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ひとりぼっちの誕生日

5月3日、24歳の誕生日を迎えた。

帰省することも、友達や恋人と会うこともできなくて、ひとりでこのnoteを書いている。

かれこれ3月中旬から、一度も恋人に会っていない。まだ1ヶ月半くらいだし余裕でしょ、と言われればそれまでなのだけど、会えない期間がいつまで続くかわからないという点では結構きつい。

3月中旬、たぶんわりと早い時期に「お互いのために、落ち着くまで会うのをやめよう」と提案したのはわたしで、その当時彼は「でもせめて誕生日は行きたい」と言っていた。だけど結局おさまる気配はなく、誕生日に会うこともやめた。

わたしと彼はお互い社会人1年目で、電車で1時間半くらいの距離にいる。こんな騒ぎになる前は「働きはじめたら毎週土日だけ会おうね」と約束していたのだけど、その約束はまだ1回も果たせていないし、いつ果たせるのかもわからない。

買い出しに出かけたとき、手を繋いで歩いているカップルを見る。わたしが住んでいるアパートに、手を繋いで入ってくるカップルもいる。

正直、いいなぁ、と思う。どうせ買い出しで混雑したスーパーに行っているし、家で恋人と会うのもリスクは変わらないかも、とか、そんな危険な考えがふっと浮かんでしまうこともある。だけど冷静になって「お互いに会ったせいでどちらかが感染したら」「感染して最悪の結果になってしまったら」「向こうの家族にうつしてしまったら」と、わるいほうに考える。そうするとまた、絶対に会うのをやめようと腹をくくることができるのだ。

この自粛期間、恋人がいる人はどうやって過ごしているのだろう。ためしに(?)、この1ヶ月半実践してきて「いいな」と思ったことを書いてみる。

◎日記の共有

毎日(わたしはよく忘れてしまうけど)日記を書いて、Googleドキュメントで共有している。今日の出来事、そして一言お互いへのメッセージを書く。コメントをつけられる機能もあるので、お互いの日記にコメントすることもできる。

◎電話の頻度を決めない

職場の人とのオンライン飲み会が入ったり、今日の仕事でわからなかったところを調べたいなと思ったり、社会人はなかなか事前に予定が組みづらいので、決めないほうがうまくいく。なにより、週○回は電話しよう、毎週○曜日に電話しよう、などと決めてしまうと、強制感が出てきてしまう。

◎一緒に勉強する

偶然にもお互いプログラミングをやっているので、土日は一緒に勉強することが多い(というかわたしが質問しまくることが多い)。

◎一緒にYouTubeをみる

画面共有ってすごいよね、本当にありがたい機能。お互いのおすすめの動画をみて楽しんでいる。3年前に初めて彼にYouTubeを勧められたときは全く興味がなかったのに、今ではわたしのほうがハマっている。自分ひとりでみるときはほぼ東海オンエアしかみないので、おすすめされた動画をみるのは新鮮で楽しい。


彼と電話をするときに、よく自分たちのことを褒めている。ちゃんと自粛して偉いよね、この期間はきっと誇りになるよね、後悔しない一番の方法が取れているよね、などなど。当たり前のことをしているのだけど、でもちょっとくらい褒めても良いよね。誕生日なのに、大型連休なのに会わなくて偉い。同じように自粛している人、一緒に頑張りましょう。



タイトルと内容が合っていないけど、せっかくの誕生日なのでこのままでいく。メッセージをくれた人、手紙やプレゼントを送ってくれた人、本当にありがとうございました。みなさんのおかげで、ひとりだけどひとりじゃない誕生日を迎えられました。自立したかっこいい女性になれるように頑張ります!

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