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#2 Hasselblad X2D 100C ファーストレビュー

みなさんこんにちは、きくりんです。

Hasselblad X2D 100C & XCD 2,5/55Vをお迎えして2週間が経ちました。

ちょこちょこと持ち出してはいるものの、アクセサリーが揃いきっていないこともあり、撮ってはすぐカメラバックにしまってと、大事に大事に使わせていただいてます。

昼間の撮影デビューはネモフィラが見頃の
国営ひたち海浜公園にて

撮影枚数は400枚程度ですが、ほとんどがテストショットのため、あまり出せる写真がありません。

描写性能の検証はまたの機会としますが、今回のエントリーではカメラ自体のスペック、ユーザビリティのレビューになります。

レビューするといいつつ、カメラのスペックについては公式のスペックシートを参照。

https://cdn.hasselblad.com/f/77891/x/056faf645f/x2d_100c_datasheet_jp.pdf

特筆すべき項目としては

・44×33mmのラージフォーマットセンサー
・1億画素
・15段のダイナミックレンジ
・16bitのRAWデータ
・1TBSSD内蔵
・5軸7段分の手ブレ補正

シャッター切るまではいくら手ブレ補正ついてるとはいえ、1億画素ともなれば少しのブレも許されないのかなぁと思ってましたが、意外と手持ちでいけちゃいました。

逆に三脚などに固定した場合は都度手ブレ補正を切らないといけません。

普段使っているα7シリーズではボディ内手ブレ補正切らなくても何とかなってので、この辺りの操作は慣れるのに少し時間かかるかなって思いました。

全体のメニュー表示はこんな感じ。

メニュー項目が少ないこともあり、シンプルで使いやすいです。

約3インチと背面液晶が大きいため設定も見やすい。

握った際はこんな感じ↓

あたりまえですが、SONYと比べると大きい分、グリップにも厚みがありガッチリホールドできます。

私は手が大きい方なので問題ないですが、手が小さめの方はちょっと重たく感じるかも。

液晶はチルト式で40度と70度まで開きます。

40度
70度

チルト派の私としてはとても嬉しい仕様。バリアングルとチルトを併用できる4軸チルトとかも出てるけど、関節部見ると大丈夫??って思います。

ただし上から見た際、アイカップ部分がデカすぎてチルトの一部が隠れちゃう、ちょっと残念。

そして驚いたのが底面にネジがない。

大体のカメラは複数のパーツをネジで止めて一つのボディとして組み立ててますが、X2Dはネジを使ってない。底面まで美しい…

ケーブル接続はUSB Type-Cのみといたってシンプル。下の方はメモリーカードの差し込み口でCFexpress対応。Rawデータが1枚200mbと大きいため、512GBのType-Bをセレクト。

本体に1TBのSSDを内蔵してるのでメモリーカード無しでもデータは保存できるけど、本体ストレージの破損リスクも考慮して、データ保存はメモリーカードの方にしてます。

一番驚いたのは撮影時間の設定。長秒露光68分(笑)

今まで使ってきたカメラは最大露光時間が30秒までだったので、それ以上露光させる場合バルブ撮影にしてレリーズ側でシャッター時間を設定してました。

縦位置だとレリーズが抜けたり、星景撮影のときは手元が暗くてレリーズケーブルが差しにくいなどありましたが、レリーズ無しで30秒以上の長秒露光はとてもありがたい。

4分16秒×5枚を比較明合成

16bitのRawデータにもなると階調に余裕があるため、白飛び・黒潰れしにくいのもすごい。

jpgとraw editの比較

唯一ネックなのがストラップピンの形状が特殊なこと。一般的なストラップがつけられないため、取付金具が必要です。

付属のストラップ使わない派の私からしたらこのポッチになってる部分に合わせるため、専用金具を購入しないといけないのですが…在庫がない。

Amazonで唯一見つけたが在庫なし。ヨドバシカメラでも扱ってるようなので、取り寄せしましたが、いつ届くかは不明。

一応ストラップも売ってたけど7,000円とちょい高めなのとあまり好みじゃなかったので、しばらくはストラップ無しで運用します。

三脚も多用することからL型プレートも購入しました。X2D用を出してるところが少なく、プレートも少し高かった…

操作に慣れない部分もあり、シャッターチャンスを逃す時もあります。ただ、その分被写体と向き合い、一枚一枚ていねいに撮るカメラと思ってます。

次回のエントリーでは、作例をいくつか出せればと思ってるので、また見ていただけると嬉しいです。

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