ショパンダンス小

Hamburg Ballet / Chopin Dances

Hamburg Ballet / Chopin Dances
2018/7/7土 20:00- ハンブルク州立歌劇場

キャストやスタッフなどについては下記画像を参照ください。(ハンブルク公式サイトから既に前シーズンの情報が落ちていて、コピペできなくなっていた・・・)

Chopin Dancesは、ロビンスのDances at a GatheringとThe Concertの二本立て。短い公演でした。

◇Dances at a Gathering

今回大好きなサーシャを観られたのはニジンスキー・ガラのドンジュアンとこの作品だけ。サーシャがロビンスを踊るのを観たかったので、その点では大満足でした。
この作品、私、たぶん全幕(と言っていいかわからないけど)を観たことないと思います。ストーリーはないけど、ショパンの音楽に乗せて複数組の男女の人間関係が描かれていく。余り重いものはなく、いい意味でアメリカンな感じだなぁと思いました。でもとっても洒落てて素敵。
サーシャのBraun(=Brown)はソロが多かったな。最初のソロ、物凄くエレガントで、最近ニジンスキーばっか観ていたので、ああサーシャのちゃんとした踊りは久しぶりに観るなぁと嬉しくなりました。あと、カレンとサーシャのユニゾンって初めて観たけど踊れる二人で見応えある!そしてこのBraunってかなり振付がテクニック的に難しい。その難しいパを涼しい顔で音楽性たっぷりに踊るサーシャ。やっぱり好き!
そしてGreenを踊ったシルヴィア。彼女はこの役、この日が初役だったそうです。そんなことは全く感じさせない完成度。Greenは一人で出てきて、何人かの男性にちょっとモーションかけて(言葉が古くてごめんなさい!)、結局うまくいかなくてチェッ!って言ってハケていく役。これがもー可愛くて可愛くて!ほんとこの人、何と年齢を感じさせずいつまでも少女のようなピュアな可愛さを持ち続けている人なのかしら。
ロビンスはガラでもパリオペのダンサーが踊るのを何度か観ていますが、ハンブルクとはだいぶ違う雰囲気。パリオペのダンサーが踊ると洒落た感じが立ってきますが、ハンブルクのダンサーが踊るといい意味で人間臭くなるなぁと思います。

◇The Concert

これも初めて観た作品だと思う。ピアニストのコンサートを観に(聴きに)来た人達の人間模様をユーモラスに表現した作品。ピアニストもコミカルな演技をします!

主役のバレリーナはカロリーナ。彼女はこういうコミカルなものやらせたら天下一品!超可愛かった。で、彼女にちょっかい出す男性をイヴァン、その妻がパトリシア。イヴァンが女好きの中年男をめっちゃ好演してて・・・この人も、こういう役大好きなんだよなあ♥

若干、ハンブルクにまで来て何故この作品を・・・というところもあるけど、バレエ週間だし祭りだからまあいいか!って気持ちになりました。プログラムには、ロイヤルバレエから一部装置を借りてますありがとう!ってクレジットが。ロイヤルのダンサーがやるとどういう感じになるのかな?

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