍艦島の未公開のところとかさ。
（入っちゃいけないところといえば軍艦島しか思いつかない私…）」
などと、ぼんやり考えていたのですが、
とんでもハップン。
なんと！？違法なDVD！！エロ！！しかも女児！！
どっひゃ～～～～～！！！
と、超びっくり。

「るろうに剣心」の大ファンの私は、
ショックと興奮と混乱が入り混じるよくわからない感情で、
とりあえず世論がなんて言ってるか見てみよう、
と検索に検索。

するとやはり、定番の「最低～」みたいな叩きから、
「こいつの描く女キャラはみんな貧乳だから片鱗は見えてた。」
みたいな、「そりゃこじつけだろ～～～」みたいな、
変化球叩きまで。
ありとあらゆる種類の叩きを、叩きの見本市かってくらい眺め、
「もうお腹いっぱいじゃ。」と画面を閉じようとしたとき、
「コンビニもエロ本置くのやめるし、一掃されたらいいね。」という書き込みを見つけました。

ほ～～～～コンビニ、エロ本置くのやめるんか～～～。
ミニストップがやるんか～～～ほ～～～～。

違法DVDとエロ本。

例えばAVなんていうのは、村西とおる監督の言うところの
「性のファンタジー」であり、
たぶんエロ本もその延長上にあるのではないかなあと思います。
あれはファンタジー。

しかし、違法DVDは明らかにその撮影に関わった
「女児」がいるわけで、この「女児」の人権は守らなくてはならない。
需要があるから供給される。
これはファンタジーではなく、「現実問題」なのです。

「わわわ、和月、
やっぱとんでもねえことやらかしたんやなあ…（もはや呼び捨て）」

今度こそ、検索していたスマホの画面を閉じた。

私が女児だった頃、
心震わせた少年漫画を描いていた大先生が、
女児のポルノ動画を所持していたことで警察のご厄介になった、
ということをもう一度頭で考えると、どうしても切なかったです。

「この世で一番卑劣なのは、子供への性的虐待だ。」と
語っていた友人がいたことを思い出し、
「なぜ絵で我慢できなかった和月よ…」と心の中で語りかけたりしました。
（誰にってわけじゃないけど）

ファンタジーと犯罪。
人は理性を働かせることができるけれど、
間接的になるとそのカンが鈍るのかもしれない。