Hamburg Ballet / Beethoven-Project

2018/7/6金 19:30- ハンブルク州立歌劇場

Music: Ludwig van Beethoven
Choreography and Costumes: John Neumeier
Set: Heinrich Tröger

Conductor: Simon Hewett
Piano: Michal Bialk
Violine: Konradin Seitzer, Sebastian Deutscher
Viola: Naomi Seiler
Violincello: Thomas Tyllack
Orchestra: Hamburg Philharmonic State Orchestra

前シーズンのノイマイヤーの新作、ベートーヴェン・プロジェクト。プレミアではありませんが、バレエ週間に観てきました。

公式リーフレットより構成は下記の三部(ドイツ語)となってます。
Beethoven-Fragmente
Intermezzo
Eroica

Beethoven-Fragmenteは、ベートーヴェンの小品に乗せて、ベートーヴェンの人生が語られるパート。といっても明確なストーリーになってるわけじゃなく、まさに踊りの中に断片が現れるという感じです。メトロノーム、可愛がっていた甥っ子カール、破れた恋、聴力を失う、、、などなどが出てきました。

Intermezzoは、なぜかギリシャ神話の世界(これ意味が分からなかった)。しかもちょっとユーモラス。エドウィンにアポロの姿をさせたかっただけなのでは?とうがった見方をしてしまいましたすみません。

Eroicaはベートーヴェンの第三番エロイカ交響曲にそのまま振付がされている、シンフォニックバレエのパート。ストーリーは本当にないんじゃないかな。イメージとしては、ノイマイヤーの世界で見られたクリスマス・オラトリオの群舞のシーン、あれが延々と続く感じです。

以上が作品の概略ですが、個人的には特に好きなタイプの作品ではないなあというのが第一印象。駄作だということではないんですけど、ストーリーのないシンフォニックバレエでひたすら若手が明るく元気にステージを跳ね回る、という印象で、前述したように過去に観た作品の一部分を延ばしたように感じてしまいました。

ベートーヴェン役のアレシュ・マルティネズの他には特定の役はなく、若手中心の配役。ダンサーは力強くとてもよいパフォーマンスを見せてくれたと思います。中でも、やっぱり光るのは菅井円加さん。男性並に滞空時間の長いジャンプは勿論ですが、その音楽性はハンブルクダンサーのなかでも群を抜く!!ベートーヴェン役、男装の円加ちゃんがやってくれたら物凄く楽しいかも・・・!

ところでベートーヴェン役のアレシュが最初のパートで首に巻いてる白いバンダナ(古い言い方ですみません!)は一体なんなんでしょ。上半身衣装なしなので、私には日本の工事現場の方達が巻いている汗対策用のタオルに見えて仕方なかった^^;

あと、多分甥っ子カール役を演じていたと思われるBorja Bermudezがいい意味で気になりました。まだ若くて体も細いけど、テクニックがしっかりしていて手足が長く、可愛い顔立ち。彼の今後の活躍に期待してます♪

短いですがこの辺で。

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