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尖った企画をください、と言う人の9割は企画の判断ができない

尖った企画をくださいという発注を受けることは放送作家、よくあります。

その注文自体はよくわかります。ありふれた番組は嫌だ、新しくて刺激的なものが欲しい。というのはどのテレビマンも思っていることです。

なんなら視聴者が一番思ってますよね。

視聴者が尖った企画を見たいと口にするのは良いと思いますが、製作側の人間が「尖った企画をくれ」とはまり言ってはいけないんじゃないか、というのが持論です。

理由は単純。

尖った企画をください、と言っている人の9割はそもそも尖った企画とは何なのかをよく理解していません。

雰囲気で尖ったものを要求しているので、どんな企画をぶつけても微妙な反応になります。

これはどの業界のクリエイティブにもいえることですが、

尖った企画とは何なのかを自分なりに定義しておくべきです。

自分が尖ったと思った企画は過去何があったのか。それは何故尖っているのか。

その尖りは何かに応用できないか。

などを自分の中で言語化さえしておけば、「尖った企画を」という漠然とした発注ではなく、「こういう感じで」という発注ができるのです。

この言語化を怠らず、感覚ではなくロジックに頼りだすようになると、尖った企画や面白いアイデアが一気に出てくるようになるのかなと思います。


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