見出し画像

Club Foot #15 【20-21 EPL 第29節】ウェストハム・Uvsアーセナル

重要な3週間と位置付けた連戦のラストを飾るのがハマーズとのダービー。この時点でアーセナルは10位に対しハマーズは5位と躍進、CL争いの中にいる立ち位置。対戦で見るとお得意様といった感じだけど難敵には変わりなく、しっかり叩いて中断期間に突入したいところ。

メンバー

先発はワントップにラカゼットがNLD以来の復帰。オーバも先発でこの日は右SHでスタートするも、序盤早々に左SHサカと入れ替わり、ほとんどの時間は左サイドで過ごす。また、右SBにはチェンバース、左CBにはマリがどちらもバーンリー戦以来で入った。最終ラインはメンバーが充実している。

怪物アントニオとリンガード

相変わらずの入りの悪さを見せるアーセナル。ハマーズはアントニオ目掛けたロングボールを主体に押し込んでくる。さらに2列目で水を得た魚のように躍動するリンガード。

15分にアントニオに右を破られて折り返しをリンガードが合わせて先制。さらに直後の17分、ゴール前のFKでリンガードは隙をついたクイックスタートによってボウエンが追加点。さらには32分にもベンラーマに押し込まれ、前半30分くらいで3失点。ハマーズが抜群に良かったという印象はなく、アーセナルがパニックに陥っていた。

ラカゼットとチェンバース

しかし立て続けの3失点でやっと目が覚めたのか、アーセナルの反撃が始まる。ハマーズのプレスが弱まったこともあるが、徐々にアーセナルが押し込む時間帯を増やしていく。38分、チェンバースのクロスをラカゼットが絶妙なトラップからボレーで相手のオウンゴールとなり1点を返す。そこからはアーセナルの時間。チェンバースのクロスとラカゼットのポストプレーでハマーズゴールに襲いかかる。

61分にはお返しとばかりにFKをクリックリスタートし、右サイドを破ったチェンバースのクロスがDFにあたりまたもやオウンゴールで1点差、さらに82分には途中出場のペペのクロスにラカゼットが合わせて同点に追いつく。チェンバース、堅実な守備のイメージだったけど攻撃がこんなに良かったんだ。

まとめ

前半に押せ押せムードになってから最後まで相手に主導権を戻さず、しっかりと追いついたのは評価できる。ただし残り試合数も睨みながら上位進出を考えると、なんとももったいない引き分け。特に2失点目は要らなかったな。

前線は今のメンバーだとやっぱり、ポストプレーで2列目のタレントを生かすことができるラカゼットがファーストチョイスになると思う。逆にオーバはこの日も十分な活躍が出来ず。とにかくゴールが求められているので、何かのきっかけで感覚が戻って来ればと思う。

次は少し空いてリバプール戦。その間のインターナショナルマッチウィークを、メンバー怪我なく過ごしてほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?