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Club Foot #20 J2 第25節 ツエーゲン金沢 vs V・ファーレン長崎

再開1試合目の悔しい敗戦から中4日。台風の接近で延期となった9日のホーム長崎戦がウィークデー開催として行われることになった。相手の長崎は週末に秋田と対戦した後で直接金沢入りのため、長崎・松田監督曰くコンディションは上々とのこと。

メンバー

金沢は前戦からスタメンを4人変更。右SHに出場停止の嶋田が帰ってきた。そしてCFの一角は前節で途中出場から見事なゴラッソを決めた瀬沼が先発。負けたけど個人的な感触は良かったはずなので、連続ゴールを期待したい。

開始早々の失点が苦しめる

開始早々、前がかりで出てきた長崎に守備陣が対応しきれていない状態で、長崎FWの名倉に突破を許してわずか4分で失点。DFの寄せが甘かったなと思うけど、それ以上に名倉は怖い選手。スペースを生かす動きができる上に自分で持っても独力で打開できるテクニックがある。


その後飲水タイムくらいまでは長崎に押し込まれて金沢が受ける展開。落ち着きを取り戻すものの、今度はビハインドを抱えて攻めていかないといけない状態となった。


シュート打ってよ!

いやー、何と言うか。前戦も同じでチャンスは割と作るんだけどシュートの積極性が欲しい。PA廻りで綺麗に繋ぐんだけど、打てるべくとろこで確実性を選んでパスしたり、戻してしまったり、判断を躊躇して取られてしまったり。カバーニやスアレスみたいな獰猛で狡猾なアタッカーが欲しくなるな。。。

むしろこのストレスを抱えたときの前戦の瀬沼のゴールや華麗なティキタカ(死語)のゴールが決まると、たまらなくスカッとするしクセになるんだけど。何だかノースロンドンの某赤いチームを見ているときのようなメンタリティーになってしまっている。

トラオレとビエイラ

相手長崎は戦力を見るとJ2でもトップを狙える充実度だとおもう。右サイドのウェリントン・ハットは強烈なフィジカルで二人・三人がかりでみなくてはならず、こちらの左サイドを蹂躙していた。さながらルカク、またはウルブスのアダマ・トラオレ並みの存在感。前半の早々に負傷交代したのが残念だけど脅威は激減した。

それから長崎の中央に鎮座するカイオ・セザールも脅威だった。サイズがあってスピードもあり、前回対戦でもやられた得点力もある。何だかいつもむしゃくしゃしたときに見る、あの試合を思い出した。

まるでビエイラに蹂躙されるスパーズの気分だ!

現実的目標は残留。

後半は圧倒的にボールを支配して攻め続けるも、引いた相手のブロックを崩せず、逆に終了間際には少ないチャンスで追加点を許し試合終了。なんとも悔しい連敗となった。連戦の疲れだろうか?相手ブロックに対し揺さぶりをかけてスペースを作りたいんだけど、全体的に動きが少なかった。あと前節の瀬沼みたいな停滞した流れを変えるような交代カードが欲しいな。。。

シーズン序盤は台風の目となる雰囲気もあったけど、最近は降格圏も近づいてきて、今の現実的な目標は残留だと思う。今回は実力差を感じるゲームだったが、残留争いのライバルとなるチームには確実に勝ち点を奪っていきたい。



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