気功と感謝｜1日10回以上、感謝、感動することについてお伝えします。
気功 ブログ｜
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室（毎週木曜日、東京自由が丘で開催）のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。
＊＊＊
1日、10回以上
感動するといいね。
ある日の気功教室で
盛鶴延先生はおっしゃいました。
1日、10回以上、
感動する。
涙がでるといいね。
涙がでると
邪気が涙と一緒にでていくね。
命の感謝があると
感動するね。
盛鶴延先生はよく
「大感謝だね」
「大感動だね」
という言葉を口にされます。
しかもその言葉は
お店とかでよく聞く
「ありがとうございまーす」
「感謝でーす」
という軽いノリの言葉ではなくて、
本当に、心から
感動しながら
おっしゃるのです。
しかも、
それが
驚くほど小さなことというか、
私から見ると
えっ、そこですか？
というような出来事に対して
感動するね。
おっしゃるのです。
今回は
盛鶴延先生に教えていただいた
1日10回以上、感謝、感動することについて
その思い出と共にお伝えします。
＊＊＊
盛鶴延先生は
続けておっしゃいました。
感動することは
どんなことでもいいんだよ。
このご飯。
美味しいな。
そういうことでいいんだよ。
その言葉通り、
盛鶴延先生は
本当によく
「感動するね」
「大感謝だね」
という言葉を口にされます。
多分、
盛鶴延先生の気功教室に
何度か参加された方なら
きっと
この盛鶴延先生の
言葉を耳にされたことが
あると思います。
そのぐらい
本当によく口にされます。
＊＊＊
ある日の気功教室のことです。
気功教室では
盛鶴延先生がご持参されたCDを
流しながら練習しています。
気功をする時、
音楽をかけてもかけなくても
いいけどね。
でも音楽をかけると
雰囲気がでるでしょう（笑）。
そうおっしゃって
いつもいくつかのCDを
持ってこられます。
ちなみに余談ですが、
その盛鶴延先生のCDが
なかなか良いのです。
静かだけど、
心を動かすというか
振動させるというか。
なので、私は
その中から何枚か、
同じCDを購入したりしています（笑）。
そして、
そのCDをかける音響セットは
教室をお借りしている
奥沢東地区会館に備え付けのものを
使わせていただいています。
その日も盛鶴延先生は、
いつものように
教室が始まる前に
CDをセットしていらっしゃいました。
その時、
突然、やや大きめな声で
「大感動だね」
と、感嘆した声で
おっしゃったのです。
えっ？
その声にちょっと驚いて
盛鶴延先生の方に
近寄ってみると、
実はね。
先週、このCDを
この音響セットの中に
忘れて帰ってしまったんだよ。
でも、
今日きたら、
こうしてそのままCDがある。
大感謝だね。
日本はすごいね。
とおっしゃるのです。
えっ？
今後は逆に私は、
そこまで感謝される
盛鶴延先生の方に
びっくりしていました。
多分、
日本人の多くの方は
忘れたCDが
施設の音響セットに
そのまま残っていたとしても
「あっ。あった」
ぐらいだと思うのです。
なのに
本当に嬉しそうに
感動されているのです。
＊＊＊
これもある日の
気功教室の帰りのことです。
コロナの前のことですから
かなり昔の話です。
その日は
どういう流れだか
いつもの
中華ファミリーレストラン
バーミヤンではなく
焼き鳥屋さんに行きました。
（盛鶴延先生は
焼き鳥がお好きだと思います。
多分・・・（笑））
その焼き鳥屋さんは
初めて行ったところですが、
見るからに
仕事が丁寧そうな
美味しそうな焼き鳥屋さんでした。
そしてメニューを見ていると
「鶏足」
があったのです。
ご存知ですか？ 鶏足。
ニワトリの指を煮込んだ
中国では人気の料理です。
コラーゲンたっぷりで
ぷるんぷるんの食感が
とても美味しい料理です。
盛鶴延先生も
この鶏足がお好きらしく
「鶏足があるね。
注文しよう」
と嬉しそうにおっしゃいました。
で、
その鶏足がきたのですが、
それが本当に美味しかったのです。
そして
盛鶴延先生は
その鶏足を食べながら
日本人は本当にすごいね。
この鶏足。
こんな小さな鶏足の
1本、1本を
きれーいに掃除している。
だから
こんなに美味しい。
大感動だね。
そうおっしゃいながら、
とても美味しそうに
鶏足についている
肉というか
プルンプルンのところを
丁寧に1本1本
食べられていました。
実はこの時も
私はびっくりしたのです。
ここまで
ひとつの料理に
感動されるんだ。
＊＊＊
私が盛鶴延先生から
1日10回以上
感動するといいよ。
命の感謝があると
涙がでるね。
涙と一緒に
邪気が出ていくね。
このお話しをお伺いしたのは
今から10年以上前のことです。
その時は
そうか。
泣くと涙と一緒に
邪気が出ていくんだ。
と単純に
そう思っていました。
そして、
そうか。
感動する映画とかも
たくさん観るのもよいかもな。
など思っていたりしたのです。
でも、あれから
10年経って、
年齢も重ねて
改めてこの言葉を思うと、
「命の感謝があると」
というこの言葉が
とても大切だったんだなと
思います。
だから、
盛鶴延先生は
あれだけ、
私からみたら
驚くほど些細に思えたことにも、
感動、感謝されていたのだろうな。
そう思っています。
＊＊＊
実は、
これまた全くの余談ですが、
あのCD事件。
後日談があるのです。
その後、
しばらくして
再度、盛鶴延先生がCDを
施設の音響セットの中に
忘れて帰られたことがあったのです。
しかし、その時は
翌週、そのCDが無かったのです。
多分、
その1週間の間に
誰かが音響セットを使って
中に入っていたCDが邪魔だから
ぽいっとどこかに置いたか、
忘れ物として
施設に届けたのだと思います。
なので、
私は必死で探しましたよ。
日本人として、
盛鶴延先生を
悲しませるわけにはいかない！
という
妙な愛国心と
妙な正義感に駆られて（笑）
施設の管理人の方にお伺いしたり、
忘れ物ボックスを探したり、
いろいろ探したのですが
結局、見つかりませんでした。
本当に、本当に、
今でも残念です。
＊＊＊
1日10回以上、感動する。
1日10回以上。
感動、感謝しながら
生きていきたいと思っています。
では、また！
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