逆の季節、不穏な季節

画像1 元日からの2週間を、サンパウロで過ごしたカナダの義妹と姪っ子が帰国しました。滞在中盤の3日間は、義妹の実家があるサンパウロ州の田舎へ。その前後は、生活用品の揃ったアパートを借りて暮らしていました。写真は夫が彼女たちを国際空港まで送りに行っている間に見上げた空。この時は晴れて、まだ暑い日々が続いていました。
画像2 姪っ子は友達の家を渡り歩き義妹とは全く別行動だったそう。出発前日の昼食会にも顔を出してはくれませんでした。義妹はサンパウロでの最後の昼食に、コロッケ定食を頼んでいました。あちらではモントリオールまで出なければ、日本食レストランも無いようです。日頃懐かしく思っていたブラジルのフルーツは、ジャボチカバ(まん丸の黒い実で、中身はライチのよう)とバナナプラッタ。世界中でお馴染みのバナナはバナナナニッカと言いますが、酸味のあるブラジルバナナに慣れたら甘すぎて食べられないと。これらを持って帰りたい〜と嘆いていました。
画像3 うちでも働いてくれていた、ルイーザの近況を知らないかと訊ねてみました。最後に残っていた義弟がカナダに移住した後は、細々と彼女の実家で仕事をしていたはずなので。私の問いに義妹は表情を曇らせました。彼女に辞めてもらう時、長年家族に寄り添ってくれたお礼にボーナスを出した。その銀行アカウントが詐欺に遭って全額引き出されてしまったそうだと。その上、義妹の実家のお母さんと折り合いが良くなくて、仕事が続けられなくなったようだと。私たちには特に問題はなかっただけに非常に残念でしたが、こちらの方は時にシビアです。
画像4 ラーラは元気かな。訊けば良かった。カナダに渡ってもう一年半が経ったね。
画像5 夫が彼女達を送り届けた後は、サンパウロの国際空港の警察をクリアしたというメッセージを最後に、特に連絡はありません。今回はパナマを経由するとのことでした。便りがないのは元気な証拠なのでしょう。厳冬と酷暑の地を行ったり来たり。時差は殆どありませんが、体の調子を崩していないことを祈っています。(元気を取り戻した我が家のちびっ子アンブレラツリーには新芽が。。)
画像6 これは彼女達が発った直後に見られた、ほぼ半分の月。日本の友達が「こちらではスイカのような月が見えている」と教えてくれて、こちらでもパチリ。アプリによれば、サンパウロで今の時期に昼間の地平線に見える昇り始めのこの月は、丁度お椀を逆さにしたようらしいのです。天頂で左側が満ちた形で立ち、その後はスイカになって夜半のうちに沈んでいくとか。薄雲の間にやっと見えた月。翌日から豪雨の日々が続きました。
画像7 お月様と別れた後、夏風邪を引いていました。息子から私へ、今は私から娘へ。本日日曜日に、私はようやく復活。ウォーキングのために久しぶりに出かけた公園で、やはり雨に遭ってしまいました。折り畳み傘が役に立たないほどの雨だったので、いつものベーカリーに駆け込みました。本日の歩数は8700歩ほど。写真は公園のカンレンボクの実。
画像8 プリンセスフラワー。
画像9 あくまでも緑は深く。池はいつも以上にたっぷりと水をたたえていました。これから先の10日ほどのサンパウロの気温は19〜24℃とのこと。暑い日が続いても肌寒い日が続いてもつい文句が口から出てしまう。ニンゲンとは勝手な生き物ですね。(それは私だけのことか 汗)日本や欧米の皆さんから雪便りが続々と届いています。どうか暖かくお過ごしください。。

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