水越健之

動物病院の顧問、経営者のセッションなどを生業としています ライフワークとして、キャンプ…

水越健之

動物病院の顧問、経営者のセッションなどを生業としています ライフワークとして、キャンプ場と焚き火会の運営、自然農を学びながら実践しています 様々な体験からの学びと気づきのシェア、焚き火会や自然農の実践報告などを行っています

マガジン

  • 自己理解と自己研磨 〜学びと体験と気づき〜

  • エースで四番で監督もやった12年

  • 自然農

    自然農を実践していく経過報告、その中での気づき、メンタルに与える効果などについて書いています

  • キャンプ場と焚き火会

  • 動物病院の経営とマネジメント

最近の記事

1年ぶり

久々に自分の内面について、noteを書こうと思う 前にそういう内容を書いたのは去年の11月だった 会社(動物病院)を売却するという大きな体験をしたのが2022年の2月末だった そこから9ヶ月ほど経ったタイミングで、「逃げ」という捉え方で売却とその後を振り返る内容だった 今回は、前回の記事から11ヶ月ほどの間の出来事、体験、心境などを振り返って書きたいと思う 会社を売却してある程度のお金を手にしたが、これまでと同じような生活を一生涯続けるほどではなかった これまでの

    • エースで四番で監督もやった12年 〜はじめに〜

      僕は動物病院を開業し、約12年間、診療をした獣医師であり、院長であり、経営者だった 約1年前、その動物病院の運営会社を売却し、すべてを手放した 病院の業績は開業時から右肩上がりであり、前年度割れをすることなく、売却の前年に最高益を叩き出した そんな病院の経営者の私は、外からは順風満帆に見えただろう では、なぜ病院を売るという決断をしたか?  その決断に至る過程で起こった様々な出来事、そこから感じたこと、気づいたこと、学んだことなどをまとめたいと思い、noteで連載記事

      • コロナ禍を過ごして感じた違和感

        コロナ禍が始まり、もうすぐ3年になる 1年目は学校が休みになり、子供たちがいつも家いるというこれまで経験したことのない生活を送った その頃は未知の病原体のことを恐れていて、必要だと思ってマスクや手指の消毒をし、ワクチンや治療薬の開発を心待ちにしていた ウイルスの変異が進むにつれて、感染力は増したかもしれないが、明らかに重症度は下がっていくにも関わらず、それまでと同じような感染対策の必要性を訴える政府やそれを伝えるマスコミに対して疑問を持つようになっていった そうこうし

        • 逃げたヤツ

          経営者で院長だった頃、スタッフマネジメントが大変だった そこから逃げたかった だから、診療からフェイドアウトし、現場から離れようとした それだけでは逃げきれなかったので、会社を売った 他にも色々な理由はあるけれど、現場を離れたのも会社を売ったのも、一番の理由はスタッフマネジメントが嫌だったからなのだ そのことを認められるようになった 苦手だったし、やりたいことでもなかったし、でも自分がやるしかなかったからやっていただけだった マネジメントについていっぱい勉強した

        マガジン

        • 自己理解と自己研磨 〜学びと体験と気づき〜
          30本
        • エースで四番で監督もやった12年
          1本
        • 自然農
          1本
        • キャンプ場と焚き火会
          1本
        • 動物病院の経営とマネジメント
          6本

        記事

          宙ぶらりん

          「宙ぶらりん」という状態は居心地が悪いというお話 「会社を売って、今は何をしているんですか?」 と聞かれることが時々あるが、明確な回答ができない 「毎日、フラフラしています・・・」 というような回答しかできない 去年までは、動物病院の院長、その運営会社の社長だと答えることができた 最後の1年は、ろくに診療もせず、フラフラしていたのだが、「何をしている人か?」と聞かれても、困らなかった 今は、経営していた会社、病院を手放し、肩書きも無くなった それが有ると無いの

          宙ぶらりん

          自然農に惹かれて

          子供のころから生き物が好きだった 虫や観賞魚、植物が家にあふれていた その流れで獣医師になった 今も自然の中にいると心が穏やかになるし、自然が大好きだ 妻と共通の趣味はガーデニングだ 週末は川遊び、釣り、キャンプ、そして畑に行くことが多い そんな僕なので、自然農に惹かれるたのは必然だと思う では、なぜ慣行農法(一般的な農法)ではなく、自然農なのか? その前に、自然農とは何か? 厳密な言葉の定義は置いといて、簡単に言うと、農薬や肥料などの人工物を使わない農法の

          自然農に惹かれて

          焚き火会

          昨年、白浜の山林地を買って、キャンプ場を作ることを決めた キャンプに数回しか行ったことがないのに、キャンプにハマりそうだという直感に従い、後先考えずに勢いで買ったのだ キャンプが好きであり、ハマっているのは今も変わらず、この先も変わらないだろう でも、キャンプ好きだというだけで、山林を買ったわけではない 「場を作る」ということにモチベーションが湧きあがったということもある では、場を作って何をしたいか? キャンパーにキャンプ場を貸してお金をもらうというビジネスをし

          焚き火会

          会社売って、今思うこと

          株式譲渡をして約2ヶ月経った その2ヶ月間、色々な思いが湧き上がり、心境が変わっていった 売却前の会社の状況は、人員不足で診療を縮小し、2ヶ月連続で売上が大きく下がった それにより、売却話が流れてしまうのではないかと心配していた さらにその前は、売却するかどうか?すごく悩んでいた 会社に愛着があるから手放したくなかったし、一緒に会社を育ててきた古株メンバーを裏切るような負い目を感じたからである そうしないためにも、経営難が予想されるが、会社を売らずに踏ん張りたいと

          会社売って、今思うこと

          引きこもり院長を卒業した

          この4〜5年、診療からフェイドアウトしながら、外に出て勉強したり、読書をしたりしてきた マネジメントが上手くいかないので、何とかしたかったのだ セミナーや読書は、自分を高めることにつながりそうだし、何かいいことをしている気になれる だから、診療から離れてでもやるべきことだと正当化した この下り、これまでに何度も書いてきたが、今回は違う切り口から書いてみた やっと、本質が見えた 現場から離れようとした本当の理由は、現場からの「逃避」だった 現場にいるスタッフたちに

          引きこもり院長を卒業した

          組織の声

          この3年ほど、自分を知ることとか、意識とか、人生の目的とか、そういうことにフォーカスしてきた スタッフマネジメントに行き詰まって、そんな不本意な現実を作り出すのは自分の認知だと気づいたからだ たぶん、自己探求とか自己研磨はこれかもずっと続けていく永遠の課題だと思う 特にこの数年は、そのことにフォーカスするフェーズだったのだと思う 今年に入ってから、次のフェーズが来そうな感じがしていたのだが、ついに波が来たようだ 先にも書いたが、僕は人生の目的を探求し、何となくそれを

          組織の声

          心理的に安全安心なチーム?

          最高のチームを目指す!僕は開業から8年くらいの間、組織の規模拡大に躍起になっていました 最初はそれが自分のやりたいことだと信じて疑いませんでした でも、規模拡大の目的は、自分が注目してもらうためだと気づきました。。。 そして、経営の方向転換を決めたのが、1年半くらい前のことです 自分が本当にやりたかったのは、「最高のチーム」を作ることだと思ったんです 「最高のチームになれば、規模なんてどうでも良いし、何をするかなんて関係ない」くらいに思っていました じゃあ、僕にと

          心理的に安全安心なチーム?

          株式会社hana のこれから

          自己理解から見えてきた僕の願い僕は自分から人に関わって、僕の望む反応を相手が返してくれなかったら、その人に受け入れてもらえなかったと解釈して傷つくという傾向があります その傾向はかなり緩み、ずいぶん楽になりました 「ありのままの自分を表現したら嫌われる」という思い込み(信念)がその傾向性を作り出しています そして、望む反応を引き出すために、相手から関わってもらうために、人目を引きそうな事をやろうと影で努力をします 中学校では定期試験でいい成績をとると親に褒められますし

          株式会社hana のこれから

          「開業・経営・人の内面を学ぶ学校」のような職場

          はじめにガーデン動物病院を開業して11年が経ち、やっと獣医師の採用についての方向性が見えてきました この記事は将来開業を考えている獣医師向けに書きました 開業から5年間、僕の動物病院経営の前半、それは、身体的に限界を超えた激務の5年間でした ほとんど休みなしで、夜間救急も、事務仕事も自分がこなし、体力の限界まで働きました 6年目以降、後半戦は、経営やスタッフマネジメントの問題に追われて、悩みが尽きない、精神的に辛かったです 忙しすぎて獣医学の勉強をする時間や気力がな

          「開業・経営・人の内面を学ぶ学校」のような職場

          妻が死にかけて思ったこと

          常位胎盤早期剥離のため、緊急帝王切開を受けた妻がICUで集中治療を受けていた2日半 「本当にもう会えないかもしれない」と本気で考えました 時系列で少し振り返ってみます 初日の午前3時半ごろ、お腹の張りと痛みがあるということで妻に起こされました 少量の出血もあったので、かかりつけの久松マタニティクリニックを受診しました それが4時過ぎ 赤ちゃんの状態をモニターしながら、6時過ぎまで妻と一緒に病院にいました 子供を残して来たので、僕は家に帰り、自分と子供の身支度をして

          妻が死にかけて思ったこと

          スペース

          年が明けて、ふと思って始めたことがいくつかあります ・朝食を玄米にしよう ・瞑想を再開しよう ・スマホからSNSとニュースアプリを削除しよう などなど そうしようと思ったきっかけがいくつかありました まず、昨年末で診療業務を全て手放しました それによって、時間的にも気持ちに余裕ができました 他には、正月明けから3日間のファスティングをしました 消化管の中を空っぽにして身体をリセットすることができました それによって、色々な衝動が湧いてきました 食に対する

          スペース

          2020年の振り返りと、2021年のテーマ

          身の回りに変化が起こった2020年 2020年は自分の外側、身の回りの状況に大きな変化があった一年でした    うちの会社の教育事業、「学びとつながりの場」を立ち上げました 2月には、嘉村賢州さん、吉原史郎さんを講師にお招きし、第一回セミナー「ティール組織」を開催しました 夏頃から、教育事業のもう一つの取り組みであるコーチングを始め、2名のクライアントとのご縁があり、良いスタートが切れました そして、ティール組織のセミナーが終わった頃から、世の中はコロナ禍へ 学校や

          2020年の振り返りと、2021年のテーマ