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#9 バンドオブブラザースを語る〜第7話 雪原の死闘〜

みなさんこんにちは、聞くだけ屋の菊田圭です。

いやー、世の中は例の不倫報道で賑わっておりますね。もちろん僕は基本関係ないわけなんで、渡部さんに怒りや恨みが湧いたりってことはないですが、ただ佐々木希さんと似たような状況になった経験があるので、気持ちを少し想像してしまったりしています。相当しんどいでしょうね。
時に人の人生というのは金と権力があれば簡単に動かせてしまうものなんですよねぇ。

さっ!笑
今回もバンドオブブラザースについて語っていきたいと思います笑


この第7話でリプトンを好きにならない人がいるでしょうか。

「ザ・縁の下の力持ち」という感じで、彼はひたすらに隊を支え続ける存在です。今回は兵士達の精神状態の変化とともに、有能な指揮官が足りていない現状についても描かれています。ノーマン・ダイク中尉という大変無能な指揮官のおかげで兵士達の指揮はダダ下がり。ほかにもピーコックとシェームズという2人も指揮官としての信頼を得ていません。


これダイク。すぐ本部行っちゃう。

この雪原での死闘により兵士たちは心身ともに擦り減っていきますが、リプトンはとにかく声をかけるかける。もはやフォローの鬼です。しかもめちゃくちゃ上手いんですよ。

みんながダイクについてのディスをしていても、ダイクを落とさず兵士達を持ち上げながら士気を高めることに努めていきます。

ダイクが基本現場にいない中、1月3日、E中隊はフォイという町にいるドイツ軍の砲撃に晒されてここで被弾するのがトイとガルニアです。
トイは一度被弾して病院から抜け出してきてからの被弾でした。足がぶっ飛んでしまいます。

トイとガルニアってこのドラマの中で覚えやすい主要メンバーなので、初見ではこの2人がいなくなることがとてもショックだったことを覚えています。

ガルニアはトイを助けるためにタコツボから出た時に再び砲撃が始まり足を負傷。重症で2人とも戦線離脱となります。ショック!

コンプトンはこの2人が負傷する瞬間を目の前でみてしまい、完全に精神が尽きてしまいます。とても2人を可愛がっていたからです。彼の演技はすごいです。本当に精魂尽き果てた顔をしているし、目は常に死んでいるというか涙ぐんでいます。

結局コンプトンも戦線を離脱。唯一指揮官として有能だった彼がいなくなり、E中隊はさらに弱体化してしまいます。ショック!!



そして1月9日、再び敵からの砲撃を受けます。爆風で転んでしまったラズは地を這いながら急いでタコツボ向かいます。目指すはさっきまで一緒に笑っていたマックとペンカラのところです。二人も「ラズ!早く来い!」と呼びかけます。

しかし

恐ろしいことに砲弾はマックとペンカラのタコツボに命中。ラズの目の前で爆発して二人とも死んでしまいました…。このシーンには誰もが衝撃を受けたんではないでしょうか。あまりに一瞬の出来事で僕もしばらく時間が止まりました。そして5秒後くらいに

オー…

マイ…

ゴッッッ!!!

ってなりますよね。


そしてこの出来事にダメージを受けたのはマラーキーです。
これは第7話の冒頭のシーンです。

名前を振っておきました。
この写真の中で、ガルニア、コンプトン、マック、ペンカラがいなくなってしまいました。みんなマラーキーと仲良しでした。

リプトンはマラーキーを元気付けるために、ドイツ製の銃であるルガーを渡しました。マラーキーは弟にルガーを持って帰りたいと言っていたからです。
リプトン優しすなぁ…。リプトンはマラーキーに後方での伝令に2、3日行ってこないかと促しますが、マラーキーは前線に残ると断ります。
すごいですよね。トイも戻ってきた時同じことを言っていました。みんなと一緒にいたいと。士気と絆が半端ねぇ。

僕は何度もBOB(バンドオブブラザース)を見るたびになぜかマラーキーが気になるようになってました。なぜだろう。今ではマラーキー大好きになってます。


フォイという町に侵攻することになったリプトンは、作戦前日の夜、ウィンターズに言います。

「ダイク中尉には信頼を置けません。ただ軍服を着ておられるにすぎません。」

おられるwww
こんなやつに「おられる」なんて必要ないよーww
リプトンは律儀な男です。
ウィンターズに言ったところでどうしようもないことはリプトンもわかっていたんでしょう。でもE中隊を思うからこそ言いました。ウィンターズも少し驚きの表情でした。

フォイ侵攻当日、ウィンターズはダイクに説明をするんですが、聞いてんだか聞いてないんだか。あくびをします。
このお話でダイクはあくびをするシーンが数回あります。これは僕の見解ですが、彼はE中隊の隊長であることにプレッシャーを感じて緊張、そしてそれに対しての拒絶と逃避がこのあくびに表れではないかと思います。瞬きも多いし体の揺れも強いく、手を握る仕草も不安を表しているような気がします。やる気がないのにやらされてる感ですね。そういう心情で演技をしている気がします。

実は僕もそうなんですが、緊張してくるとあくびが出る体質です。ストレスなのでしょう。
ダイクをみた時最初は緊張感がなくてあくびしているのかなって思ったんですが、今はストレスのせいかもって思ってます。


フォイ侵攻の途中でダイクはテンパリまくって突撃を道中で中止させ任務を放棄。ダンマリを決め込みます。

ね?黙ってるでしょ?ww完全にスイッチ切ってます。

もちろん重荷なのはわかるしイヤな気持ちもわかるけど、本当に拒絶して逃避するのはナシですよね。そのせいで沢山の兵士が犠牲になってしまいました。やり抜いてくれええええ!


ウィンターズはスピアーズを呼び出してダイクと変わらせます。怒りすぎてシンク大佐が喋ってるの無視してますwww


そんでこのスピアーズが鉄人なのです。

このシーンかっこ良すぎるwww

スピアーズはすぐに的確な指示をして突撃を続行させます。そして敵の真ん中を突っ込んで1往復するという鉄人を超えた凄技を披露wここはもう凄すぎて笑うしかありませんw

スピアーズについてはみんなが噂していました。部下を撃ったとか、捕虜を20人撃ち殺したとか、いやいや30人だとか。自分の噂が広まってることをスピアーズは全部知っていました。ワザとらしくタバコを勧めるシーンでそれは明らかです。
でも彼はそんな噂を否定しませんでした。不確かでくだらないことだと思ったのか、そっちの方が自分が怖がられてていいと思ったのか、そこはわからないけどとにかく鉄のハートすぎる。鋼鉄のイケメンです。


では最後に、ラストシーンのスピアーズとリプトンの会話をご覧ください。簡潔でポップにしてあります。


リ「スピアーズ中尉、あなたのような素晴らしい指揮官を迎えられてみんな喜んでます。」

ス「なにゆうてんねん。指揮官ならもういるやろ。」

リ「??」

ス「いやわからんのかいw 君やろ、軍曹。」

リ「😳!」

ス「近々昇進や。おめでとう、少尉」

スピアーズの笑顔かっけー!!

そしてリプトン鈍すぎるーwどう考えてもアンタだー!w女子にもこんな感じなんだろうか。律儀で鈍い男子ってカッコいいですよね。羨ましい。僕は探りすぎて結局手も足も出ず自滅するタイプですw

ということで、とにかく今回はリプトンの律儀、謙虚、実直、勇敢、その他諸々!の素晴らしさが描かれていました。

しかしこれを見ると昇進という難しさがわかります。ブルやマーティンだってこの段階で少尉とかになっても全然良さそうですよね。ピーコックが中尉になれてるのにぃぃ。

この第7話は小さい伏線?が随所にあってすごく面白いです。書きたいこと多すぎて書けなかったなー。

書きたいことを箇条書きにするとこうなります。

・この頃にはみなコートを着ている。物資来てよかった。

・ドイツ兵の落馬のスタントが鬼。そしてまるで鹿を狩ったかのように喜ぶフーブラー。

・パワーズ射撃うまい。いいやつ。

・ウィンターズガタガタ震えてる。コートの襟の形カッコいい。

・シェームズも嫌われてる。

・ピーコック帰還でみんなテンアゲ。

・リプトンとダイクの会話でダイクに気の毒と言われると腹立つ。

・ポパイのニット帽姿かわいい

・リプトンの息子が元気すぎて困る時のガルニアの顔がアメリカぽくて最高

・ウィンターズ、珍しくリプトンに対して「明日はきっと現れるさ」というちょっと雑な返事。

・リプトン、狙撃兵の囮になるとか頭おかしすぎる。

・パワーズやっぱ射撃うますぎわろた。

・スピアーズの「グラチュレイション」の言い方がかっこいい(字幕版)

と、こんな感じです。

今回も書くのにかなり時間かかってしまった。
読んでくれた皆様、ありがとうございました。

また次回、お会いしましょう😊

では、幸運を。


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