見出し画像

気功と自発動|自発動の状態で自分の好きなことを行い、成功する方法についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。

どのような
話の流れだったかは
忘れてしまいましたが、
盛鶴延先生が
中国のある有名な
書道家の話をしてくださいました。

私は取材で
その有名な書道家を
訪れたことがあるのですが、

他にも多くの方が
その先生を
訪ねて来ていて、

その先生は
訪ねて来た多くの人達と
次々と
楽しそうに
おしゃべりしながら、
漢詩を書いているのです。

「あなた、どこから来たの?」

「へぇ。
 何しているの?」

そのような
他愛もない世間話をしながら、
でも
書く手は止めず
どんどん
漢詩を書いていく。


10枚、
20枚、
30枚、
……。

とどんどん
書いていく。

ずーっと
書いていく。

そして、
教室のみんなの方を見ながら
楽しそうに、

その人は
自発動(じはつどう)で
書を書いていたのですね。

多くの人は
才能があっても
書く枚数が足りませんね。

1日、
10枚、20枚じゃ
足りませんね。


成功している人。
夢中になっている人。

そういう人は
自発動状態で、
自分の内面の
したいことをやっている。

だから
成功するし、
名作が残るのですね。

今回は、
自発動の状態で
自分の好きなことを行い、
成功する方法についてお伝えします。


***

気功法のひとつに
自発動功
というものがあります。

盛鶴延先生の
気功教室では
ほぼ毎回、
自発動功をします。

自発動功は
自由に身体が
動いたいままに
ふらふら動かす
気功法のため、
初めての人でも
できますし、

何より
気のレベルを上げるのに
効果的なのだそうです。

教室では、
人の動きが気にならないように
部屋の明かりを落として、
自発動功をするのですが、

初めての方の多くは
戸惑われるようです。

日本人は
自発動功が苦手ね。


中国人だったら
踊り出したり、
歌を歌い出したり、

みんな
自由にやるね。

と盛鶴延先生は
笑いながらおっしゃいますが、

確かに、

身体が動きたいように
自由に動いてください。

と言われても、
どう動いたらよいかわからない。
人前でちょっと恥ずかしい。
という方が多いようです。

そういう場合は、
動かず、ずっと站桩功をしていたり、
ごろっと横になったり、

それも自由ですので、
気楽です。

実は、
私自身も
ずっと自発動功が苦手で

ぼーっとして、
(している気持ちになって)

自分の内面から
湧き出してくるエネルギーに従って、
動きたいにように
(動いている気持ちになって)
ふらふらしていましたが、

これでいいのかな。

という疑念が
つきまとっていました(笑)。

でも、
わからないなりに
長い年月
自発動功を
してきたおかげか、

ぼーっと
無意識に
身体の声を聴きながら
動いている。

(それは
 自発動が終わった後で
 そうだったのかも?と
 思う感じですが)

そんなことも
増えてきた気がします。

あと、
自発動をする、
自発動に入るのと
同じ感覚で、

気功の練習を
している時以外の時間でも

何かの世界に
ぽんと入ることが
増えてきた気がします。

といっても
大した話ではなくて、

例えば、
編集の仕事をしていて、
気がつくと、
朝になっていた。

鳥の声、
窓の明るさに
びっくりして、

自分は
ずっと書いていたんだって
その時、初めて気づく。

というような
きっと
多くの方も経験されたことが
あるような感覚です。

ただ、
私自身は、
気功をするまでは、

仕事で
どんなに忙しくても、
追い詰められても、

そういうことが
全くなかったので、
面白いなと思っています。


***

盛鶴延先生は
その書道家で、

多くの人は
才能があっても
書く枚数が足りないね。

彼は、
1日にものすごい数の書を
書いているから、

その中から
名作が生まれているのだね。

と言われたのを聞いた時、

確かに、
世の中は
そういうものなのだろうな。
すごいな。
そうありたいな。

と思いましたが、
その一方で、

まず、
それだけ
何枚も書けるという
才能自体がすごいな。

私はそこまで
書けないな。

と思ってしまいました。

よく、
「好きこそものの上手なれ」

と言いますが、

まず、
そこまで
好きになれるもの、
夢中になれるものを
見つけることが
難しいんだよな、

と思ってしまったのです。

でも、
それから年月が経ち、
自分自身、
自発動が
身近になってきた今、

もしかしたら
順番が逆なのかな。

いや、
逆とまでは言わなくても、
別の道もあるのかもな。

と思い始めています。

最初は
何となく好き、
程度でも良いのかもしれない。

でも、
自発動をしながら
なんとなく
毎日書いたりしているうちに、

自分の身体のエネルギーと
つながっていって、
気がついたら、
たくさん書けている。

そういう道も
もしかしたら
あるのかもしれないな。

そう思い始めています。

だからといって
今、私が
そういう道を見つけて
できているわけでは
ないのですが(涙!)、

そういう道があるかも、
と思えることは、

気持ちが
明るく、軽くなり、
未来に希望を感じます。

では、また!

====
もしよろしかったら、「スキ」「フォロー」をお願いいたします。励みになります!
====

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?