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気功と覚悟|100%信じきる覚悟についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日の
気功教室でのことです。

その日はたまたま
初めての方はいらっしゃらなくて、
参加者は全員、
何回か通っていらっしゃる
方達ばかりでした。

盛鶴延先生の気功教室は
毎週木曜日の19時〜21時に
東京の自由が丘で開催されています。

前半の1時間は
盛鶴延先生による気功のお話、
後半の1時間は
実際に盛鶴延先生と
一緒に気功をします。

そして、
前半のお話も
後半に習う気功も
当日の参加者を見ながら
盛鶴延先生が
内容などを判断されますので、
毎回異なります。

この日は、
いわゆる
常連さん達ばかり
だったこともあってか、
盛鶴延先生は
こんなお話をされました。

皆さんは
気功を、
見えない世界を、
信じていると言います。


でも、多くの方は
100%は信じていません。

99%は信じているけど、
最後の1%は
信じきれていませんね。

このお話を聞いた時、
私は、

そうか。
そういうものかもなぁ。


と、いわゆる
他人事のように聞いていました。

なぜなら、
自分は100%
気功の世界、
見えない世界を
信じていると
思っていたからです。

もし信じていないなら
27年間も
勤めた会社を辞めてまで
気功の本を出版しようとなんて
思いません。

なので
完全に「他人事」
として聞いていました。

でも、
そんなお話があってから
しばらくした頃、

気功教室が始まる前に、
他の方がまだ誰も
来ていなかったので、
盛鶴延先生と2人で
他愛もない雑談をしていた時、

突然、
盛鶴延先生が私に、

 あなたは
 人を100%
 信じることができないね。

とおっしゃったのです。

えっ!?

今回は
100%信じきる覚悟について
お伝えしたいと思います。

***


盛鶴延先生から

あなたは人を100%
信じていない。

と言われた時、
正直、とても驚きました。

というのも
私は自分では
人を信じすぎて、
逆に信じすぎるのが良くない
と思っていたからです。

仕事などでも
最初は
相手の企画案などを
ふむふむと聞いていますが、

まぁ、
この人が言っているなら、と
多少、気になる所はあったとしても、

最後は相手を信じて
任せてしまうタイプです。

ただ、
ビジネスにおいて
そういう判断の仕方は
良くないなぁと
反省していて、

でも、その実、
そういう
人情派? 的なところが
自分では嫌いではなかったのです。

だから、

その私が、
人を100%信じていない!?

と、とても驚きました。
と同時に、
全く納得できませんでした。

そして、

何をおっしゃっているのか、
理解できない!

という顔をしたのだと思います。

(すみません。
 顔にすぐに出るタイプです・・・)

そんな私の
不満気な様子を見ながら
盛鶴延先生は
こうおっしゃいました。

あなたは
人の良い面だけを見ている。
その人の良い面は
100%信じている。

でも、
その人の悪い面、
裏の面、汚い面が
見えると、
NOとなるね。

そして
続けてこうおっしゃいました。

でも、
人間、
100%良い人はいない。

みんな
良い面と
汚い面を持っている。

あなたは
汚い面も含めて
100%人を信じることが
できないね。

***

実は、この

あなたは100%、
人を信じていない。

と盛鶴延先生に言われたのは
1年以上前のことです。

ただ、それが
ものすごくショックで、

自分として
どう受け止めてよいのか
わからず、
この1年ぐらい
ずっと考えていました。

よく、

人の良い面だけに目を向けて
悪い面には目をつむろう。

と言われたりします。

それは
ポジティブな文脈で
言われることが多いのですが、

私も、
自分では良い意味で、
人に対して
そういう見方、付き合い方を
してきた気がします。

しかし、
よくよく考えると、
そういう付き合い方をしないと
とてもじゃないけど
多くの人と付き合っていけないと
思っていた気がします。

つまり
自分で先に
防衛線を引いていたのです。

もちろん、
全て無意識です。

しかし、
盛鶴延先生に

人を100%信じていないね。

と言われて、

自分のそういう
人との付き合い方に
気づきました。

と同時に
私がこれから
もうひとつ先に
進んで行くためには

そのような
付き合い方では
ダメなのではないかな
と思いました。

だから、
ずっと考え続けました。

そして
ある時、ふと思ったのです。

なぜ私は、
100%

人を信じられないのだろう。

そして、ふっと

受け止めきれない
と思っているんだな。

と思ったのです。

もし、本当に
どんなことも
受け止められるような
器の大きな人だったら、
相手の
どんな汚い面が見えても
全てを受け止めることが
できると思います。

でも私は
こういう人だと思っていた人の
別の汚い面が見えた時、

自分は受け止めきれない。

そして、
そう自分で自分のことを
思っているんだ、

と気付いたのです。

つまり私は、
人ではなく、
自分のことを
100%信じていないんだ。

そう気づいた時、
ふっと

「覚悟」

という言葉が浮かびました。

よく盛鶴延先生は

覚悟が大切。

とおっしゃいます。

そして
その覚悟という言葉が
浮かんだ時、

自分を
100%信じるためには

自分は
どんなものでも
受け止められると

自分を信じきる
覚悟が必要なんだな。

と思いました。

そして同時に冒頭の

多くの方は
100%は信じていません。

99%は信じている。

でも最後の1%は
信じきれていませんね。

という言葉は、
他の人に
言われていた言葉ではなくて
私に言われていた
言葉だったんだなと思いました。

***

実はこの
「覚悟」
と言う言葉は
盛鶴延先生の本の中でも
出てきます。

それは
日本語の覚悟とは
少し違って、

「覚」という感覚、
1覚、2覚、・・・と
悟りに至る道として
説明されています。

とても
難しい言葉ですが、
この
「覚悟」という言葉に
真正面から
向き合っていきたいなと
思っています。

では、また!

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