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気功には神筆功|神筆功の魅力は、何百年経っても文字の気は失われず、気が出ている状態が続くことです。

中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談など、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***


以前、東京国立博物館で
「空海と高野山」
という展示会があり、
空海の自筆の書が
拝見できる機会がありました。

盛鶴延先生も
行かれたそうです。

空海さんの書はすごいね。

入り口に立っただけで
部屋の奥に展示してある
空海さんの書から出ている気が届くね。

そう空海さんの書について
おっしゃっていました。

***

気功には
神筆功(しんぴつこう)という
気功法があります。

書道気功、
判官筆功法(はんがんひつこうほう)の
1つの流派なのですが、
そもそも盛鶴延先生が来日されたのも
神筆功実演のため
日本の医療関係者に招待されたからです。

神筆功は
自発動功が必要で、
自発動功をしながら
書いている文字の中に気を入れます。

神筆功の魅力は
何百年経っても
文字の気が失われず
気が出ている状態がずっと続くことです。

空海さんの書も、
書かれてから1200年以上
経っているにもかかわらず、
つい昨日書いたような
新鮮な気を感じることができるのも、

盛先生曰く、
空海さんが
神筆功で書かれたからだそうです。

私が盛鶴延先生の神筆功に
最初に直接触れたのは、
知人の家に飾られていた
盛鶴延先生の神筆功の書の掛け軸です。

縦180cm×横60cmぐらいの
大きな掛け軸の中に
「気」
の一文字が書かれています。

その掛け軸は
畳の間の壁に掛けられていて、
その高さは、
私の胴体と「気」の文字が
ちょうど対面する感じでした。

なので、両手を前に出すと
ちょうど「気」の文字に
触れる感じです。


それを見た時、
私は気功を始めて
それほど経ってない頃だったので
気を感じるという感覚も
よくわからない頃だったのですが、

その書の前に立つと
「気」の文字から
温かな気が出ているのを感じました。

あったかい。

「気」の文字に両手をかかげると
焚き火で温まっているような
そんな感じすらしてきます。


彼女は
自宅で気功治療をされていた方なのですが、
治療を行っている部屋に
その掛け軸はかかっていました。


この「気」の前に座っているだけで
癒されるのではないか?

ここにずっと座っていたい。

そう思いました。

そして、

欲しい。
この盛先生の神筆功の書、欲しい。

とも(笑)。

彼女は
盛鶴延先生がかつて教えていた
福建医科大学日本校気功専科の出身の方で、
盛鶴延先生が、
授業で神筆功を見せてくださった時に
書かれた書をいただいたのだそうです。

羨ましい……。


それ以来、
心のどこかで


いつか、盛先生の
神筆功の書が欲しい。

いつか、
盛先生の神筆功の書を
家に飾って眺めていたい。

と願っていたのですが、
願いは叶えられるのです(笑!)


なんと。
『気功革命 秘伝奥義 集大成』の表紙のために
盛鶴延先生が
神筆功で書を書いてくださったのです!!


***

本の表紙のため
盛鶴延先生は、
かなりの時間と気を使って
神筆功の書を書いてくださいました。

ーーー
ちなみに
書に集中するため
家族がいらっしゃらない時に
書かれたそうです(笑)。
ーーー

しかも、
一つの文字に一枚だけではなく、
何枚も何枚も書かれて
その中からいくつか
これという書を
私に預けてくださいました。

恐れ多すぎる。
嬉しすぎる。


盛先生から神筆功の書を
受け取ったその足で
本のデザイナーさんの事務所に
書を持って走ったのですが、

デザイナーさんも
本当に本当に!素晴らしい方で、

盛先生からいただいた
いくつかの書の文字の中から

ーーー
盛先生からいただいた書の中には
「気」の文字や
「気功」の文字など
他の文字もいくつかの文字があったのですが、
ーーー

瞬時に

「これとこれ」

と今回、本に使った2つを選ばれました。

そして素晴らしい装幀を
仕上げてくださったのです。


それがこちらです!


『気功革命 秘伝奥義 集大成』外カバー
『気功革命 秘伝奥義 集大成』表紙



『気功革命 秘伝奥義 集大成』は
DVD2枚組付き、外カバー付きなので
外カバーと本の表紙
そしてDVD盤面に
神筆功の文字を
デザインさせていただいています。

そして外カバーとDVD盤面には
「奥義」の文字を。

本の表紙には、
中国の気功の達人、
張三豊(ちょうさんぽう1247―?)の
「老人母当初未生前」
の言葉を使わせていただきました。

張三豊のこの言葉は

お母さんが
未だ生まれていなかった時を想像する。
人の命は何億、
何千万年とつながって
今に至るという意識を持つ。

という、道教の大切な
意識の持ち方を教える言葉です。

***

この神筆功の書による
表紙デザイン制作において、

私はただ、
盛鶴延先生とデザイナーさんの間を
伝書鳩のごとく
右から左へと
書を持って走っただけです。

盛先生から書を受け取った時も、
また、
盛先生から預かった神筆功の
いくつかの文字を
デザイナーさんの前に
全て並べた時も

盛先生からも
特にどの文字が良いとの
言葉もありませんでしたし、
デザイナーさんからも
何かを尋ねられることも
ありませんでした。

ただ無言で受け取り、
無言で並べただけです。


デザイナーさんは
盛先生の神筆功で書かれた文字を
無言で眺めた後、
ぱっと、
あの2つの文字を選ばれました。

その瞬間、

盛先生とデザイナーさんは
つながっているんだ。

と感じました。



***

『気功革命 秘伝奥義 集大成』を発売してから
感想などをいただくことも多いのですが、

ーーー
とても嬉しいです!
ーーー

なかに、
こんな素敵な感想を
いただいたことがあります。

『気功革命 秘伝奥義 集大成』
中身は全く読んでいないのだけど、

飾って、表紙を毎日眺めているだけで
ありがたい気がしてくる。

この方。
ものすごい
本質を捉えていらっしゃるかも!

では、また!

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