午前中の「ゴールド時間」を最大限に活かすコツ

私は、1日を5つの時間帯にわけて、それぞれの時間帯に適した種類の仕事をしていく方法を、最も効率のいい時間の使い方として提唱しています。その中で、1日のうちで最も貴重な時間帯である朝の「プラチナ時間」の終了後から、ランチタイム前までの時間帯を「ゴールド時間」と呼んでいます。具体的には9時〜11時50分までの時間を指しています。いわゆる午前中の時間帯を最大限に活用するために、知っておかなければならないポイントをご紹介したいと思います。

■「ゴールド時間」で仕事の8割を終わらせる

私はダメ社員だった頃、このゴールド時間を完全に無駄に過ごしていました。9時始業の会社だったのですが、仕事をなかなか始めずに、朝のミーティングが終わったら、一休みのお茶を飲み、新聞やネットを眺め始めて、結局11時近くになっていることがほとんどでした。

お客様への提案書の作成や会社への提出書類の作成など、やることがたくさんあるにもかかわらず、「目が覚めていないから午前中はウォーミングアップだ」などと、自分を正当化しながら時間を無駄にしていたのです。

午前中の「ゴールド時間」は、体力や集中力も高く、仕事をする上で最も効率のいい時間帯です。この時間を無駄に過ごして仕事を後回しにすることには、何のメリットもありません。未来の自分は忙しいかもしれないし、今以上にテンションが低くなるということを忘れないでほしいのです。

「ゴールド時間」には「1分も無駄にしない」という気持ちで仕事に取り組むようにしましょう。そして、9時から11時までの2時間で8割の仕事を終わらせるように心がけてください。「おいおい、2時間で8割の仕事が終わるわけがないだろう!」と怒る人もいるかもしれません。私は、すべての仕事を11時までに終わらせろと言っているのではありません。

私が言っているのは、クリエイティブワーク(文章作成、提案書作成、企画書作成)などの頭を使う仕事を「ゴールド時間」で終わらせるということです。理想を言えば、さらにその前の6時〜9時の時間帯である「プラチナ時間」ですべて終わらせるのが1番ですが、「ゴールド時間」内で終わりにできれば何の問題もありません。

ここでのポイントは、11時を目標に仕事をするということです。すると、何か突然の用事が入っても12時までには終わるものです。ガタガタ仕事をしてお昼を食べそびれることもなくなります。ランチタイムをしっかりと取れないと、後の時間にも悪影響を及ぼします。11時までの2時間はしっかり集中し、その後はゆっくりとランチ、そして午後の時間に臨む。このようにメリハリをつけることが大切です。

■即実行で時間短縮をする癖をつける

「ゴールド時間」の仕事のやり方として、大切なことは「今すぐにやる」ことでどんどん時間短縮していくことです。「ゴールド時間」は貴重なのです。1分も無駄にしたくないのです。目の前にやるべき仕事があったら、即実行する癖をつけてください。

即実行する癖をつけるために必要な心がけが2つあります。

1つ目の心がけは、「この仕事を片付けてから」と、簡単でやりやすい仕事の優先順位を上げないように注意することです。午前中にやらなければならない仕事がいくつかあるとき、どうしても「面倒な仕事」を後回しにしてしまう傾向にあります。そして、ここで言う「面倒な仕事」というのは、たいていの場合「頭を使う」仕事なのです。

「ゴールド時間」においては、頭を使う仕事が先、頭を使わない作業のような仕事は後、なのです。この優先順位は非常に間違いやすいので、ここで順番を間違えないようにすることが「ゴールド時間」を最大限に活用するためには必須のことです。

そして、もう1つの心がけは、「重要な仕事に取り掛かる前にそのための余計な準備をしようとしない」ということです。「これをやるためにはまずこれをやらないと」「これを先にやってからでないと」と、仕事に取り掛かる前にいろいろと考えて、「すぐには取りかかれない」理由を自分で作ってしまう場合があります。

そういった余計なプロセスを考えていると、いつまでたっても仕事に取り掛かることができません。無駄なプロセスは一切カットしていきなりやるべき仕事に取り掛かりましょう。「その前にこれを」と前置きを置こうとするのはやめましょう。

■仕事の細部に最初から時間をかけるのをやめる

「ゴールド時間」を最大限に活用するために、最後に1つ、コツをご紹介したいと思います。それは、質よりもスピード、量を優先して考えるということです。もしくは、とにかく仕事を先に進めることを最優先に考えるようにしてもいいです。

これは、どの時間帯にどんな種類の仕事をするのか?ということとは別の話なのですが、仕事がなかなか進まない人には、共通して「最初から仕事の細部にこだわりすぎる」という特徴があります。これをやっていると、いくら時間があっても仕事が前に進まないのです。進まない仕事というのは、やっていて楽しくないもの。すると、どんどんその仕事の進行は遅れていってしまうものです。

ここでの目安も、やはり「8割」なのです。何事も完成する前から細部に時間をかけすぎると、それを際限なくやってしまうものです。最初は、8割程度の完成度を目指し、とにかく最後までやってしまうことを考えましょう。


ビジネスには有名な「20:80の法則」というものがあります。これは「パレートの法則」と呼ばれるもので、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが唱えている説です。

全体の数字の大部分は、全体を構成するうちの1部の要素が生み出している

時間術で言えば「仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している」ということになります。11時までの2時間で8割の仕事が終わってしまえば、その後の時間は非常に気分よく過ごせるようになります。さらに、仕事の完成度も8割を目指してとにかく最後まで終わらせてしまえば、心にも大きな余裕が生まれます。この考え方が「ゴールド時間」を最大限に活かすために、最も重要になるのです。

<次回予告>
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。次回は、本日お話しした「ゴールド時間」の中で、仕事を効率的に行うための具体的なテクニックをご紹介したいと思います。次回もどうぞご覧ください。


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