久しぶりのグルメレポ。京都木津川に本店を構える無鉄砲大阪店を紹介。

今日3/29はお休みで、5月から就労予定の新しい職場に結果を提出するために健康診断だったので昨日の晩から何も食べていなかったから寝る前から空腹を味わっていた。空腹の時はどんなものでも旨く感じる。もともと旨いものなら尚更だ。空腹は最大のスパイスである。

ということで以前通天閣で娘たちのためにちいかわメダルを買ったついでに寄った南海今宮戎駅程近くのラーメン屋である。

【店】
南海今宮戎駅すぐ

大阪府大阪市浪速区戎本町1-5-21

炙りチャーシュー丼がめっちゃ旨そうだ。土日限定なのでいつか土日に行ってみたい。

【ラーメンとその他】

前回は100%のとんこつにしたが今回は醤油とのミックスだ。（とんこつ）:（醤油）＝6:4がベースで比率は選べる。ここはやはりベースだろう。

ブツブツ「うまい、うまい」と呟きながらラーメンを食べる私。ごめんね、隣の青年。

この店の面白い所が店長以外がすべて外国人（しかも国旗の形が長方形じゃない国、そう、ネパール人の顔の男性が多い。今日はベトナム人っぽいお姉さんがいた）で全員日本語がめちゃくちゃ上手い。多分相当鍛えられている。もうすぐ勤めの終わる会社の技能実習生などたちにもそんな風に厳しく接してあげた方がよかったかなぁ。本人たちのためには。

【食事が終わって東洋一のディープスポットである大阪ミナミ(なんば駅周辺)を散策】

摂取したカロリーを少しでも消費するため今宮戎駅から歩いて心斎橋にむかった。心斎橋パルコのナガノショップで娘たちにお土産を買おうと思った。だがしかし、ナガノショップは整理券がないと入れなかった。残念。同じパルコに入っているちいかわランドは整理券なしで入れたが混雑していた。長女にはちいかわデザイン、次女にはウサギデザインのペンとキーホルダーをそれぞれ買った。

街を歩くとたまに路上生活者の方を見かける。彼らは社会的弱者にあたるのだろうか。少数派と言えば少数派だが。「絶望名言」の安部公房アンコールで聴いた言葉を思い出していた。

「弱者への愛にはいつだって殺意が込められている」安部公房

これには解説が必要だ。ここでいう弱者とは社会的弱者のことである。つまり少数派のことである。社会の中では少数派ははみ出し者として社会の進歩や前進を妨げるので排除しようという圧が働く。それがこの言葉の意味だ。しかし、発明や発見は弱者がその弱さや欠点を補うためになされた結果である。文明というのは弱者の生存権の拡張と共に発展してきたのである。社会的弱者(障碍者、こども、老人などなど)を排除してはいけない理由はそこにある。

ほとんどの人はさまざまな病気を克服する発見が病気の人を懸命に治療した結果ということを知らない。そして、いつか自分が弱者になるかもしれないということを認識すらしていない。自分は永遠に健康に生きられると思っているのだ。それならまだ良い方でそんなことすら目の前のこと、自分だけのことしか考えていないので思いすら及ばないのだ。情けない。本当に情けない。もちろん私も含めて。

あからさまに弱者を排除しようという発言をする輩がいる。そんな人間とは関わらない。あるいは距離をとる。

街に佇むホームレスを見かけて、少なくともこの弱者の生存権の拡張のために何をするべきか考える。戦火の難民たちのことを考える。被災者のことを考える。今は何もできないけれど、いつか何かできるかもしれない。死ぬまでに何もできないかもしれないが、何かしようと思うことが重要だ。できるだけ多くの人が。それはとてつもなく大きな力になるだろう。大谷翔平おひとりの莫大な慈善事業よりも名もなき多くの善意ある人間の心を込めた少しずつの寄付の方が遥かに大きな力を持つのだ。もちろん、大谷翔平の慈善事業はすばらしいのはいう必要もない。私が言いたいのは比較ではなくてどちらが持続力があるかということである。大谷が今回のスキャンダルで失脚するようなことがあれば全ては終わるし、下手をすればマイナスにすらなる可能性が孕んでいる。ひとりのとても強い人間の力などとてつもなく脆いのだ。ハリボテなのだ・・・。

最後に難波駅近くの「喫茶ビクトリア」という喫茶店に立ち寄った(写真は撮らなかった)。看板のプリンアラモードを食べたくて入ったのに生憎売り切れだったので堂島ロールセットにした。添えてあったアイスがめちゃ旨かった。

アイスだけのセットもあるようだ。今度はそれにしよう。