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002 笑う達磨

高校時代。

克己・尽力・楽天

この3つを校訓にした母校。
明善高校(1879年〜 福岡県久留米市)  

「文武両道」を掲げており、
スポーツにも力を入れている高校でした。

その大運動会(体育祭)の「応援合戦」
メディア取材も入るくらいのちょっとした地元の名物。

応援合戦については、ちゃんと説明すると下手したら本ができるんじゃないか?!と思うくらい、歴史も中身も深いものがあります。
(母校愛ゆえの贔屓目あり←※多め)    

「赤青黄白」4団構成。
他校女子からも憧れの的・華々しい表の「応援団」と、それを裏で支える「企画」に分けられます。

さらにその「企画」は
「パネル」「美術」「被服」約3つに細分化。

※より詳細はこちらのURLがわかりやすい


もう。
完全なる組織化。
会社みたいなもんです。

みんなおそろしいくらい全力。

なぜなら、伝統があるから。
(先生・先輩がガチでこわい)
なぜなら、志があるから。
(単純に負けず嫌いの集団)
なぜなら、、、
いや。一言。  

「青春」

アツイ感じです!
私もアツくなってた1人。


今回の作品は現役高校3年生 当時のもの。  

白組だった私は、企画長の被服を担当。


応援団はみんなこんな感じ。

動きやすい、けど華のある文字やイラスト。  

カッコイイ。かっこいいよ。
でも…

と、すでに10代でひねくれてた私は

「なんか変わったことがしたい」

と、ばあちゃんに相談。
(ここはお子ちゃま)

ばぁちゃんの答え。
「甘木のおばちゃんに相談してみればよかやんね」

※甘木のおばちゃん
…親戚の伯母。プロの洋裁家。


でた提案。

「浴衣」

おお!
企画長は演舞せんでいいけん、
激しい動きに耐えんといかんわけじゃないし!
いいやんいいやん!やろう!やろう!!

意気込んだものの、すぐに後悔することになる(笑)  

むちゃくちゃ細かい

てか、もう時間がない

おばちゃんとばぁちゃんを巻き込んで

寸・尺

と闘いながら、連日深夜まで自宅作業。

何度、普通の法被にしとけば…と
後悔したことか。笑


なんとか完成!!!!

よし、寝れる!!!

…。

うーん…。物足りない。

出ました。

「物足りない」

この「物足りない」がどうやら
神様を下界に呼び寄せる引き金になってるようです。


床の間に飾ってあった絵をヒントに
描いたこともない水墨画を思いつく。

一発勝負


結局、勢いで徹夜で仕上げたのがこちら

笑う達磨(だるま)

1999.9.12


歴代の「達磨」は威圧的でムッとした顔してますが、企画長の「ホリくん」はピリピリした場を和ませてくれる、笑いと癒しのセンスに富んだ人だったので最後、口は笑わせました。

ほっぺは印用の練り朱肉で。


「徹夜と覚醒の法則」

を体感したいい想い出です。


最後に。
最近の体育祭動画をYouTubeから拝借。

http://youtu.be/8SWGWHVgYGU

懐かしい…。
パネル進化してる…。

感動(T ^ T)


※文中の写真は、公式HP・同窓会HPよりお借りしました。ゴメンナサイ。

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