初めて自分の声をレコーディングした日

12時間前、人生で初めて自分の声をレコーディングした。

普段スタジオで歌い慣れている人や宅録で録った事がある人ならなんてことにない1回目かもしれない。でも自分にとっては、凄く意味がある1回目だった。

だから、こんな時間(午前2:00)に、こんな深夜テンションで書き殴ってやろうと思う。明日起きたら恥ずかしくて「うあぁぁぁくぁwせdrftgyふじこ」と言いそうだが、まぁそれも良しとする。良しとするんだ。

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昔から自分はとにかく「喋り」をするのが苦手だった。

小学生の頃から軽い吃音書みたいに、とにかく吃る癖があった。当時それは笑いの種として活かされていたが、中学生以降は嘲笑の対象には十分すぎる材料だった。

次に喋るのが速い。だから、よく親や友人から「自分が喋るよりも10倍遅く喋るといい。それでやっと普通に聞こえる」と言われていた。

これの何が一番辛いかと言うと、喋り方を指摘される事よりも「相手に自分のいいたい事が伝えられない」のが一番辛かった。

好きなゲームの話題や、他愛の無い話、そう言った声を使って喋る行為をしてコミュニケーションをしようにも、「相手に言いたい事をちゃんと伝えられるだろうか?」と言う不安が、常に頭の片隅にあり、喋るという行為が大きなコンプレックスになっていた。

就職活動の時は本当に不安だった。なにせあれほど、声を使って自分を伝えるのが試される場なんてないのだから。

これまでの人生で人前で「喋る」と言うのが苦手で、そのマイナスポイントは別のスキルで補う事に徹して逃げていた。

変わったのは去年の11月頃からだ。

秋葉原サイファーに初めて参加した。音楽のビートに乗せて喋ってるだけで、こんなに楽しいのかと衝撃だった。しかも、歌っている間はリズムキープの為に上手く言葉を合わせないといけないので、速く焦って喋る事も少なかった。

そして何よりも、自分が好きなゲームの話が伝わるというのが凄く嬉しかった。MCバトルでは相手をディスル事で場を沸かすが、秋葉原サイファーの場合はアニメや声優さん、ゲームについて、いかにその作品の愛を語るかで場を沸かしている。

それが「相手に言いたい事をちゃんと伝えられるだろうか?」と言うコンプレックスを抱えていた今までの自分では、考えられないほど新鮮で、「声を使って喋る」という行為は、ちゃんと向き合ってみると、自分にとっては楽しく、そして誇らしい玩具なんだと気付かされた。

これが最近までの話になる。

その後有り難い事にマイクリレーに誘われ、lyricに合わせて歌う事に挑戦する機会を頂いた。それが3週間前ぐらいになる。

そして12時間前、スタジオの入って初めてレコーディングをした。

レコーディングした自分の声を聴いてみる。

わかってはいたが、やはり自分の声は笑ってしまうほど酷かった。

焦っていて、聞き取りづらくて、自分が理想としていた声からは、激しく乖離していた。でも、そんな事よりも喋るのが苦手な自分が、今こうしてレコーディングしている現実の方がヤバくて悩みはすぐに消えた。

「とにかく上手くかっこよく歌えるかはどうでもいい、伝えたい事をちゃんと伝えればそれでいい。」

その事を頭に入れてガムシャラに声を出してたと思う...ただやっぱり聞けばきくほど、酷い声だ。くそ、全然かっこよくない、ないけど、あれちょっと今のよかったぞ、もしかしたらこれ、良いんじゃないか...?良いのか...、次テンポ意識して合わせてみよう、おっいいぞ、なんかそれぽく聞こえてきた!、もうちょっと頑張ってみよう、次はさっきよりも上手くできる、できるぞ、できた...!..いや、でも...違う..けど!

...っと言う事を考えながら声を出して、人生初レコーディングは終わった。

そこで「やったー!」と達成感で満たされて終わるのだろうと、スタジオに入る前はそう思いこんでいた。でも終わってから思ったのは「もっと上手くなりたい」だった。

こんな声じゃなくて、もっと、自分の理想とするフローを出したい。こんなダサい声じゃなくて、ちゃんとリリックを上手く吐き出せるようになりたい。こんな声でも歌った曲をちゃんと聴いている人に伝えたい。

それが、人生初レコーディングを終えて今正直に言える事である。

24年間生きてきた経験上こういう青臭い初心というのは忘れてしまうのが世の常だと思う。

なのでこれは喋るのが苦手で逃げてた自分が、喋る事に向き合ってそのコンプレックスを武器に変えようとした事実を残すノートとして忘れないよう、ここに書き殴ってやろうと思う。

2018/07/15


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おわり

#日記   #音楽




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