まとう

三東瑠璃、武井よしみち 異端×異端

2018/9/4火 19:00- d倉庫

コンテ好きの知人におすすめいただき、d倉庫に観に行ってきました。個性的で面白かった!

■三東瑠璃 Matou

ほとんど無音から始まり打楽器の音(アジア風?)が次第に大きくなってまだ静かになる。そんな音にのせて、驚くべき動きが!最初から最後まで、顔がほとんど見えない。その状態で彼女の上半身は物凄い柔軟性でいろんな形になっていく。目の前で動いてある形になっているのに、手がどこにどういう状態でおさまってるとか、展開図がすぐには頭の中に思い浮かばない。いまだにコンテの最高傑作のひとつだと思っているダミアン・ジャレのVESSELのときも思ったけど、顔と認識できる部分がないと観ている方は人間の感情を感じることができず、動物とか宇宙人とか、意思疎通のできない何かを見ている気分になってくる。今回の作品の最後の方、立った状態で顔が見えないポーズは主を失った体みたいでちょっと気味悪くすらあった。

そういう動きとか音の印象とか、とにかくVESSELを想起させる作品でありました。三東さん、実はVESSELの出演ダンサーのお一人。あの振付は彼女の動きからのインスピレーションが大きかったのでしょうか?(VESSELの感想はこちら http://kikoworld.blog.fc2.com/blog-entry-238.html)

■武井よしみち+ブルーボウルカンパニー'96 「I wish you were here 2018-sep 足が耕す表現の世界」

一人でドラム、サックス、歌の三役でジャズっぽいナンバーを奏でる作品。観る前は、私はこのジャンルは得意じゃないわーと思ってたんだけど、見始めたらいつの間にか彼に引き込まれて一緒にリズムをとっていた😅凄い人ですね!

狭い会場でしたけど、台風で風が強まるなか8割ほどの人入りでした。

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