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【夫婦秋旅】大塚国際美術館#4(系統展示ルネサンス)

大塚国際美術館に来ています。

▼前回の記事です▼

造花のフォトスポット
あまり興味はないみたい

写真撮影スポットの脇を通り越し、ルネサンス期のエリアに入りました。

この時代まで来ると流石に知っている絵が多くなってきて嬉しくなります。

B2階からルネサンスの展示は驚異の「受胎告知」ゾーンから始まります。
これは実質「テーマ展示」なのでは?と思うくらい三方まるまる「受胎告知」の絵に囲まれます。

ピエロ・デッラ・フランチェスカ「受胎告知」

「受胎告知」って言うのはアレです。
『あなたは神の子を妊娠しましたよ』ってヤツです。いきなりびっくりですよね。

キリスト誕生ストーリーの根幹をなす重要な場面なので、そりゃいろんな人が描くわけです。

シモーネ・マルティーニ「受胎告知と二聖人」

口から何か文字が出ています。
日本で言うところの空也上人の南無阿弥陀仏に似てるなと思いました。

フラ・アンジェリコ「受胎告知」

大天使ガブリエルの羽がレインボーです。
この人は何枚か受胎告知を描いているようです。

サンドロ・ボッティチェリ「受胎告知」

「ヴィーナスの誕生」で有名な人の受胎告知。
場面に躍動感がありますね。

レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」

かなり有名な人の受胎告知。初期の作品らしい。

カリロ・クリヴェッリ「受胎告知」

当時の最新画法であった遠近法が大胆に取り入れられています。

ティントレット「受胎告知」

きりもみ回転しながら「窓からコンニチハー!」マリア様も口を開けてびっくり。

画家や描かれた時期によって同じ主題でも構図や衣装、建物の描かれ方が様々で面白いですね。

受胎告知ゾーンが終わると、割と有名な絵がちらほら現れ始めます。

レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」

思ったよりでかいですね。
修復前後の2枚が通路を挟んで向かい合わせに展示されています。

ラファエロ「アテネの学堂」
ラファエロ「大公の聖母」
サンドロ・ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」

有名な絵ですね。なぜかサイゼリヤに行きたくなりました。
真ん中でホタテに乗っているのがヴィーナス(アフロディーテ)。左は風の神ゼフィロスとニンフ、右が季節と時の神ホーラ。左から右へ時系列に沿ったストーリーがあるようです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ「白豹を抱く貴婦人」

あつまれどうぶつの森で見たことがある。
大塚国際では2020年に追加となった絵画です。
白豹とは冬毛のオコジョのことです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」

まぁ何も言わずとも世界一有名な絵です。
偽物であっても人だかりが凄いです。
モデルが誰なのか論争があることでも有名ですが、ダ・ヴィンチの理想の女性像を描き出したものだとか。

ピーテル・ブリューゲル「バベルの塔」
ピーテル・ブリューゲル「雪中の狩人」

神話のキャラクターや宗教画、裸婦画などが多い中で、この人だけ雰囲気違いますね。
イタリアルネサンスと系統が違い、北方ルネサンスというらしいです。

ブリューゲルはフランドル地方(現ベルギー)の農民生活を描いた画家です。
その生涯に未だ謎の多い人物だとか。

ヒエロニムス・ボス「快楽の園」

ボスも北方ルネサンスの画家。
時代的にはブリューゲルより少し前。
聖書の主題ですが、堕落した人間たちを画面いっぱいに風刺画的に描いています。

アーニョロ・ブロンツィーノ「愛の寓意」

ルネサンス後期、ルネサンスの美術に求められた正確な人体描写や空間表現の合理性から、逸脱した不自然な人体描写が流行ります。マニエリスムと言うらしいです。

パルミジャーノ「長い首の聖母」

確かに首長すぎて、ちょっと不自然。

もうこのあたりから見学にかなり疲れてきています。有名な絵は多いので、なんとかテンションを保っております。

次回 バロックです。

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