テレビ番組の会議が楽しいのは何故か?
テレビ番組は入念な会議によって作られます。
恐らくコンテンツとかプロダクトとか、みんなで何か一つの物を作るには必ず会議を必要としますよね。
時々、「会議って無駄じゃん!」とか「会議やる必要ねえよ!」みたいな意見があるわけですが、当然僕も言わんとしていることは分かります。
ただ、会議ってそんなに悪いもんでもないとこの業界に入って思うようになってます。
つまり僕は会議がメチャクチャ嫌いだった人間なんです。
テレビ番組の会議におけるキホン
色んな会議があるんですけど、番組会議だとします。
今週はどんなネタを使うかを決めるためのネタ出し会議は退屈だと思ったことはありません。
この会議のキホンは、
・あらかじめ、作家たちは決められたテーマに基づいて企画案を考えてくる。これを「宿題」と読んでいる。
・会議ではその宿題を誰もがキャリア関係なく順番に発表する。
・会議は宿題を元に議論をしていき、そこから改良されたりして企画案が決まる。
・相手の意見を否定しない。良いところを膨らませていく。
・会議は大抵2時間。
どのテレビ局もこのフォーマットで番組の会議をやっています。ということは多分これが一番効率が良いやり方だったのだということもできます。
会議が始まる前に会議の半分以上は終わっています。ということがポイントなのかなと思います。
すでに考えた状態でそれぞれが集結するので話しも進みやすい。それに順番に考えてきたことを発表していくので嫌でも会議に参加していくことになります。
また、どんな意見でも頭ごなしに否定されることはありません。良いところを拾っていって膨らましていきます。これってブレスト会議の基本と呼ばれている部分ですよね。
何で楽しいんだろう
会議までに自分のアイデアを「自由」に考えることができる。この自由にってところが良いのかなと思います。
怒られるかなーとかそういう心配をしないでいいんです。むしろぶっ飛んだアイデアが尊重される世界なので。
それに、自分が会議に主体的に関われるということもそうでしょう。ただ相手の話を聞いてるだけの会議ほどつまらないものはないです。
・会議で考えるな。その前に考えておけ
・時間という制限を設けろ
・会議の参加者を熱狂させろ。そのために発言させろ
テレビ番組の会議が面白い理由をまとめるとこんな感じになるかなと思います。
会社やビジネスの場面でも大いに使えます。
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