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ジンくんのバーンアウトと私

ジンくんのバーンアウトから約1年。
わたしが社会人になって8ヶ月。

ジンくんが酷く辛い思いを経験したバーンアウトについて、働き始めてから前より考えるようになった。

わたしは心が落ち着かない時よく本を読むのだが、
そこで
ジンくんのバーンアウト、
そしてわたしの社会人での葛藤を
何とも癒してくれる言葉と出会った。

毎日を生きる中で無気力になったのだとしたら、
それはたぶんあなたが持てる力のすべてを使ったということよ。
(引用:大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした/著者クルベウ)

この文を読んだ時、何よりもまずジンくんを思い出した。

コロナで制約された生活、
予定していたツアーの延期、
DYNAMITEの大ヒット、
グラミーで初めてのノミネート。

どんどん大きくなっていく人気、
日に日に忙しくなっていく仕事、
だけど目の前にいないファン。

頑張っても頑張っても生きている応えが感じられなくて、
まだまだ成長途中だと感じている自分を多くの人が1人前だと認めてくれるようになって、
気づけば目指していた場所にたどり着いてしまって、
「まだ努力しなくてはいけない」のに、
「さらに努力する必要が分からなくなった」。
ジンくんは心がすり減って、ある時プツンと虚しくなってしまったように感じたのだろうと思った。


まだ未熟なのに、「立派だ」と言われる。
もう疲れているのに、「がんばれ」と言われる。
ゆっくり休みたいのに、仕事がどんどん降ってくる。
そんな自分と周りとのギャップに、心がしんでいく。
わたしはそんな経験をして、またジンくんの気持ちに思いを馳せる。

心が疲れてしまう理由の内容にもの凄い違いがあるとしても、
ジンくんもわたしたち一般人と変わらない、1人の青年なんだと少し慰められた。
それと同時に、このバーンアウトを曲を通して克服する、自分もファンも慰める、誕生日直前に「もう大丈夫だから」という意味を込めて公開する、本当に強い人だなと驚いた。

身も心も疲れてしまうこともある。
そんな時、「僕もそんなことがあったよ」と寄り添ってくれることがどれだけオタクを救うか、ジンくんは知っているのだろうか。

慰めてくれてありがとう、
元気にしてくれてありがとう、
また私たちの前で笑ってくれてありがとう、
感謝してもし切れないほど有難くて、
彼の楽しそうな窓拭きでわたしは明日もがんばれそうだ。

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