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Club Foot #22 【2021 J2 第27節】 ザツパクサツ群馬 vs ツエーゲン金沢

ホーム開催のサマーナイトスタジアムでズルズルと連敗し、とんより重い雰囲気漂うツエーゲン。夏垂れともいうのか、全体で運動量少なく動きが重いしシュートも少ないモヤモヤする試合が続いている。そんな中、中心選手におめでたいニュース。

近頃は気温も下がってきて、暑気払いし充実の秋に突入できるか、この日はアウェーに乗り込んでザスパクサツ群馬との試合。勝ち点2ポイント差の15位と16位の対決。お互い残留を目標とする同士なので、今後を考えると絶対に負けられない。

メンバー

ツエーゲンは前節からスタメンを4人変更。パパとなった藤村の相方に力安が初スタメン。CFは前節の瀬沼から杉浦が先発となった。

一方の群馬。ジュビロから期限付き移籍のDF大武が先発。両チームでベンチ含めてオール日本人なんだな。FW大前は負傷欠場中。

群馬の久藤監督。現役時代に全盛期ジュビロに居たよなーってなんとなく覚えている。その時のコーチにいたのが柳下監督。勝手知ったる旧知の仲。攻守にハードワークする手堅いサッカーで就任後好調。現在2連勝中。

復活したハードプレス

序盤は廣井のうっかりミスで肝を冷やしたが、落ち着いてからは金沢がペースを握って優勢にゲームを進めていく。要因としてはシーズン序盤のような前線からのハードなプレスが復活していたことだと思う。特に杉浦のチェイスでビルドアップを分断し、ロングボールを蹴らせる狙いができており、MOM級の出来だったと思う。

全体のプレスによって奪ったときにも左SBの渡邊が攻撃時に高い位置をとれていて、金子・丹羽との連携で左サイドドからの仕掛けを見せていた。ここ数試合の相手は右サイドに強力な選手を配置していたので、渡邊が出ていけなかったこともあったのだろうか。この日対面した久保田・金城とは互角以上に渡り合っていた。一方で、廣井と松田の間を狙われていた関係か、前半はいつもの嶋田・松田サイドからの攻撃は少なめだった。

期待の新加入

後半、右SHの嶋田に代わって新加入で27日に合流したばかりの平松が早速出場。15分強の出場時間だったけど、パスもドリブルもできるいい選手の印象。途中出場ながらもすんなり試合に入って広範囲に動き回り、攻撃にリズムをもたらした。これからもう少し長い時間で見たい。

まずは連敗脱出

相手の粘り強い守備を前に攻めきれなかったが、前線からのプレスが復活したのはとてもいい兆候。あとはシーズン序盤にチームを引っ張ったもう一つの要素、チーム得点王ながら5月からゴールのない丹羽の爆発に期待したい。

次は町田!!

次戦の相手・町田と第6節で対戦した前回は、アウェーながら金沢が勝利している。最後のサマーナイトスタジアムのようだけど、充実の秋に向けて勢いをつけたいな。


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