むろと廃校水族館に登校してみた【夫婦秋旅】
2泊3日で四国旅行に来ています。
高知市内で一泊後、90km 2時間かけて高知県の端っこ室戸に移動してきました。
室戸に来た1番の目的は「廃校を再活用した水族館」に行ってみたかったから!です。
むろと廃校水族館は、名前の通り廃校になった小学校(旧椎名小学校)が生まれ変わってできた水族館です。
廃校水族館は、室戸市が地域活性化のために校舎をまるまる居抜き改修して作り、現在はNPO法人日本ウミガメ協議会が、市からの指定
管理を受けて運営しているようです。
あいにくの雨天ですが、駐車場(元グラウンド)は、ほぼ満車状態でした。高知ナンバーの車に混じって関西圏のナンバーの車がちらほら。
開館と閉館ではなく、始業と下校なところに早くも廃校水族館のこだわりが見られます。
職員室(事務所)前に受付があり、入館料600円を払って登校完了です。学校ですが靴は履き替えずに土足OK。
廃校水族館は名前の通り、学校の設備をそのまま生かした、手作り感満載の展示が売りなので、序盤から突拍子もない光景が目に飛び込んできます。
階段をのぼって、2階の教室に向かいます。懐かしい気分になりますね。
教室前の廊下でも、突拍子もない展示が炸裂しています。
教室のうち1つは、昔の学校そのままに残っています。
遠足の対応とか、地方議会の視察とか、ワークショップやるときにそのまま使われているようです。
教室の前方には、なにやら懐かしさを感じる物体が、これもメダカの水槽にされています。
「OHP(オーバーヘッドプロジェクター)」
先生の手元資料などを、スクリーンに写すアレです。自分のときは小学校でギリギリ使われていた覚えがありますが、今の時代では、電子黒板なんかが主流なんでしょうね。
机のある教室の隣の3クラスは、教室のど真ん中にデカい円柱状の水槽が置かれ、小さいウミガメやエイ、サバなどが泳いでおりました。
水槽で展示されている魚さんたちは、全て地元の漁師さんから譲り受けたり、スタッフさんが釣り上げたものらしいです。
階段を上がると、特別教室がありました。特別教室に移動するの、小学校の頃は好きだったんですけど、中学高校になると移動のダルさの方が勝ちますよね。
理科室大好きキッズだったのに、物理と数学で挫折して、ド文系になったのが私です。
図書室に向かいます。学校居抜きなので、仕方ないですが、導線が一方通行になっておらず順路が分かりにくいのが難点ですね。
図書室前に謎におみくじがありました。
図書室には、さすがに水槽はありませんでしたが、生き物の図鑑などが残されています。
図書室の隅にはご当地プリクラの機械が。
2階の外階段から、プールに向かいます。
外は大雨なので傘を借りますが、傘立てにある傘は全て小学生用の黄色傘というこだわりっぷり。
小さいプールには、ウミガメがいっぱい。
こんなに近くでウミガメが見れる水族館も稀ですね。
体育館は使われていないようでした。再活用は、耐震性の問題とかあるし難しいよね。
順路はプールから直接退場するのが正解のようでしたが、入り口にミュージアムショップがあるので、再び校舎に戻ります。
むろと廃校水族館の人気の理由のひとつ「ブリくじ」1回1000円
オープンから1年たらずで15000匹のブリがお持ち帰りされたことで有名です。
最後にこれがやりたかったのよ。
「ブリくじ」は、特等から4等まであり、大きさは変わりますが、必ずブリのぬいぐるみが当たります。
三角くじが空気でブワーッて舞うのは、受付のお姉さんが、くじ引きの時だけ操作してくれます。
赤がブリくじ、緑がサバくじ、青がしゅもくじ(シュモクザメ)。
くじの色が見えているので、欲しいぬいぐるみの色を選んで掴みます。
引いたのは4等でしたが、受付のお姉さんは「おめでとうございます!こちらの可愛いサイズのブリちゃんが当たりました!」と言ってくれました。プロ意識を感じる。
ブリぬいの大きさに貴賤なし。「つばす」サイズでも当たりのブリぬいなのです。
可愛いサイズのブリを旅のおともに加え、廃校水族館をあとにするのでした。
ちょっとどころか、かなりアクセスの悪い水族館ですが、めちゃくちゃ楽しめるので、みなさんもぜひ登校してみてはいかがでしょうか?
おわり
おまけ
廃校水族館から2時間半かかりましたが、四国旅行2日目の宿泊地「徳島市」に着きました。
四国旅行3日目は「大塚国際美術館」に行きまーす!
つづく
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